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ドイツ語 初級第10課

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
ドイツ語/初級/第10課 から転送)

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Guck mal!
Sprechen Sie bitte langsamer!
Essen wir zu Mittag!
Entschuldigt bitte!

Guck mal!

これをのぞいてごらんよ。

Sprechen Sie bitte langsamer!

どうかもっとゆっくり話してくださいよ。

Essen wir zu Mittag!

昼ごはんを食べよう。

Entschuldigt bitte!

君たち、どうも申し訳ない。
bitte どうぞ
sprechen 話す
entschuldigen 弁護する、許す
zu Mittag essen 昼食を食べる
die Gesundheit 健康;(無冠詞で)おだいじに
gucken 覗き見る
hoffen 希望する
ich schlage vor 私は提案する
mal 以前に/いつか;命令形につけて勧誘・要求の気持ちを表す。
langsamer もっとゆっくり
laufen 走る
rauchen タバコをすう
die Reise 旅行
das Recht 法律、正当なこと、権利
schlafen 寝る
der Schlüssel 鍵
die Straße 道路
der Tisch テーブル
vergessen 忘れる
vorsichtig 注意深い
wiedersehen 再会する

命令法

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命令法は動詞の法のひとつで、命令・依頼を表す。

二人称と複数一人称・複数三人称がある。ただし複数三人称というのは親称の Sie への命令文であり、第三者に対して命令するわけではない。

gehen

   sg.     pl.

1          gehen wir!
2 geh[e]!  geht!
3          gehen Sie!

単数二人称は、現在形から活用語尾 -st を落としたものと同形だが、しばしば -e を伴う。 複数は、現在形とそれぞれ同形である。 ただし複数一人称と複数三人称(敬称の Sie)では「動詞+主語」となる。

現在形の単数二人称で変音する動詞は、e -> ie となるものに限り、命令法でも変音する。

単数二人称の命令形の例

Hilf mir!
 * Du hilfst mir sehr.
Sprich langsamer!
 * Du sprichst langsamer.
Lass mich diese Zeitung lesen.
 * Du lässt mich diese Zeitung lesen.
Fahr vorsichtig!.
 * Du fährst vorsichtig.

命令法の否定文(……するな)は通常の文と同じく、nicht などの否定詞をもちいて作る。

Vergiss den Schlüssel auf dem Tisch nicht! テーブルの上に鍵を忘れるな。
Rauch hier nicht! ここではタバコをすうな。
Trink keinen Tee vor dem Schlaf! 寝る前に茶をのむな。
Lassen sie es nicht! それを放っておかないでください。

語調を丁寧にするため bitte や mal (einmal) を添えることが多い。

Lauf bitte mit mir!
Schau dir mal bitte dieses Mesenchym an!
Bitte unterlassen Sie es zu rauchen!
Entschuldige bitte!

なお、直接命令法を用いず、疑問文や ich hoffe ... (私は……してほしい)、ich schlage vor ... (私は……を提案する)などの言い方もよく使われる。

Sprichst du bitte langsamer?
Ich hoffe, du hilfst mir.
Ich schlage vor, du fährst vorsichtig auf der Straße.

表現:呼びかけ

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「さん」にあたる男性への敬称は Herr, 女性へは Frau, 未婚の場合は Fräulein をそれぞれ姓(Nachmame) につける。

相手の名前がわからないときの呼びかけにも使われる。みなさん、と改まっていうときには meine Damen und Herren という。

Meine Damen und Herren, wir fliegen gerade über Moskau. 
みなさん、いまモスクワ上空を飛んでいます。

このように丁寧に人に呼びかけるときは、敬称の Sie を用いる。 Sie を用いて話すことを siezen、 du を用いて話すことを duzen という。

Wollen wir uns siezen oder duzen?
お互いに Sie で話すのと、Du で話すのとどちらがよいでしょうか?

日本の敬語にも類似するが、duzen にしても siezen にしても、使用人に対する場合など一部の例外を除き、双方が同じ呼び方をすることが基本である点が、日本語の敬語と異なる。

なお、相手が博士号を持っているときは Herr Doktor, 女性なら Frau Doktor(in), 相手が教授資格を持っているときには Herr Professor, 女性なら Frau Professorin と呼びかける。

かつては、博士号や教授資格を持っている人には、必ず称号をもって呼ぶものとされたが、現在では、たんに Herr, Frau を使うことも多い。

親しい間柄では、相手の姓を敬称なしで呼ぶこともある。仕事仲間などで特にそうである。

Du bist im Unrecht, Meier! 君は間違っているよ、マイヤー(君)。
Schmidt, trinkst du einen Kaffee? シュミット(君)、コーヒーを飲まないか。

しかし、一般には、Du で呼びかける相手には個人名(Name)をもって呼ぶのが普通である。

表現:あいさつ

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以下は代表的なドイツ語のあいさつである。

Hallo!          こんにちは。(一日中。わりあいにくだけた挨拶)
Willkommen!   いらっしゃい。
Guten Morgen!  おはよう。
Guten Tag!   こんにちは。(日中の午後)
Guten Abend!  こんばんは。(夕方から夜)
Gute Nacht!   おやすみ。
Schlaf gut!     おやすみ。
Gute Reise !  よいご旅行を。
Schönen Urlaub! よい休暇を。
Schönes Wochenende! よい週末を。
Guten Appetit!  めしあがれ。(食事をする人に)
Viel Spass!   楽しんでください。
Gesundheit!   お大事に。(くしゃみをした人に)
Auf Wiedersehen! またお会いしましょう。(別れ際に)
Tschüss!    さよなら。/バイバイ。(くだけた挨拶)

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