テンプレートエンジン/Node.js
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Node.jsで使用できるテンプレートエンジンには多くの選択肢があります。それぞれ特徴が異なるため、プロジェクトの要件に合ったものを選ぶことが重要です。以下に、主要なテンプレートエンジンをいくつか紹介します。
EJS (Embedded JavaScript Templates)
[編集]- 特徴:
- シンプルな構文でHTMLにJavaScriptを埋め込むことができる。
- 公式サイト: EJS
- 利点:
- 初心者にやさしい構文。
- Node.jsに組み込みやすい。
- 条件分岐やループが簡単。
- 例:
<ul> <% for(let item of items) { %> <li><%= item %></li> <% } %> </ul>
Pug (旧Jade)
[編集]- 特徴:
- インデントベースの構文でHTMLを簡潔に記述可能。
- 公式サイト: Pug
- 利点:
- HTMLを省略して書ける。
- 冗長なタグを減らせる。
- 例:
ul each item in items li= item
Handlebars
[編集]- 特徴:
- Mustacheテンプレートを拡張したエンジン。
- 公式サイト: Handlebars
- 利点:
- 直感的な構文。
- ロジックをテンプレートから分離可能。
- カスタムヘルパーで拡張可能。
- 例:
<ul> {{#each items}} <li>{{this}}</li> {{/each}} </ul>
Nunjucks
[編集]- 特徴:
- Jinja2(Python向け)のスタイルを踏襲したエンジン。
- 公式サイト: Nunjucks
- 利点:
- 強力な拡張性と複雑なテンプレート構築が可能。
- 条件分岐やフィルタが充実。
- 例:
<ul> {% for item in items %} <li>{{ item }}</li> {% endfor %} </ul>
Liquid
[編集]- 特徴:
- Shopifyで開発されたテンプレートエンジン。
- 公式サイト: LiquidJS
- 利点:
- セキュアでシンプル。
- フロントエンドとバックエンドの分離がしやすい。
- 例:
<ul> {% for item in items %} <li>{{ item }}</li> {% endfor %} </ul>
Mustache
[編集]- 特徴:
- ロジックレステンプレートとして有名。
- 公式サイト: Mustache
- 利点:
- シンプルで軽量。
- フロントエンドとバックエンドで同じテンプレートを使用可能。
- 例:
<ul> {{#items}} <li>{{.}}</li> {{/items}} </ul>
選び方のポイント
[編集]- EJS: 簡単なアプリやサーバーサイドでのHTML生成に適している。
- Pug: タグのネストが深いHTMLを効率的に記述したい場合に便利。
- Handlebars: ロジックをテンプレートから分離したい場合に最適。
- Nunjucks: 大規模なテンプレートや複雑な構造を必要とする場合におすすめ。
- Liquid: セキュアなテンプレートが求められるプロジェクトに向いている。
- Mustache: 軽量かつロジックレスなテンプレートを求める場合に便利。
どのテンプレートエンジンを選ぶかは、プロジェクトの要件やチームのスキルセットに依存します。どれか興味のあるものがあれば、具体的な導入方法や使い方についてさらに詳しく説明します!