小学校社会 5学年

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日本の農業[編集]

問題点[編集]

食料自給率(しょくりょう じきゅうりつ)が低いです。 また、農業を継ぐ(つぐ)、「跡継ぎ」(あとつぎ)の若い人が少なく 高齢化(こうれいか)が、進んで(すすんで)います。

耕地がせまいのも問題です。農家1戸あたりの耕地面積は1.5ha(ヘクタール)です。 1haは1辺が100mの正方形の面積です。つまり、1ha=100m×100m=10000m2です。

1ha=100a(アール)です。

日本の国土は山が多いです。都市部に近い地域の平野では、住宅地や工業用地にも使われているので、ますます農地は少なくなります。

日本の農業の特長[編集]

日本の耕地では、稲の栽培が、もっとも多いです。 耕地面積の38%くらいが稲です。つづいて飼料用作物が24%で、野菜が13%で、果物が6%、麦が6%です。

耕地面積は、じっさいに植えた農地の面積です。いっぽう、年に二回植えたら2倍として計算した面積を作付面積(さくつけ めんせき)といいます。

作付面積では、野菜のほうが米よりも大きくなります。


米の生産額は、現在では、21%くらいで、野菜の25%よりも少ないです。 昔は、コメの方が生産額が多かったです。1980年では、米のほうが生産額が上でした。今では、順位が変わっているので、注意してください。



第ニ次大戦後の昭和のなかごろから、食事の洋風化や多様化がすすみ、それにともなって米の消費もへりました。

米は、
1942年(第二次世界大戦中)に成立した食料管理法((しょくりょうかんりほう)で、政府が農家から米を買い上げて、米の値段(米価「べいか」という。)を安定させ、農家のくらしをささえていました。ですが、戦後の食生活の変化により、だんだん生産があまるようになり、そのため買い上げている国の財政にも負担になりました。
1970年ごろから、政府は、農家に米の生産をへらすよう、命令をだしました。これが米の生産調整(せいさん ちょうせい)です。米の農地の面積を減らすことを 減反(げんたん) ともいいます。当時は米の生産量が多すぎたので、米の農地面積を減らす方針で生産調整をしていたので、当時の米の生産調整のなかみは減反です。

政府は農家に、米をつくらず田を休ませる休耕(きゅうこう)や、米以外のほかの作物に栽培する作物をきりかえる 転作(てんさく) を、農家にすすめました。このように米の生産量を調整することを生産調整(せいさんちょうせい)といいます。

1995年には、古い食料管理法は廃止され、現在では、食料法(しょくりょうほう)に変わっている。

  • 日本の農家

日本の農家の総数は、2010年で、およそ252万戸です。

農家のほとんどは、農家以外でも収入を得ている兼業農家(けんぎょうのうか)です。農家だけで収入を得ている専業農家(せんぎょうのうか)は少ないです。

専業農家は、およそ41万戸である。(2013年に本文を執筆。) 専業農家は総農家数の17%ていどです。今では、ほとんどは、兼業農家です。

兼業農家のなかにも、農家での収入のほうが多い第一種兼業農家と、農家以外での収入が多い第二種兼業農家があります。いまでは、第二種兼業農家のほうが多いです。 第一種種兼業農家が22万戸にたいし、第二種種兼業農家は95万戸で、第二種種兼業農家が総農家の37%をしめています。

兼業農家が多い理由として、農業での収入が低いことです。耕地がせまいので、収入をふやすこともむずかしいです。


収入をふやすために、機械を、もっと多く買って使って生産性をあげようとする農家もいます。ですが、機械を買ったり維持したりするのにも、お金はかかります。なので、なかなか収入がふえません。「機械化貧乏」(きかいかびんぼう)といって、機械を買うのに借りたお金や、機械を維持するのに必要なお金で、かえって貧乏になってしまうこともあります。


  • 稲作(いなさく)

日本でコメ作りがさかんな地域は東北と北陸です。稲作とは、田で米のイネを作ることです。 新潟や秋田が、稲作が、とくに多いです。宮城や福島や青森などでも、稲作が、さかんです。 北海道も農地が大きいので、米の生産量は多いです。

東北と北陸をあわせて、日本国内の米の生産量の40%ちかくを生産しています。この東北と北陸は、「日本の米倉」(こめぐら)と呼ばれています。

東北や北陸で米の生産が多い理由としては、

広い平野や盆地があり、さらに雪どけ水などで、川に多くの水がある。
冬は積雪でべつの作物の裏作をしないので、夏の米の収穫量が多くなる。

などの理由です。

  • 畑作(はたさく)

野菜の生産額は、米よりも多いです。

野菜は、いたみやすいので、消費地のちかくでつくられることが多い。 このため、東京にちかい、茨城県や埼玉県や千葉県で、野菜づくりはさかんである。

大阪や名古屋の周辺でも同様である。

このように、大都市の近くでおこなわれる農業を、 近郊農業(きんこう のうぎょう) という。

産業[編集]

農業や林業や漁業などを 第1次産業(だいいちじさんぎょう) と言います。 製造業や建設業を 第2次産業 といいます。商業やサービス業、運輸業などを 第3次産業 といいます。

工業[編集]

  • 現在の状況

2014年の現在では、日本は、世界でも有数の工業国である。アメリカやドイツともならび、日本はトップクラスの工業国である。

  • 工業地帯

太平洋ベルト(たいへいようベルト)とよばれる日本列島の太平洋側の臨海部に多い工業地帯を中心に、明治時代高の工業は発展してきた。太平洋ベルトの中にある、 中京(ちゅうきょう)工業地帯 と 阪神(はんしん)工業地帯 と 京浜(けいひん)工業地帯 を現在では、 三大工業地帯(さんだい こうぎょうちたい) という。

中京工業地帯は愛知県の名古屋を中心とした工業地帯である。阪神工業地帯は大阪や兵庫を中心とした工業地帯である。京浜工業地帯は、東京や神奈川を中心とした工業地帯である。

生産額は中京工業地帯が最も多く、ついで阪神が2番目の生産額で、京浜は3番目の生産額である。

昔は北九州をふくめて中京・阪神・京葉・北九州を四大工業地帯(よんだい こうぎょうちたい)と言ってたが、近年、生産量が落ちてきているので、北九州をはずして、中京・阪神・京葉を三大工業地帯と呼んでいる。

重工業と軽工業[編集]

  • 重工業(じゅうこうぎょう)

製鉄業(せいてつぎょう)や造船業(ぞうせんぎょう)などのように、大きな設備で、とても重い製品をつくる工業を 重工業(じゅうこうぎょう) という。自動車産業(じどうしゃさんぎょう)や精密機械(せいみつきかい)、電子機械の生産も、重工業にふくめる。

化学工業を、重工業と合わせて、 重化学工業(じゅうかがくこうぎょう) と言う。

  • 軽工業(けいこうぎょう)

繊維(せんい)工業や食品産業や印刷業(いんさつぎょう)などのように、軽い製品を作り、設備もそれほど大掛かりではない工業を 軽工業(けいこうぎょう) という。


日本の工業のうちわけは、重化学工業が 約70% である。(2008年) 軽工業は 約30% である。

1960年代の高度経済成長のころから、重工業がさかんになり、2014年の現在でも重工業が大きな割り合いを占める。

1960年代の高度経済成長のころから、重工業の中の機械工業がさかんになり、2014年の現在でも重工業のなかでは機械工業がさかんである。自動車などの輸送用機械の生産が、機械工業の中では、もっとも多い。(2014年) 


しかし、家庭用電気製品の業種では、最近では、人件費の安い中国(中華人民共和国(ちゅうかじんみんきょうわこく)のほうの「中国」。広島とか岡山の中国地方では、なく。)や、韓国などの外国の企業が強く、 日本の海外市場での競争力は落ちている。

家電業界以外でも、海外での競争力が落ちた結果、採算性が悪くなり、事業を撤退したり倒産する企業が増えたので、その結果、国内の雇用も減っており、日本では産業の空洞化が進んでいる。

各地の工業地帯および工業地域[編集]

第二次世界大戦の前から工業がしていた4つの工業地帯である京浜と中京と阪神と北九州の工業地帯を1980年代ごろまで4大工業地帯といったが、2014年の最近では、北九州工業地帯の生産額が下がってきたので、北九州を外して三大工業地帯と言ってる。

あたらしい工業地域が、第二次大戦後に、各地で出来たので、これを3大工業地「帯」とは区別して、工業地「域」とよんでいる。

京葉工業地域、関東内陸工業地域、東海工業地域、瀬戸内工業地域、北陸工業地域などが有名である。

日本列島の太平洋沿いの地方のうち、関東地方から、東海や阪神、瀬戸内などの地方に工業地帯や工業地域などが集中しているので、これらの太平洋沿いの工業のさかんな地方をあわせて 太平洋ベルト(たいへいようベルト) という。

太平洋ベルトに工業が集中した理由として、よくいわれる理由は、港湾がちかいので輸出入に便利なことや、消費地がちかいこと、気候が温暖なことなどが、理由として考えられている。

工業地帯[編集]

中京工業地帯[編集]

中京工業地帯(ちゅうきょう こうぎょうちたい)は、愛知県を中心とした工業地帯である。 大手の自動車のトヨタ自動車の生産拠点があり、自動車産業が、さかんな工業地帯である。中京工業地帯の工業生産額の約40%は、自動車などの輸送用機械の生産額である。 生産額は、工業地帯の中で、第一位である。(2014年)  生産額は、2007年で、約59兆円である。


石油化学などの化学工業も、さかんである。四日市(よっかいち)の石油化学コンビナートが有名である。

伝統工芸では瀬戸物などの窯業も、さかんである。瀬戸や多治見で、窯業が、さかんである。


阪神工業地帯[編集]

阪神工業地帯(はんしん こうぎょうちたい)は、大阪や兵庫などを中心とした工業地帯で、大阪湾ぞいの工業地帯である。重化学工業がさかんな工業地帯でもあり、沿岸の神戸や尼崎などの埋め立て地で、重化学工業がさかんである。 生産額は、2007年で、約34兆円である。生産額は中京工業地帯につづき、日本で第二位である。ただし、他の工業地域の発展もあり、だんだんと全国の生産にしめる阪神工業地帯の割合は下がってきている。

東大阪市は、中小企業の機械工場のである、いわゆる「町工場」(まちこうば)が多い場所として有名である。 他の工業地帯とくらべると,機械工業の割合は低く、阪神工業地帯の工業生産のうちの機械工業の割合は35%くらいである。

また、内陸部の門真市には、大手電機メーカのパナソニックがあり、その関係する工場が多い。

京浜工業地帯[編集]

京浜工業地帯(けいひん こうぎょうちたい)は、東京都と神奈川県を中心とする工業地帯である。 「京浜」(けいひん)の「京」(けい)とは東京(とうきょう)の「京」(きょう)のことであり、「浜」(ひん)とは神奈川県の横浜(よこはま)の「浜」(はま)のことである。

周辺の千葉県や埼玉県は、べつの工業地域に分類されることが多い。

機械工業がさかんである。京浜工業地帯の生産額は約31兆円である。 京浜工業地帯の工業生産のうちの機械工業の割合は45%くらいである。

海沿いの臨海地域では、重化学工業や鉄鋼業も、さかんである。重化学工業のうち、重工よりも化学工業のわりあいのほうが大きい。

東京では、印刷業も、さかんである。首都が東京なので、東京に、さまざまな情報が集中してくるので、そのため出版社が多く、それにともなって印刷会社も多い。

2014年の現在では、全国の工業生産に占める生産割合は落ちている。関東内陸工業地域や瀬戸内工業地域よりも、京浜工業地帯の生産額は低い。

しかし、歴史的な慣習から、関東内陸工業地域や瀬戸内工業地域のよびかたは、工業地「帯」には、ふくめず、工業地域のままで、呼んでいる。

周辺の工業地域には、千葉に京葉工業地域があり、埼玉を中心に関東内陸工業地域がある。

北九州工業地域[編集]

北九州工業地域(きたきゅうしゅう こうぎょうちいき)は、北九州の福岡が中心の工業地域である。 生産額が、ほかの工業地帯と比べて低い。生産額は約9兆円である。 かつては北九州をふくめて、京浜・中京・阪神・北九州が四大工業地帯と、1980年代ごろまでは言われていたが、現在では、北九州が工業地帯から外される場合もある。

戦前に北九州の工業が発達した歴史的な経緯として、1901年に八幡製鉄所(やはたせいてつじょ)が、国の経営する官営工場(かんえいこうじょう)として たてられ、その八幡製鉄所を中心に発展したことが、理由として よく いわれる。 その官営工場のあった場所は、現在(2014年)の新日本製鐵の八幡製鉄所に相当する。

機械工業も、まずは材料となる鉄鋼などの金属材料が無くては、機械の生産が出来ない。製鉄所を中心として、工業地帯が広まっていった。

筑豊炭田(ちくほうたんでん)があり、そこから算出される石炭が、産業に、大いに利用された。

また、明治以降は、韓国(大韓帝国)や台湾島などを日本国として併合し、第二次大戦前には、その併合地方への産業投資があったので、その後方の生産基盤として、北九州工業地帯が活用されたこともあるだろう。

アジア太平洋戦争の終戦前までは、現在(2014年)の中国(中華人民共和国)東北部にあたる地域を領有していた時期があったので、その地域や周辺の資源を利用できたことや、領有地域との貿易があったことも、戦前は生産量が多かった理由の一つだろう。

戦後は、エネルギー資源が、石炭から石油へと変わっていったこともあり、産業構造も変わっていき、北九州工業地帯の地位は低下していった。


  • シリコンアイランド

北九州の高速道路ぞいに、1970年代から、電子部品のICの工場が進出し始め、この一体はシリコンアイランドと、よばれるようになった。


工業地域[編集]

瀬戸内工業地域[編集]

岡山県と広島県と山口県の当たりの工業地域を、瀬戸内工業地域(せとうち こうぎょうちいき)という。 他の工業地域くらべると、化学工業の割合が大きい。石油化学コンビナートがあり、岡山県の倉敷市の水島地区や、山口県の岩国市や広島県の大竹に、石油化学コンビナートがある。

生産額は2007年で約32兆円であり、京浜工業地帯の約31兆円を抜き、関東内陸工業地域の約32兆円とともに、順位の3位・4位を争っている。

広島の呉(くれ)などで造船業がさかんであり、広島で自動車産業もさかんである。

臨海部では、埋め立てによって、広い工業用地を手に入れることが出来た。

京葉工業地域[編集]

京葉(けいよう)工業地域は、東京と千葉の工業地域であり、重化学工業が、さかんである。京葉の「葉」は、千葉県の「葉」である。 千葉県の埋め立て地に形成された工業地域である。

石油化学工業や鉄鋼業が、さかんである。 君津市から千葉市にかけての埋め立て地に、重化学コンビナートや製鉄所がある。


京葉工業地域の生産額は約14兆円であり、京浜工業地帯の生産額の、ほぼ半分である。 この京葉工業地域では生産額の40%ちかくを化学工業がしめており、機械工業は15%ていどしかない。他の工業地帯や、他の多くの工業地域では、機械工業が生産額の一位を占めていることが多いが、京葉工業地域は例外的に機械工業の割合が小さいのである。

関東内陸工業地域[編集]

関東内陸工業地域(かんとうないりく こうぎょうちいき)は、埼玉県や群馬県、栃木県の工業地域であり、機械工業がさかんである。海岸には接しておらず、そのため化学工業などは、あまり発達していない。

生産額は2007年で約32兆円とあり、京浜工業地帯の生産額よりも大きい。

東海工業地域[編集]

静岡県の富士や沼津を中心とした工業地帯である。場所は、東京の京浜工業地帯と、中京工業地帯の中間辺りに位置している。

さかんな産業は、紙やパルプなどの製糸業、楽器やオートバイの生産がさかんである。

その他の工業地域[編集]

北陸工業地域[編集]

新潟県、福井県、富山県、石川県にある工業地域である。太平洋ベルトには、属していない。臨海部に発電所が多く、豊富な電力と用水をいかした工業が特徴である。

伝統工芸では、富山県の薬づくりや、新潟や福井の織物、石川県の漆器などが有名である。 江戸時代のころから「越中、富山の薬売り」(えっちゅう、とやまの くすりうり)と言われており、江戸の頃は富山県で生産された薬の行商が有名であった。現在(2014年に執筆)でも、製薬が、さかんである。

鹿島臨海工業地域[編集]

鹿島臨海(かしま りんかい)工業地域は、茨城県の鹿島を中心とした工業地域である。石油化学や製鉄などの重化学が発達している。関東内陸工業地域とは、べつの、独立した工業地域と見なされている。 また、工業整備特別地域に指定され、発展した工業地域であることから、太平洋ベルトに含められることがある。

北海道工業地域[編集]

北海道工業地域(ほっかいどう こうぎょうちいき)では、北海道で算出する農林資源や畜産物・水産物などの加工業が主流である。

札幌などの酪農地帯では乳製品加工業が、さかんである。釧路や函館などの臨海部では水産加工業が、さかんである。 室蘭では鉄鋼業がある。

苫小牧(とまこまい)や旭川(あさひかわ)で、紙やパルプなどの工業がさかんである。

工業の例[編集]

自動車工業[編集]

自動車は、部品工場で作った部品を、組み立て工場で組み立てている。 部品を生産する会社は、親会社とは、べつの会社である。親会社の一社では、部品を作っていない。

自動車の部品は、数万点はある。

自動車の組みたては、流れ作業で行なう。ベルト コンベア方式である。

自動車の組み立て工場での、組み立て手順を示す。

ここで紹介するもの以外にも、部品工場で、それぞれの部品を作っている。
  • プレス

鉄板をプレスし、形を作る。

  • 溶接(ようせつ)

溶接とは、金属を高温で溶かして、金属どうしを、つなぐこと。

溶接では、産業用ロボットを使っている。溶接は危険なので、ロボットに行わせている。

産業用ロボットのまわりには、安全のため、人が入らないように、カバーがあり、柵(さく)がある。


  • 塗装(とそう)

自動車の場合、産業用ロボットに、塗装を行わせる。上塗り(うわぬり)、下塗り(したぬり)、と複数回の塗装をする。

  • 組み立て

取り付ける部品によって、人が組み立てるか、ロボットが組み立てるかが、ことなる。ガラスやシートなどの思い部品の組み立てはロボットで行なう。

  • 検査
  • 出荷
自動車運搬船 レア・リーダー(RHEA LEADER)
(63,004総トン)

輸出する自動車は、専用船で運んで輸出する。



自動車産業は、日本の主要産業である。また、日本の自動車は、世界でもトップクラスの売上や評判である。

関連工場とは、部品をつくってる子会社の、部品工場のこと。いわゆる、下請け工場。下請け会社である関連会社の工場なので関連工場ということ。


1970年代には、日本とアメリカとの貿易摩擦の原因にもなった。 アメリカでの日本製品への不買運動のこと。日本製品がよく売れるということは、うらをかえせば、アメリカ製の商品が売れなくなるということでもある。 (もっとも、日本製品を買っているのもアメリカ人たちなのだが・・・)

アメリカ製の製品が売れなくなれば、そのアメリカの製品を作る企業は経営悪化し、仕事の人は、失業してしまう。 なので、アメリカで、日本製品の不買運動が、もりあがったのである。

不買運動をされたのは、べつに自動車だけでなく、家電製品なども、そうである。


現在では、自動車会社は、アメリカに、現地の工場を持って、現地のアメリカ人を雇って生産している。 ただし、アメリカの日本車が、すべてアメリカでの生産とは限らず、日本国内で生産された自動車が輸出されている場合もある。

アメリカだけでなく、ヨーロッパや東南アジアなどでも、現地生産を進めている。


  • 自動車の各国の生産量

中国(中華人民共和国のほうの中国)・日本・アメリカが高い。時期によって順位はちがうが、2010年では中国が1位で日本が2位である。

各国の自動車の輸出量では、フランス・日本・ドイツが高い。

中小工場[編集]

中小工場(ちゅうしょうこうじょう)とは、従業員数が300人 未満(みまん)の工場のこと。つまり299人 以下(いか)の工場のこと。従業員数が29人以下の工場を小工場(しょうこうじょう)と言い、30人以上〜299人以下の工場を中工場(ちゅうこうじょう)という。 300人以上の工場を大工場(だいこうじょう)と言う。

中小工場は、大企業の下請けが多い。中小工場の多くは、大工場でつくっている製品の、部品などを作っている。 部品工場のことを、最終製品を作っている工場からの視点で、関連工場(かんれんこうじょう)ともいう。

部品工場である関連工場が、かならずしも中小工場とはかぎらないので、まちがえないこと。


中小工場ではたらく人は、工場労働者の70%近い。

全工場の99%が中小工場。

製鉄業[編集]

高炉プロセスの概略図。
Trocken -und Vorwärmzone:乾燥および予熱
Reductionzone :還元の領域 。 Kohlungzone :浸炭の領域
Schmelzzone :融解の領域 。 
Roheisen :銑鉄
schlacke :スラグ

Erz :鉱石 。  koks :コークス 。 zuschläge :追加物

Gichtgas :高炉ガス
スペイン、セスタオ (Sestao) の高炉

鉄の原料は鉄鉱石(てっこうせき)です。

  • 高炉(こうろ)

鉄をつくるには、鉄鉱石から、製鉄所にある高炉(こうろ)で鉄を溶かします。高炉の高さは100m(メートル)以上もあります。高炉で溶かした鉄が、銑鉄(せんてつ)です。

鉄鉱石は、酸化していて、さびています。鉄鉱石を溶かす時に、さびをとるため、炭素をふくんでいる石炭をむしやきにしたコークスを加えています。

銑鉄は、高炉の中で下に液状になって、たまり、炉の下のほうから取り出されます。

この炭素が鉄に多くまざると、鉄はかたくなり、もろくなる。銑鉄には炭素が多くあるので、銑鉄は、かたくてもろいです。銑鉄に、ふくまれる炭素の濃度は、だいたい4%から5%まで、です。この炭素の濃度だと、銑鉄が、やや低い温度で溶けやすくなるので、結果的に、銑鉄の濃度が、こうなります。

不純物は、酸素の他にも、ふくまれてるので、コークスの他に、石灰石(せっかいせき)を加えています。


  • 転炉(てんろ)

鋼(はがね)とは、銑鉄を転炉(てんろ)という炉に送り、転炉で酸素(さんそ)を吹き込むことで、炭素を燃焼(ねんしょう)させて減らし(へらし)、ちょうどいいぐあいにまで炭素を減らすことで、丈夫(じょうぶ)な鋼(はがね)に、なります。ねばりが ありながら、しかも かたくなるように、炭素の量を調節した鉄です。鋼にふくまれる炭素の量が、どのくらいかと言うと、0.02% から 2.1%までの炭素濃度です。


転炉のあと、さらに圧延機におくられ、板のかたちの鋼板(こうばん)や、棒のかたちの棒材(ぼうざい)などへと、加工されます。


鉄や鋼をあわせて、鉄鋼(てっこう)と、よびます。 鉄鋼を生産している産業を鉄鋼業(てっこうぎょう)と言います。

なお、ステンレス鋼(ステンレスこう)とは、鋼(はがね)にニッケルやクロムを加えた合金です。


アルミニウムをつくったり、銅をつくったりなど、鉄鋼以外の金属を生産するのは、金属工業と言います。アルミや銅の生産は、鉄鋼業とは言いません。

日本では、金属生産のなかでも、アルミや銅よりも、鉄鋼生産が、もっともさかんです。


昔は、鉄は「産業の米」と言われていた。しかし、今では半導体が「産業の米」と呼ばれている。

「鉄は国家なり」という格言も、ある。

プレスなどの加工をなにもしていない、製鉄所で作ったままの鉄鋼を、粗鋼(そこう)という。この粗鋼の生産量が、国の製鉄業の規模をはかるのに、よく用いられる。

粗鋼の生産量では、中国(中華人民共和国)が2010年では第1位で、世界の45%ちかくを生産し、約6億トンを生産している。ついで、日本が1億トンで2位、アメリカが8千万トンで3位、それからロシア4位、インド5位、韓国6位・・・というように続く。 このように、中国の粗鋼生産量が、ずばぬけて高い。

製鉄所は、臨海部に多くある。場所が、埋め立て地であることも多い。ほとんどの製鉄所は太平洋ベルトにある。ただし、北海道の室蘭は例外。

臨海部にある理由は、原料の輸入や、製品の輸出に便利であることです。また、埋め立て地を作ることで、広い土地を確保できます。

日本の、主な製鉄所の場所は、以下の通り。

・室蘭(むろらん)市 (北海道) :北海製鉄(ほっかいせいてつ) 室蘭製鉄所
・鹿島(かしま)市 (茨城県) :住友金属工業(すみとも きんぞくこうぎょう) 鹿島製鉄所
・千葉市 (千葉県) :JFEスチール 東日本製鉄所 千葉地区
・君津(きみつ)市 :新日本製鐵(しんにほんせいてつ) 君津製鉄所
・川崎(かわさき)市 (神奈川県) :JFEスチール 東日本製鉄所 川崎地区
・東海市 (愛知県) :新日本製鐵(しんにほんせいてつ) 名古屋製鉄所
・和歌山市 (和歌山県) :住友金属工業
・神戸(こうべ)市 (兵庫県) :神戸製鋼所(こうべせいこうしょ)
・加古川(かこがわ)市 (兵庫県) :神戸製鋼所(こうべせいこうしょ)
・倉敷(くらしき)市の水島(みずしま)地区 (岡山県) :JFEスチール 西日本製鉄所 倉敷地区
・福山(ふくやま)市 (広島県) :JFEスチール 西日本製鉄所 福山地区
・呉(くれ)市 (広島県) :日新製鋼(にっしんせいこう) 呉(くれ)製鉄所
・北九州市 (福岡県) :住友金属工業および新日本製鐵
・大分(おおいた)市 (福岡県) :新日本製鐵


企業名は、記憶しなくても良いが、どれも日本の大企業なので、知っておいても損(そん)は無いです。

鉄鉱石は、オーストラリアから、ほとんどを輸入しています。

日本への鉄鉱石の輸入元の国は、オーストラリアからの輸入が約60%です。ブラジルから約28%です。インドから約5%です。

鉄鉱石の合計輸入量は、年にもよりますが、だいたい、1億5000万トンです。

石炭は、オーストラリアから約75%を輸入しています。カナダから約13%を輸入しています。 石炭の合計輸入量は、年にもよりますが、だいたい5000万トン〜6000万トンです。


石油化学[編集]

蒸留塔。
最上は石油ガス。
35℃〜180℃: ガソリンおよびナフサ。
170℃〜250℃: 灯油およびジェット燃料。
240℃〜350℃: 軽油。
350℃以上: アスファルト。
温度は、おぼえなくてもよいです。

石油を原料として、さまざまな製品をつくる産業である。 プラスチックや、ビニル袋などのビニル製品、合成ゴム、灯油や軽油やガソリン、などは、石油から作られている。


  • 原油

地中から取り出したままの石油を原油(げんゆ)という。この原油が、石油工業の、おおもとの原料である。 原油そのものでは製品にはならず、この原油を工場で成分ごとに分けます。これを石油の精製(せいせい)といいます。

蒸留塔(じょうりゅうとう)で、成分ごとに分けられます。 石油の蒸気は、温度によって、ふくまれる成分の割合がかわってくるので、この現象を利用して、成分ごとに分けています。蒸留塔の中には、数十段ものトレイ( 棚(たな)のこと )が組み込まれています。図では、トレイが数段ですが、じっさいには、もっと多いです。このように、成分ごとに沸騰(ふっとう)する温度のちがいで物質をわけることを、 分留(ぶんりゅう) と言います。

精製によって、原油は成分ごとにわかれ、ガス、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、アスファルトなどに分かれ、分留されます。分留された成分のことを留分(りゅうぶん)と言うことがあります。「ガソリン留分」、「ナフサ留分」、「軽油留分」などのように言います。ガソリン留分からガソリンがつくられ、軽油留分から軽油が作られます。

ナフサは、プラスチックなど、さまざまな製品の原料になります。ナフサを分解するナフサ分解炉(ぶんかいろ)で、エチレンやプロピレン、ブタジエン、ベンゼン、トルエンなどのガスの成分が、とり出されていきます。

これらエチレンなどの成分から、プラスチックや合成繊維(ごうせいせんい)、合成ゴム(ごうせいゴム)などの誘導品(ゆうどうひん)を作っていきます

プラスチックのポリエチレンは、エチレンを原料に作られます。ポリプロピレンは、プロピレンを原料に、作られます。


  • コンビナート
アメリカの製油所。日本の製油所の画像が見つからないので、この画像で代用します。

石油工場では、パイプによって、関連する工場どうしがつながっている。このようなパイプラインでつながった石油工場をコンビナートという。コンビナートとは、ロシア語で、「つながり」とかの意味である。英語のコンビネーションの意味に近いとおもえば、よいだろう。


石油化学コンビナートは、太平洋ベルトにあります。太平洋側の太平洋ベルトの臨海部にあります。臨海部にある理由は、原料を海外から輸入していることや、海岸の埋め立てで広い工場用地を確保しやすかったからです。

輸入先は中東のアラブ地域が、ほとんどです。サウジアラビア(約30%)やアラブ首長国連邦(約20%)やカタール(約12%)、イラン(約11%)、クウェート(約8%)などから原油を輸入しています。

  • 石油化学コンビナートの立地
鹿島市 (茨城県) :
千葉市 (千葉県) :
市原市 (いちはらし、千葉県) :三井(みつい)化学、住友(すみとも)化学、出光興産(いでみつこうさん)、丸善石油(まるぜんせきゆ)
川崎(かわさき)市 (神奈川県) :新日本石油化学、東燃化学、
四日市(よっかいち)市 (三重県)  :三菱化学(みつびしかがく)、東ソー(とうソー)
高石(たかいち)市 (大阪府) :三井化学
倉敷(くらしき)市の水島(みずしま)地区 (岡山県) :旭化成(あさひかせい)、三菱化学(みつびしかがく)
岩国 (いわくに、山口県) :三井化学
周南 (しゅうなん、山口県) :出光興産
新居浜(にいはま、愛媛県):住友化学
大分 (大分県) :昭和電工(しょうわでんこう)


企業名は おぼえる必要はありませんが、石油化学業界の大企業ですので、知っておいてください。

原油の合計輸入量は、年にもよりますが、だいたい、2億キロリットルです。

電気機械工業および電子工業[編集]

半導体産業[編集]

SOPパッケージに封入された標準ロジックICの例
建設中の半導体製造工場用のクリーンルーム。半導体の配線(はいせん)は、とても細かいので、すこしでもホコリがつくと、配線が断線(だんせん)して故障(こしょう)して使えなくなってしまう。なので、ホコリがつかないように、特別なクリーンルームで半導体を製造(せいぞう)する必要がある。

ICとは、集積回路(しゅうせきかいろ)とも言われ、数mmのチップに、電子素子(でんしそし)を、とても多く、つめこんだ部品です。コンピュータ部品にICが使われます。パソコンだけでなく、計算する機能をもっている「デジタル家電」(デジタルかでん)などの製品のほとんどに、ICは入っています。

IC産業や電子産業が、半導体(はんどうたい)産業と言われることもあります。ICの材料に、半導体(はんどうたい)という材料が使われることが多いからです。

ケイ素(けいそ)の単結晶(たんけっしょう)
これをうすく切断して、シリコンウエハにする。

半導体とは、電気の流しやすさが、電気を流す金属などの導体(どうたい)と、電気を流さないゴムなどの絶縁体(ぜつえんたい)とのあいだの、半分くらいの流しやすさの材料なので、半導体(はんどうたい)といいます。 元素のケイ素であるシリコンなどが半導体です。


高機能のICの製造には、とても、お金がかかります。どれだけ多くの素子をICチップに多く組み込めるかで性能がきまるので、最先端の精密(せいみつ)技術を持った大企業でないと、製造も開発も、出来ません。

LSI(「エル・エス・アイ」、大規模集積回路)とは、ICの中でも、1つのチップの中の電子部品の数が、とても多いICです。


かつて1980年代は、日本は世界の半導体生産の半分くらいを生産していました。しかし、その後のアメリカとの競争にやぶれ、また韓国にも競争でやぶれ、日本の影響力(えいきょうりょく)は、落ちています。

世界での半導体生産の企業シェアは、2012年度は、上位から順に、

インテル(アメリカ) :シェア 15.7%
サムスン電子(韓国) :シェア 110.1%
クアルコム(アメリカ) :シェア 14.3%
テキサス・インスツルメンツ(アメリカ) :シェア 14.0%
東芝(日本) :シェア 13.6%

と、なっております。

半導体ICと真空管[編集]

※この節は、きちんと理解するのは、とても難しいです。半導体の仕組みを完全に理解しようとすると、予備知識には大学生ていど(それも理系の大学)の知識が必要になります。小学生には、完全な理解はむりなので、読み物として、コンピュータの歴史を知ることを、この節では目的にしてください。

真空管(しんくうかん)
いろいろな真空管
二極真空管の模式図

小学校の理科で習うような電気部品では、デジタルの計算機は、つくれません。


コンピュータに計算させる部品には、今でこそ半導体ICを用いているが、1940年ごろのアメリカでは、真空管(しんくうかん)というを用いていた時代もあった。

真空管(しんくうかん)とは、ガラス管の中を真空(しんくう)にしたガラス管の中で、電源のマイナス極に結びついた電極と、電源のプラス極に結びついた電極を取り付け、マイナス極を熱することで電子を放電させることで電気をながすという、大きな電気部品です。

この仕組みを使うと、電気を一方向のみに流すことができます。電子の放電は、マイナス極を熱したときにしか、おきません。プラス極を熱しても、電子は放電しません。なお、この真空管の実験事実から、電子はマイナスの電荷(でんか)である、ということが科学的に発見されました。

真空管の整流の仕組みは、離れた陽極(ようきょく)と陰極(いんきょく)に大きな電圧差をかけ、このとき陰極に高温を加えると電子が放出するという、陰極線(いんきょくせん)の発見でした。


この一方向にしか電気が流れないという真空管の性質をもちいると、ふつうのエナメル線や豆電球などの電気(でんき)回路では出来ないような複雑な処理を、真空管などの電子(でんし)回路に、処理させることが、できます。

この真空管に、マイナス極とプラス極の2個の電極を取り付けた真空管を、2極(にきょく)真空管と言います。 半導体を用いる現代では、真空管のかわりにダイオードという部品が、この真空管とおなじような一方向にのみ電子を流す機能を持っています。


この真空管に、さらに、もう一本、マイナス極の近くに電極を取り付けます。3本目の電極の電圧の大きさを変えると、陰極から放電される電子の量が変わります。3本目の電極の電圧をかえるのに流した電流の大きさ以上に、陰極からの電流の大きさを変えることができます。これによって、3極真空管には、少ない電流の変化を、大きな変化に変える 増幅(ぞうふく)が可能になります。(増幅といっても、べつに無から有の電流を作るわけでは無く、外部電源は必要になる。)

この3個の極を持つ真空管が、3極(さんきょく)真空管です。

半導体を用いる今日では、この、3極真空管は、半導体の実用化後は、トランジスタという部品に、置き換えられていった。

プログラミングされるENIAC
2人のプログラマがENIACの制御パネルを操作しているところ

陰極線が発見されたばかりのころは、まだコンピュータへの応用には、気づかれていませんでした。それから時代が変わって1940年ごろに、第二次大戦のため、アメリカでは高性能の計算機が必要になり、新型の計算機の開発が進みます。この時代に、陰極線を用いた真空管で計算機が作れる、ということが、気づかれます。

アメリカ軍は、真空管を用いた電子式の計算機の開発に、巨額の資金(しきん)を、つぎ込みます。 そうして、完成した電子計算機が、エニアック ENIAC というコンピュータです。


真空管は、陰極を加熱するという理由から、耐久性に欠陥があった。たとえば電球のフィラメントが焼き切れるように、真空管が熱で電極が焼き切れたりなどして、故障するということが多かった。

また、真空管は小型化も難しかった。

NPN型トランジスタの模式図

しばらく時代がたち、半導体という物質に、いくつかの物質をまぜると、一方向にしか電子が流れないという現象が発見されます。半導体の中を、一方向にのみ、電子が流れます。

しかも、半導体により一方向に流すばあいは、真空管とはちがい、熱する必要がありませんでした。材料の中を電子がながれるので、放電をさせる必要もなくなります。 なので、熱で故障することが無くなります。おまけに加熱のためのヒータを取り付ける必要も無くなります。


半導体ダイオードや半導体トランジスタの実用化後は、加熱の必要がなくなり、真空管を用いていた多くの電子部品で、耐久性の高い半導体部品へと置き換わることになりました。


ICの配線の加工は、とても細かいので、手では不可能です。おもに、光を用いています。 たとえば写真の業界では、銀塩写真(ぎんえんしゃしん)は、光を用いて、化学反応を制御しています。半導体の製造でも、光を用いて、シリコンウエハにぬられた感光剤(かんこうざい)の化学反応を制御して、ICを作っています。

なので、半導体製造装置(はんどうたいせいぞうそうち)には、レンズなどの光学部品が、ついています。 シリコンウエハに、写真のように回路図をうつして、ICの配線をつくっているのです。


「半導体産業」と言った場合、最近では、材料が本来の意味の導電率が半分という意味の「半導体」でなくても、製品がICなどと同じ機能をもっている高性能の計算処理能力などを持つ電子部品をつくる産業ならば、その製品をつくる産業も「半導体産業」と言う場合があります。

軽工業[編集]

軽工業には、食品工業や繊維(せんい)工業など、色々とあるが、食品工業の割合が、もっとも大きい。

食品工業[編集]

たとえば小麦粉からパンをつくったり、果物からジュースをつくったりするように、農産物や畜産物、水産物を加工して 加工食品(かこう しょくひん) をつくる産業である。

食料品工業とも言う。

肉からハムを作ったり、魚からカマボコや ちくわ を作るのも食品工業です。

スーパーで売られてるようなカレーライスのルーを作ったり、インスタントラーメンなどをつくるのも食品工業です。

牛乳からバターやチーズなどの加工した乳製品をつくるのも食品工業です。 小麦からビールを作るのも、コーヒー豆からインスタントコーヒーを作るのも食品工業です。

大豆から味噌(みそ)を作ったり、醤油(しょうゆ)をつくるのも食品工業です。

調味料を作ったり、コメの精米や、小麦の製粉、漬物(つけもの)、缶詰(かんづめ)食品などの保存食づくり、お菓子工場のお菓子づくりなど、食品工業は、たくさん、あります。


食品工場の工場は、多くの工場は、中小の工場です。工場の場所は、原料の産地のちかく、または東京などの大消費地の近く、または原料の輸入する貿易港の近くが多いです。

なので、全国に工場が、ちらばっています。

繊維工業[編集]

繊維(せんい)の種類には綿(めん)や、絹(きぬ)の生糸(きいと)などの天然せんい(てんねんせんい、天然繊維)や、ナイロン繊維やアクリル繊維などの化学せんい(かがくせんい、化学繊維)がある。

綿(めん)の材料は、綿花(めんか)から採れる。コットンとは、綿のことです。

絹(きぬ)の原料は、虫であるカイコの繭(まゆ)です。シルク silk とは絹のことです。

ウールとは、羊(ひつじ)の羊毛(ようもう)のことです。

化学繊維の多くは、ふつうは、石油を原料にしています。


日本では、繊維工業は、第二次世界大戦の前までは、天然繊維の製品の輸出が、日本の主要な工業であった。しかし戦後は、人件費(じんけんひ)の安い中国(中華人民共和国のほう)や東南アジアなどの外国に工場が移ったことや、ナイロンなどの化学繊維の発明によって、繊維工業の割合は低下した。

人件費(じんけんひ)とは、従業員(じゅうぎょういん)の一人あたりに支払う(しはらう)給料(きゅうりょう)のことです。

経済力の高い先進国では、高い給料を払わないと労働者が集まりにくいので、先進国では人件費が高くなる傾向があります。

無停止杼換式豊田自動織機(G型)。産業技術記念館の展示。

戦前の繊維工業の参考として、たとえば、現在では自動車会社で有名なトヨタ自動車も、昔は、1926年(大正15年)に創業したばかりの豊田自動織機(とよたじどうしょっき)という織機(しょっき)をつくる会社でした。

製紙・パルプ工業[編集]

外国企業での、パルプの製造。1947年。
製紙・パルプ工場。外国企業。
抄紙機(しょうしき)。
製紙会社の製紙の機械。外国企業。

ふつうの紙の原料は、木(き)です。

木材をチップにして、さらにチップから パルプ を作ります。

製紙会社の工場で、釜でチップが煮込まれ、苛性ソーダなどを加えられて化学処理されて、チップからパルプになります。

パルプから紙が作られます。 パルプを漂白(ひょうはく)するため過酸化水素水(かさんか すいそすい)などを使います。漂白して白くしたあと、抄紙機(しょうしき)という巨大なローラーのついた機械で、均等な厚さに伸ばしていきます。


出来た紙は巨大なので、そのままでは製品にならないので、機械で必要な大きさに裁断(さいだん)されて、取引先(とりひきさき)に出荷されます。

紙は、木材から作る他にも、古紙(こし)から作った再生パルプ(さいせいパルプ)を使ってつくる再生紙(さいせいし)があります。

よう業[編集]

陶磁器(とうじき)などの焼き物を作ったり、ガラスを作ったり、セメントを作ったりする工業を よう業(ようぎょう、窯業) と言います。 どれも、石や粘土(ねんど)などを焼いて、作っています。


ガラス[編集]

ガラスの材料は、ケイ砂(ケイしゃ)です。ケイ砂を高温で溶かし液状にしたものを、成形して固めたものがガラスです。

セメント[編集]

セメント工場。外国。
回転がま。ロータリー・キルン。

セメントの材料は石灰岩(せっかいがん)と粘土です。 石灰岩と粘土とを粉々にしてから焼き固めたあとに、冷却して、砕いた(くだいた)ものです。

そしてセメントは、コンクリートの原料です。

セメントに砂利(じゃり)と砂(すな)を入れ、水を適切な配合でまぜると、水とセメントとの化学反応が起きて、時間がたつとコンクリートとなって固まっていきます。

セメントの原料の石灰岩は、日本国内で自給できています。(2014年に記述。)

ファインセラミックス[編集]

セラミックスでできたベアリング部材 Si3N4
セラミックス製ナイフ

このような石などを焼いて作った材料、またはそれと似た化学成分の材料をまとめて、セラミックス とも言います。

セラミックスのなかで、とくに高性能な、とくべつな材料を ファインセラミックス と言います。ファインセラミックスの原材料は、きびしく管理されています。

セラミックスは、金属とちがい、さびないのが普通です。 セラミックスは電気を流さないので、電子材料で、絶縁(ぜつえん)が必要なところに使われることがあります。 電気回路で電気を一時的に保持する部品をコンデンサと言うのですが、セラミックコンデンサなどの応用があります。


貿易[編集]

外国へ商品を売ることを輸出(ゆしゅつ)という。外国から、商品を買うことを輸入(ゆにゅう)という。

輸出額が輸入額より大きい場合を 貿易黒字(ぼうえき くろじ)という。輸入額が輸出額を上回ってる場合を 貿易赤字(ぼうえき あかじ)という。


  • 加工貿易(かこう ぼうえき)

日本には、資源が乏しく、外国から原料などを多く輸入している。 このように外国から原料を輸入し、日本国内で加工して工業製品にして、その工業製品を外国に輸出することで外貨をかせぐ貿易の方法を 加工貿易(かこう ぼうえき) という。

日本にとって、加工貿易は 必要な方法である。

貿易摩擦[編集]

  • アメリカとの日米貿易摩擦

1960年代ごろから、せんい製品・カラーテレビ・自動車・半導体電子部品などが多く輸出され、アメリカの製造業が不振になり、アメリカと日本との貿易摩擦が起こる。 アメリカは日本に輸出の規制を、もとめる。


現状[編集]

アメリカと中国が、大きな貿易相手。 日本から外国への輸出では、アメリカへの輸出、中国(中華人民共和国のこと)への輸出、韓国(大韓民国のこと)への輸出、台湾への輸出が多い。

外国から日本への輸入は、中国からの輸入、アメリカからの輸入、オーストラリアからの輸入が多い。


中国は人件費が安いので、その結果、輸出品の価格も安くなるので、各国の消費者が価格の安い中国製品を好んで買うので、多くの製品が中国から輸出される。 中国からの輸出品の生産は、中国の現地企業が生産している場合もあれば、外国の企業が人件費の安い中国に工場をたてて生産している場合もある。

中国にかぎらず、東南アジアも人件費が安いので、中国と同様に、安い製品の輸出をしている。

日本からも、人件費の安い外国に生産工場をうつす動きがあるが、その結果、国内の工場の仕事が減り、国内の生産力が下がるという「産業の空洞化」が起きている。

また、外国に工場を作ると、日本国内の工場でつちかわれた生産ノウハウも外国の労働者に教えることになるので、外国に技術ノウハウが流出するという 技術流出(ぎじゅつ りゅうしゅつ) も、問題になっている。


また、中国は人口が多く、世界最大の人口を持つので、中国市場に多くの企業が参入し、中国への輸出額も多くなっている。

オイル ショック[編集]

1973年におきた中東戦争が原因の、世界的な石油の値上がりを オイル ショック と言う。 中東戦争とは、西アジアの中東で起きた戦争である。 オイルショックのことを 石油危機(せきゆ きき) ともいう。

イスラエルと、アラブ諸国との、戦争である。この1973年の戦争を 第四次 中東戦争(だいよじ ちゅうとう せんそう) という。

中東戦争の主な理由は、領土問題(りょうど もんだい)である。イスラエルは第二次世界大戦後にユダヤ人によりクーデターで出来たばかりの新しい国なので、周辺のアラブ人がおさめるアラブ諸国とは、領土でもめることが多いのである。

イスラエルはアメリカの同盟国なので、アメリカはイスラエルを支援します。アメリカを支援する国の多くは、イスラエルを支援することになります。

産油国であるアラブ諸国は、イスラエルを支援する国への対抗措置として、石油の輸出制限をおこないます。その結果、石油を輸入していた国では、大幅に石油製品の値段が上がり、石油製品の値上がりにともない物価も値上がりし、経済が混乱しました。これが オイルショック です。

1861年~2007年の原油価格。100年近く続いた安値が1970年代に破られたことがわかる。
黄色 実質(物価変動補正)
青色 名目(当時の金額)

公害[編集]

工場などからでる排水や排煙などの処理が不十分だと、排水・排煙にふくまれる有害物質により、周辺の環境が汚染され、近隣の住民など多くの人の健康に被害が出る場合がある。このように、産業活動による多くの人への健康への悪影響を 公害(こうがい) という。


工場から有害な物質が出ている場合は、工場の中で働いている人にも健康への悪影響がある。

工場の中の人だけに健康被害がある場合は、ふつうは「公害」とは呼ばずに、「職業病」などと、べつの、よび方をする。

家庭などから出る物質によっても、環境に悪影響が出る場合があるが、それらの場合は、ふつうは公害とは呼ばずに、単に、環境汚染(かんきょうおせん)として、あつかわれる。 環境汚染とは、環境が、よごれることである。公害によって空気が汚染された場合なども、環境汚染の、ひとつである。

この節では、職業病ではなく、主に、公害を中心に説明する。


公害とは、主に、以下の7つの公害が典型的である。

  • 大気汚染(たいき おせん) ・・・ 排煙などで、空気が、よごれること。
  • 水質汚濁(すいしつ おだく) ・・・ 川や海などの水がよごれること。
  • 土壌汚染(どじょう おせん) ・・・
  • 騒音(そうおん) ・・・
  • 振動(しんどう) ・・・
  • 地盤沈下(じばん ちんか) ・・・ 地下水を大量に取り出すと、地面が低くなる地盤沈下が起きることがある。
  • 悪臭(あくしゅう) ・・・

環境基本法では、この7つの種類の公害を、典型七公害(てんけい ななこうがい)としている。

公害は、世界の各地で、さまざまな公害がおきたが、この節では、日本で起きた公害を主に取り上げ、そのうち戦後に起きた公害を取り上げる。

四大公害病[編集]

日本でも、かつて、大きな公害をおこしたことがある。以下の4つの公害および公害による病気が、とくに被害が大きい公害として有名である。

  • 水俣病(みなまたびょう)
  • 四日市(よっかいち)ぜんそく
  • イタイイタイ病
  • 新潟水俣病(にいがたみなまたびょう)

この4つの公害を四大公害(よんだい こうがい)と言います。


  • 水俣病(みなまたびょう)
熊本水俣病
赤:水俣市、青:葦北郡、薄黄色:その他の熊本県

化学工場の排水にふくまれていた水銀および水銀化合物(有機水銀、メチル水銀)が原因でおきた病気です。水銀は猛毒(もうどく)なので、この水銀に汚染された水を飲んだり、水銀に汚染された海水で育った魚や貝を食べたりすると、病気になります。体が水銀におかされると、神経細胞が破壊され、手足がしびれたり、うごかなくなります。

熊本県の水俣(みなまた)という地域や、水俣湾(みなまたわん)の周辺で、1953年ごろに新聞報道などで有名になった公害なので、水俣病(みなまたびょう)と言います。

なお、有名になったのは1953年ごろからだが、それ以前の1940年代ごろから、水俣病とおぼしき症例が知られている。

人間以外にも、猫や鳥など、水銀に汚染された魚を食べたり水を飲んだりしたと思われる動物の不審死がいくつもあり、当初は、水俣病の原因もよく分かっていなかったので、しびれている猫が踊って(おどって)るようにも見えたことから、当初は「猫おどり病」(ねこおどりびょう)とも言われた。


  • 四日市(よっかいち)ぜんそく

三重県の四日市市は石油化学工業で、1940年ごろから、さかえていました。多くの石油化学工場があつまった石油化学コンビナートといわれる工場のあつまりが、あります。

1950年ごろから、この周辺では、ぜんそくや気管支炎(きかんしえん)など、のどをいためる病気の人が、ふえてきました。また、この近くの海でとれた魚は油くさい、と言われたりもしました。

四日市ぜんそくの原因の物質は 亜硫酸ガス(ありゅうさんガス) だということが、今では分かっています。

どうも、石油化学コンビナートから出る、けむりや排水(はいすい)が、環境に悪い影響をあたえているらしいと言うことが1960年ころから言われはじめ、社会問題になりました。

このうち、とくに ぜんそく の被害が有名なので、この四日市(よっかいち)でおきた公害を 四日市ぜんそく というのです。

四日市ぜんそくの、ぜんそくの原因は、今ではわかっており、けむりにふくまれる亜硫酸ガス(ありゅうさんガス)や窒素酸化物(ちっそ さんかぶつ)が、おもな原因だと分かっています。


  • イタイイタイ病(イタイイタイびょう)

1955年ごろ富山県の神通川(じんづうがわ)の周辺で起きた病気であり、体の ふしぶし が痛くなり、骨が折れやすくなる病気です。 カドミウム が原因です。カドミウムは猛毒です。

川の上流にある鉱山から流れ出る廃水にカドミウムがふくまれており、その廃水を飲んだ人や、廃水に汚染された米などの農産物などを食べた人に、被害が出ました。


  • 新潟水俣病(にいがたみなまたびょう)

1964年ごろに新潟県の阿賀野川(あがのがわ)の流域で起きた、水銀および水銀化合物による公害です。 化学工場の排水中の水銀化合物が原因です。

症状は、熊本県の水俣病と同じです。 第二水俣病(だいに みなまたびょう)とも言われます。

四大公害裁判[編集]

これらの公害病の原因の物質を排出した会社や工場に対し、住民らが国に裁判を、訴え(うったえ)でます。 1960年代の後半に裁判が起こされ、1970年代の前半の1971年〜1973年ごろに判決が出ます。 判決は、企業側の責任を認め、企業側は被害住民に 賠償金(ばいしょうきん) を支払うように命じた判決が出ます。

公害対策[編集]

四大公害などの発生を受け、公害対策の気運が高まります。

1967年に公害対策基本法(こうがいたいさく きほんほう)が制定されます。
1970年に環境庁(かんきょうちょう)が、設置されます。2001年に、環境庁から環境省(かんきょうしょう)に変わりました。
1970年に水質汚濁防止法(すいしつおだく ぼうしほう)が制定されます。
1993年に、環境基本法(かんきょう きほんほう)が出来ます。これにともない、古い公害対策基本法は廃止されました。環境基本法では、公害対策だけではなく、その他の多くの環境問題にも対策をした法律です。
2002年に土壌汚染対策法(どじょうおせん たいさくほう)が制定されます。

会社と金融[編集]

銀行の仕事[編集]

銀行は、企業にお金をかすことで、収入を得ています。お金を貸した際の、利息によって、収入を得ているのです。預金者が預けたお金の一部は、企業に貸し出されます。

貸すときの利息は、預金の利息よりも高いので、このしくみで、銀行は利益をかせげるのです。

お金の貸し借りをする業務を、金融(きんゆう)といいます。お金の融通をする、という意味です。 銀行では、預けたお金の全てが貸しだされるわけではありません。預金をおろす人のために、お金のいくらかは、貸しださずに、のこしています。

貸金業(かしきんぎょう)には、預金業務を行わずに、お金をかすことで、利息を得ている消費者金融などもあります。ですが小学生には消費者金融の利用の機会はないので、この節では、銀行などの預金業を行っている金融機関のしくみについて説明します。なお、消費者金融は、銀行からお金をかりて、元手の資金を調達していることが多いです。


銀行の仕事の、もうひとつは、為替(かわせ)です。いわゆる「振り込み」(ふりこみ)の仕事です。人と会社の、お金の支払いの仲介をして、手数料をとったりすることです。会社どうしの銀行を仲介にした支払いでは、「手形」(てがた)や「小切手」(こぎって)を使う場合もあるのですが、小学生には使う機会がないし、むずかしいので、ここでは説明しません。


銀行には、一般の銀行の他に、銀行にお金を貸すことを業務にしている、いわば「銀行にとっての銀行」も、あります。

たとえば、日本の国が運営している日本銀行では、銀行を相手に、お金の貸し借りをしています。日本銀行は、個人や会社には、お金を貸しません。日本銀行は、政府にもお金を貸します。日本銀行が、貸し借りをする目的は、お金の価値の安定のためや、物価の安定のためなどです。 日本銀行のように、ある国が、直接、運営している銀行を 中央銀行(ちゅうおうぎんこう) と、いいます。 日本円を発行しているのは、日本銀行です。

日本銀行がお金を貸すときの利息の割合を、公定歩合(こうてい ぶあい)といいます。この公定歩合と、貸出すお金の量を調整することで、経済が安定するようにしようとします。

  • 信用金庫(しんよう きんこ)

一般の人から預金をするのは、銀行の他にも、信用金庫も、預金業務をします。また、郵便局でも、郵便貯金(ゆうびんちょきん)として、預金業務をしています。信用金庫が預金から利益をえる手法は、銀行と同様で、企業にお金を貸して利息収入で、信用金庫は利益を得ます。


世界地図[編集]

地球儀は丸い。正確な形を反映するには、地球儀のような丸い球形でなければならない。なので、2次元上の平面にかかれた地図には、どんな地図の書き方でも、実物とはちがって、ひずんでしまう。

2次元平面の地図で面積の比率を正しくしようとすると、方向や角度がずれてしまう。平面上で、方向や角度をただしくしとうとすると、今度は、面積比がおかしくなってしまう。


メルカトル図法[編集]

メルカトル図法

メルカトル図法(ずほう)とは、角度を正しくあらわせる図法である。航海図などとして、昔からつかわれている。等角航路が直線で表される。また、世界地図にも、よく利用される。 しかし、面積比が正しくない。赤道から離れるにしたがって、面積が実際よりも大きく、かかれてしまう。たとえばグリーンランドは、じっさいには北アメリカの北米大陸とくらべて小さいのだが、メルカトル図法だとグリーンランドは北アメリカ大陸と同じくらいの大きさにかかれる。実際のグリーンランドの大きさは、南アメリカ大陸の8分の1くらいの大きさである。

また、方向も正しくはない。

正距方位図法[編集]

正距方位図法(せいきょ ほういずほう)は、地図の中心からの方位と、距離が正しい図法である。飛行機の航空図に、つかわれる。2点間の最短経路の大圏コースが、正距方位図法では直線で表される。


水産業[編集]

日本の漁業別の漁かく量(ぎょかくりょう)のうつり変わり。(農林水産省の資料などをもとに検定教科書や参考書が作成したグラフをもとに作成。)
図のカーブは、見やすいように簡単(かんたん)な形に変形してあるので、じっさいの漁かく量とは、少しだけ、ちがう。(※ 検定教科書も、同じように、簡単な形に変形してあります。)

日本の漁かく量は、少なくなってきている。

また、漁業で働く人の数も、年々、すくなくなっています。(※編集者へ: ここに漁業就業人口のグラフを。)

1970年には、各国が沿岸から200海里(「にひゃく かいり」、およそ370km)までの魚をとるように制限する、国際的なルールができた年なので、その年をさかいに、遠洋漁業の数が、少なくなっています。

また、水産物の輸入量が増えています。(※編集者へ: ここに水産物の輸入量のグラフを。)

最近では、沖合漁業の数も、減ってきています。


  • 沿岸漁業(えんがん ぎょぎょう)と、沖合漁業(おきあい ぎょぎょう)
  • 沿岸漁業(えんがん ぎょぎょう)
日帰り(ひがえり)で行けるくらいの、陸(りく)から ちかい海で、漁をすることを、沿岸漁業(えんがん ぎょぎょう)と言います。沿岸漁業のうち、海岸に近い場所で漁をすることを 近海漁業(きんかいぎょぎょう) といいます。小型(こがた)の漁船(ぎょせん)で、行く場合が多いです。
  • 沖合漁業(おきあい ぎょぎょう)
漁船(ぎょせん)で数日かけて行くような、陸から遠い海で、漁をすることを、沖合漁業(おきあい ぎょぎょう)と言います。

中型以上の漁船で行く場合が多いです。

  • 200海里

1海里は約1850mである。 沿岸から200海里までの範囲(はんい)を、経済水域(けいざいすいいき)という。

養しょく[編集]

さいばい漁業[編集]