OpenOffice.org Calc/表の書式設定

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

表の書式設定[編集]

フォント書式の適用(フォント名、サイズ、色、スタイル)[編集]

OpenOffice.org Writerの操作と同一なので省略。

数値の形式の適用(通貨、パーセンテージ、日付、コンマ)[編集]

表計算ソフトでは様々なデータを用いることができます。ここで、それぞれのデータの表示方法を変更し、文書の意図をより明確にすることができます。ここでは、データの表示形式をセルごとに変更する方法について述べます。

まず最初に、データを各データ形式で入力します。上では、データの例として、通貨、w:パーセンテージ、日付、コンマがあります。このうち、通貨、コンマは通常の方法で数値を入力すれば、通貨、または数値として認識させることが出来ます。一方、通常の数値とパーセンテージは100倍の関係で結ばれているため、普通の数値をパーセンテージの書式にあらためると、数値が100倍されてしまいます。これをあらためるために、数値の最後に\%をつけることで、最初からセルのデータが通常の数値ではなく、パーセンテージを表わすデータであることが示されます。 また、日付を入力する際には、

年/月/日

の書式で入力する必要があります。これによって、セルの中のデータが日付を表わすデータであることが示されます。

それぞれのデータを入力した後、データがあるセルを選択し、'書式'>'セル'を選びます。この時開くウィンドウ内で、'数'タブを選択すると、'書式'の中にフォーマットの例が現われます。ここで書式を設定して'OK'ボタンをクリックすることで、データの書式がかわります。

行の高さと列幅の変更[編集]

行の高さや列の幅は各行や列で1,2, ... などの行名や、A,B,... などの列名が書かれている部分の線をドラッグすることで変更することが出来ます。

セルの内容の配置変更[編集]

セルに書かれたデータの位置をセル内で調整することが出来ます。ここでもツールバーを用いて'中央揃え'、'左揃え'、'右揃え'などの設定を行なうことが出来ます。しかし、この操作はOpenOffice.org Writerの操作と同一なので省略します。

ここでは、'中央揃え'、'左揃え'、'右揃え'などの横方向の操作に加えて、縦方向に位置を調整する方法について述べます。まず、セルを選択し、'書式'>'セル'を選択し、'配置'タブを選択します。ここで、'文章の配置'の'縦に'を変更することでセル内で縦に位置を調整することが出来ます。選択肢として'上揃え'、'中央揃え'、'下揃え'などがあります。

小数点以下の桁数の調整[編集]

w:小数を扱うときには書式を変更することで、小数点以下の数値をどれだけ残すかを設定することが出来ます。扱うデータに応じて適切な形式を扱うことが重要となります。

小数点の数を変更するときには、数値を扱うセルを選択して、'書式'>'セル'を選択し、ウィンドウの'数'タブを選択します。ここで、'オプション'の'小数点以下の桁'を増減することで小数点以下の数値の数を変更できます。数値を変更した後'OK'ボタンをクリックすると、実際に変更が反映されます。

'書式のコピー/貼り付け'を使って書式をコピーする操作[編集]

この操作はOpenOffice.org Writerの操作と同一なので省略。

オートフォーマットの適用[編集]

罫線、網掛け、塗りつぶしの適用[編集]

セルの結合[編集]

複数のセルを結合させて、より大きなセルを作ることが出来ます。この機能は、セル内に大きな文字列を入れたい時などに用いられます。

セルを結合させるときには、結合させたい(複数の)セルを選択し、'書式'>'セルの結合'を選びます。

文字列の方向とインデントの変更[編集]

文字列の方向を自由に変化させることが出来ます。また、インデントとは、セルの端をずらして左端以外の位置から文字列を始める機能です。

文字列の方向を変更するには、文字列の向きを変更したいセルを選択し、'書式'>'セル'を選びます。開いたウィンドウの'配置'タブを選び、'文字の方向'で'角度'を変更します。変更が終わったら'OK'ボタンをクリックすると変更が適用されます。

インデントを用いるときも、'書式'>'セル'から'配置'タブを選びます。ここで、'文章の配置'の'横に'から、'左揃え'を選んでから、'インデント'の値を変更します。変更が終わったら'OK'ボタンをクリックすると変更が適用されます。

スタイルの定義、適用、および削除[編集]