「CSS/記述」の版間の差分

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
< CSS
削除された内容 追加された内容
M meta要素による言語の指定、ほか
→‎書式: 節まで書きこみ
13 行 13 行


== 基礎 ==
== 基礎 ==
=== style属性 ===
最も簡単に記述するには、HTML要素に、以下のように指定します。
最も簡単に記述するには、HTML要素に、以下のように指定します。


21 行 22 行
ほとんどの要素に style 属性を指定できますが、既存の要素で丁度囲まれていない部分を指定したい場合は、span要素 や div要素 で囲んでそれに属性を指定します。
ほとんどの要素に style 属性を指定できますが、既存の要素で丁度囲まれていない部分を指定したい場合は、span要素 や div要素 で囲んでそれに属性を指定します。


=== style要素 ===
特定の HTML要素全てにスタイルを指定したい場合は、style要素 でまとめて行うことができます。次の例は、全ての <code><nowiki><p></nowiki></code> タグに style="color:red" を指定した事になります。
特定の HTML要素全てにスタイルを指定したい場合は、style要素 でまとめて行うことができます。次の例は、全ての <code><nowiki><p></nowiki></code> タグに style="color:red" を指定した事になります。


48 行 50 行
<p style="color:red">文字色その2</p>
<p style="color:red">文字色その2</p>


style要素に対応していないユーザーエージェントのに、style要素の中をコメントアウトすることもあります。
style要素に対応していないユーザーエージェントのために、style要素の中をコメントアウトすることもあります。

ここで、CSSの<code>p { color:red }</code>となっていますが、このうち、最初の<code>p</code>を'''セレクタ'''、<code>color</code>を
'''プロパティ'''、<code>red</code>を'''値'''といいます。

個別のHTML要素にスタイルを指定することもできますが、「意味と見た目の分離」、「全体でスタイルを統一する」、「再利用性を高める」などの観点から、CSSはまとめて書くことが推奨されています。

=== 外部スタイルシート ===
さらに、CSSだけを別のファイルに書くこともできます。例えば、<code>foo.css</code>に、

<source lang="css">
p { color:red }
</source>

とだけ書いておいて、HTML側でこのファイルを、<code>&lt;link&gt;</code>要素を使って、

<source lang="html4strict">
<head>
途中略
<link rel="stylesheet" href="foo.css" type="text/css" />
</head>
<body>
<p>文字色その1</p>
 :
途中略
 :
<p>文字色その2</p>
</body>
</source>

としても、

<p style="color:red">文字色その1</p>
::<br />
途中略<br />
::
<p style="color:red">文字色その2</p>

のようにスタイルが適用されます。こうすれば、サイト全体で見た目の統一をはかり、さらにそれをまとめて変更することができます。

== 書式 ==
直接<code>style</code>属性で書く場合を除いて、CSSは以下のような書式になっています。

/* コメント */
セレクタ[, セレクタ…] {プロパティ: 値 [; プロパティ: 値…]}
[セレクタ {プロパティ: 値}…]

さっきの例では、<code>p</code>が'''セレクタ'''、<code>color</code>が'''プロパティ'''、<code>red</code>が'''値'''です。1つのセレクタについて、プロパティと値の組を複数指定することが可能で、その間はセミコロンで区切ります(C言語など違って、最後の値の後にセミコロンを必ず付ける必要はありません)。また、コンマで区切って、複数のセレクタに対して同じスタイルを適用することもできます。

<code>/*</code> と <code>*/</code>ではさまれた部分はコメントとして無視されます。また、コメントや空白、改行は、単語の途中でなければどこに入れてもかまいません。


[[Category:World Wide Web|CSS きしゆつ]]
[[Category:World Wide Web|CSS きしゆつ]]

2011年4月18日 (月) 08:11時点における版

準備

まずスタイルシートを入力する前に、

<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">

<style type="text/css">

</style>

の2つを入力します。 HTML 文書中にスタイルシートを書く場合は、通常、 head 要素の中<head> から </head> までの間)にこれを置きます。<style> から </style> までの間に書いた内容を、ブラウザは CSS 形式のスタイルシートとして扱います。これでスタイルシートを入力する準備ができました。

基礎

style属性

最も簡単に記述するには、HTML要素に、以下のように指定します。

<p style="color:red">文字色:赤</p>

文字色:赤

ほとんどの要素に style 属性を指定できますが、既存の要素で丁度囲まれていない部分を指定したい場合は、span要素 や div要素 で囲んでそれに属性を指定します。

style要素

特定の HTML要素全てにスタイルを指定したい場合は、style要素 でまとめて行うことができます。次の例は、全ての <p> タグに style="color:red" を指定した事になります。

<head>
:
途中略
:
<style type="text/css">
<!--
p { color:red }
-->
</style>
</head>
<body>
<p>文字色その1</p>
 :
途中略
 :
<p>文字色その2</p>
</body>

文字色その1


途中略

文字色その2

style要素に対応していないユーザーエージェントのために、style要素の中をコメントアウトすることもあります。

ここで、CSSのp { color:red }となっていますが、このうち、最初のpセレクタcolorプロパティredといいます。

個別のHTML要素にスタイルを指定することもできますが、「意味と見た目の分離」、「全体でスタイルを統一する」、「再利用性を高める」などの観点から、CSSはまとめて書くことが推奨されています。

外部スタイルシート

さらに、CSSだけを別のファイルに書くこともできます。例えば、foo.cssに、

p { color:red }

とだけ書いておいて、HTML側でこのファイルを、<link>要素を使って、

<head>
:
途中略
:
<link rel="stylesheet" href="foo.css" type="text/css" />
</head>
<body>
<p>文字色その1</p>
 :
途中略
 :
<p>文字色その2</p>
</body>

としても、

文字色その1


途中略

文字色その2

のようにスタイルが適用されます。こうすれば、サイト全体で見た目の統一をはかり、さらにそれをまとめて変更することができます。

書式

直接style属性で書く場合を除いて、CSSは以下のような書式になっています。

/* コメント */
セレクタ[, セレクタ…] {プロパティ: 値 [; プロパティ: 値…]}
[セレクタ {プロパティ: 値}…]

さっきの例では、pセレクタcolorプロパティredです。1つのセレクタについて、プロパティと値の組を複数指定することが可能で、その間はセミコロンで区切ります(C言語など違って、最後の値の後にセミコロンを必ず付ける必要はありません)。また、コンマで区切って、複数のセレクタに対して同じスタイルを適用することもできます。

/**/ではさまれた部分はコメントとして無視されます。また、コメントや空白、改行は、単語の途中でなければどこに入れてもかまいません。