古典文学/古典文法/動詞/上一段活用

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上一段活用とは、イ段の一段に活用する動詞で終止形や連体形は「る」、已然形は「れ」、命令形は「よ」が活用の語形についてくる。

活用[編集]

例…着る

語形  未然形  連用形  終止形  連体形  已然形  命令形
きる きる きれ きよ

上一段活用の動詞一覧[編集]

 (カ行)着る (ナ行)似る・煮る (ハ行)干る(乾る)  (マ行)見る (ヤ行)鋳る・射る (ワ行)居る・率る

上一段活用の覚え方[編集]

 上一段活用に関しては、種類が少ないのでこの動詞には覚え方がある。覚え方は「ひ・い・ き・に・み・ヰ・る」という覚え方がある。

※上一段活用について[編集]

 上一段活用は「試みる」や「率いる」などの複合動詞があるが、複合動詞以外に関しては、語幹との区別がないものが多い。