JavaScript 入門 変数と代入演算子

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

JavaScript > 入門 変数と代入演算子

目次

[編集] 入門 変数と代入演算子

[編集] 型の概念

プログラミング言語には様々な型があるが、ECMAScriptが標準として用意しているデータ型は、おおよそ以下の6つですべてである。

文字列(String)型、数値(Number)型、真偽値(Boolean)型、オブジェクト(Object)型、Null型、Undefined型。

このうち、後半のオブジェクト型、Undefined型、Null型に関しては、学習の過程の問題から、その説明を後の項に回しておくことにする。

[編集] 文字列型(String Type)

文字列型とは、その名前の通り、日常で扱う文字全般の事をさし、おそらくはブラウザ上でスクリプトを扱う場合には、最も使う機会の多いデータ型となると思われる。

プログラム中では、通常ダブルクォーテーション(")で囲むことで、文字列型であることを表す。

つまりは、前回のHello,Worldのプログラムの様に

<script>
document.write( "Hello,JavaScript World!" ); // 画面に「Hello,JavaScript World!」を表示
</script>

と書くことで、スクリプトの処理系に、「Hello,JavaScript World!」の文字列を送ることが出来る。

また、ダブルクォーテーションと同じく、シングルクォーテーション(')で囲んだ場合もその部分は文字列として扱われる。

つまりは次のプログラムでは、その表示結果は上下の2行とも同じ結果が期待できる

<script>
document.write( "Hello,JavaScript World!" );
document.write( 'Hello,JavaScript World!' );
</script>

[編集] 数値型(Number Type)

数値型とはその名の通り、0~9の数字で表される数学で用いる10進法の数字を一般的にさす。 JavaScriptの数値型は、数字のプラスマイナス、小数点のある無しを特に気にしない。

つまりは以下の文字列はすべて数値型として扱われる

1000         // 自然数
+1000        // 正の正数
-1000        // 負の整数
3.14159265   // 小数
-9.88        // 負の小数

[編集] 真偽値型(Boolean Type)

真偽値とは、日本語で言う「はい/いいえ」。英語で言う「Yes/No」と同じもので、その値には「true」か「false」のいずれかを取る。

実際のプログラムでは、if文中などで、条件の判別に用いることが多い。

[編集] 変数(variable)

実際にプログラミングを始めてみると、同じ数値を度々繰り返すような場面に、度々出会うことになる。

このような場合、一度その値をどこかに登録しておいて、簡単に記述で再びそれを呼び出せるようにしてあると、実用上大変便利である。

このような事を行うための値を、変数(variable)と言う。 これを使って、最初の「Hello、World!」のプログラムを書くと次のようになる。

var hoge = "Hello,JavaScript World!";
document.write( hoge );

このように書けば、好きな時にいつでも"Hello,Javascript World!"の文字列を呼び出すことが出来る様になる。

変数は、必要なデータを自由に入れて良い。

var hoge = 1000;	// 数値
var hogehoge = false;	// 真偽値

データは、代入されたそのときに、何のデータであるか判断されて、あとで再利用されるときの指標にされる。

また、複数のデータを宣言するときは、次のような省略表記が出来る。

var foo=10, bar="hogehoge";

[編集] 配列(Array)

プログラムを実際に書いていると、順序よく並んだデータを順番に処理したくなる場面が良くある。(特に数学処理などの場合) この様なときのために、配列という機能がJavaScriptには用意されている。 配列は以下の様に記述する。

var fruit = [ "りんご", "バナナ", "パイナップル", "オレンジ" ];
document.write( fruit[0] );	// 「りんご」と出力される

配列で気を付けなければならないのは配列の最初は「0」で始まり、1,2,3と続く。 (理由はCやJavaがこの様な文法になっており、これを受け継いだからである。混乱はあると思われるが慣れるまで使って欲しい。)

配列には読み出し以外に、値の代入も出来る

var fruit = [];	// 何のデータも入っていない配列を用意
fruit[0] = "梨";
fruit[1] = "葡萄";
fruit[2] = "枇杷";
fruit[3] = "苺";
document.write( fruit[1] );	// 「葡萄」と出力される

また、配列にはどんな種類のデータでも入れて良い。

var hoge = [
  1000,  // 数値型
  true,  // 真偽値型
  "名無しの権兵衛" // 文字列型
];

配列のデータが増えて、1行に配列の内容が収まらないときは、上の様にインデントを行って、読みやすくすると良い。

[編集] 余談:変数名「hoge」

今回変数名で使っている「hoge」等、何の事かと言われるかもしれませんが、プログラムの途中で、適当な名前の変数を宣言したいときに使われる何の意味もない名前です。 (2つ目、3つ目が欲しい場合は、hogehoge等を与える場合もありますが、普通はmoge、mage、fuga等が続きます。)

言い換えるなら「名無しの権兵衛」で言う「権兵衛」。

英語圏では、これと同じ意味で「foo」や「bar」、「baz」を使います。

ヘルプ