サッカー
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ルール
[編集]基本的な流れ
[編集]プレイヤーは11人ずつの 2チームに分かれ、一つのボールを主に足を使って移動させ、自分のチームのゴールを守りつつ、相手のチームのゴールへ運ぶ。試合時間中にゴールに入れた回数の多い方のチームが勝ちとなる。
足以外でも手(腕)以外であれば使っても良い。手がボールに触れた場合は反則となる。各チームの中から一人だけ、ゴールキーパーと呼ばれる人が選出される。ゴールキーパーだけは基本的に自らのチームのゴール前に広がるペナルティエリア内に限って手を含む全身を使うことが許され、ゴールにボールを入れられないようにする。ゴールキーパーはペナルティエリアを出て、ボールを運ぶこともできるが、その場合は、他のプレイヤー同様に手などを使ってはならない。
試合時間
[編集]- 前後半45分の計90分。
- 年齢、性別により変更できる。
- 途中の選手交代や負傷などによる中断時間を審判員が独自に計測し、その分の余剰時間(アディショナルタイム)を付ける。
- 一定以上の規模の試合では、第4の審判員が目安となる時間をタッチラインで明示する。
- 時間内に決着がつかなければ次のように取り扱われる。
出場人数
[編集]- 11人以下。但し、そのうち1人は必ずゴールキーパーであること。どちらかのチームが7人未満の場合は試合を行わない。
- FIFA、各大陸連盟、各国協会が行う公式競技会ではいかなる試合でも最大5人まで交代できる。
- 親善試合などでは6人までの範囲で交代枠を増やすことができる(対戦者の合意があればさらに増やすことができる場合もある)。
フィールド
[編集]詳細はサッカー/フィールドを参照
- 大きさ : 縦105m×横68m(国際大会)
- ライン : 12cm以下
- ゴールの大きさ : 7.32×2.44m(内側寸法)、柱12cm程度
- コーナーフラッグ : 高さ1.5m以上
- センターサークル : ゲームの開始時 (キックオフ) 、また、得点が入ったとき、ここの中心 (センターマーク) からプレイが始められる。相手側の選手がこのエリアにいるときは、キックオフすることができない。
- サイドライン : フィールドの側方に引かれたライン。ボールがこのラインからフィールドの外に出たとき、最後に触れた選手の相手方のチームにスローインが与えられる。
- ゴールライン : ゴール後方に引かれたライン。ボールがこのラインからフィールドの外に出たとき、最後に触れた選手が攻撃側の場合はゴールキック、守備側の場合はコーナーキックになる。
- ペナルティーエリア : このエリア内では、守備側のゴールキーパーがボールを手で扱える。また、守備側が直接フリーキック(FK)にあたる反則をした場合には、攻撃側にペナルティーキック (PK) が与えられる。
用具
[編集]- ボール
- 大きさ : 外周は68cm以上70cm以下
- 重さ : 410g以上450g以下(試合開始時)
- 空気圧 : 0.6~1.1気圧
- シャツ
- パンツ
- ストッキング
- スパイク
- 脛当て(シンガード)(レガース)
- グローブ(キーパー用)
ルールに関する用語
[編集]詳細はサッカー/ルールを参照
- イエローカード:警告を告げる際に主審が提示するカード。同一試合に2枚で退場(レッドカード)となる。
- レッドカード:退場を告げる際に主審が提示するカード。
- アドバンテージ:守備側に反則があったが、その反則を取らずに流したほうが明らかに攻撃側に有利な場合 (例 守備側に後ろからのチャージがあって攻撃側選手が倒されたが、ボールがこぼれて他の攻撃側選手に渡り、得点のチャンスとなった場合等) はその時点での反則を取らないことがある。これをアドバンテージといい、主審は両手を上前方にあげるジェスチャーで示す。一方、それは反則をなかったことにするということではないので、ボールがタッチを割るなどしてプレーが切れたときに、その反則を犯した選手に警告や退場を命じることがある。
- オフサイド:相手側ゴールラインより前に相手側の選手が2人(GK含む)の時に、その選手の前でボールを受けること。または、ボールに関与する動きをすること。または、相手選手を邪魔すること。
- フリーキック:反則を犯したチームへの罰として相手チームによって試合を再開させるキック。直接得点できる直接フリーキックと、ほかのプレーヤーに触れてからでないと得点できない間接フリーキックがある。フリーキックの際は、守備側選手は一定距離離れなければならないが、その距離が満たされていなくても攻撃側はキックでプレーを始めることができる。
- ペナルティーキック:ペナルティーエリア内で反則を犯したチームへの罰として相手チームによって試合を再開させるキック。
- コーナーキック:ゴールラインを割ったときに最後に触れた選手が守備側だった場合、フィールドの角を示すコーナーポストの位置から相手に邪魔されない形でキックすることができる。直接ゴールを狙ってもよい。
- ゴールキック:ゴールラインを割ったときに最後に触れた選手が攻撃側だった場合、守備側がゴールエリア内にボールを置いてキックで再開する。直接ゴールを狙ってもよい。
- スローイン:タッチラインを割ったときに最後に触れた選手の反対のチームが、ボールが割った位置で頭上で両手を使ってボールを投げ入れて試合を再開する。直接ゴールを狙うことはできない。スローインのボールはオフサイドの対象とならない。
ファウル及び不正行為
[編集]- ハンドリング:プレイヤーが手でボールを扱う反則。故意や悪質と判断されたもの、決定的な得点の機会を阻止した(例 触らなければゴールになるシュートをフィールドプレイヤーが手で阻止した)場合には、警告や退場となる。一方、たとえばプレーに伴い、体のバランスを取るために手を広げていたところに相手の蹴ったボールが偶然当たったような場合は、手に明らかに当たっていても反則を取られない。
- キッキング:相手選手を蹴ること。または蹴ろうとすること。
- ストライキング:相手選手を打つこと。または打とうとすること。
- プッシング:相手選手を押すこと。
- ホールディング:相手選手を押さえること。
- トリッピング:相手選手を躓かせること。または躓かせようとすること。
- ジャンピングアット:相手選手に飛び掛ること。
- スピッティング:相手選手に唾を吐きかけること。
- ファールコンタクト:ボールを奪う為にタックルしようとしたときに、ボールより前に相手選手に接触すること。
- ファールチャージ:過剰な力でタックルを行ったり、非常に危険なタックルを行ったりすること。適切なショルダーチャージはファウルにならない。
- シミュレーション:相手選手との接触による転倒を模擬し、審判を欺こうとする行為。
技術
[編集]詳細はサッカー/技術を参照
- シュート:ゴールへ向かってボールを蹴ること。
- パス:ボールを足で蹴るなどして味方選手に渡すこと。
- ドリブル:ボールを蹴りながらボールとともに移動すること。
- ヘディング:頭でボールを叩いてパスやシュートを行うこと。
- トラップ:ボールを受け止めて、次の動きを行いやすい位置にボールを移動させること。
- フェイント : 相手選手にプレーの意図を読まれないようにするための動作。
- ポストプレイ:ゴールに背を向けて、相手選手を背負いながらボールをもらうこと。
- ボディシェイプ : 競技者の動きと身体の姿勢を表す概念。ボールを持っているとき持っていないとき関わらず、常によいボディシェイプで視野を確保することがいいプレーをするために非常に重要。
- オフ・ザ・ボール:ボールを持っていないときの動き
- オーバーラップ:後ろにいる選手が前にいる選手を追い越す動き。或いはディフェンダーの攻撃参加のことをいう。
- インターセプト(パスカット):相手選手のパスなどを途中で止めてボールを奪うこと。
- マンマーク:1対1で特定の選手の守備につくこと。
- ショルダーチャージ:ボールを持っている選手に肩をぶつけてバランスを崩させること。
- スライディングタックル:ボールに足先から滑り込んで相手選手からボールを奪うこと。
- クリア: 敵が自陣内に攻め入った際、ボールを奪い安全地帯に逃すこと。
- チェッキング:ボールを持っている相手選手に素早くプレッシャーをかけること。
- ディレイ:相手選手が前に進もうとするのを遅らせること。
- カバー(カバーリング):1人の選手が抜かれたときに他の選手が助けに行くこと。或いはスペースを埋めること。
ポジション
[編集]大きく分けて次の4つのポジションがある。詳細はサッカー/ポジションを参照
- ゴールキーパー (GK) : ゴールを守る選手。ペナルティエリア内に限るが、唯一手でボールを扱うことができる。
- ディフェンダー (DF) : 主に後方で守備を行う選手。
- ミッドフィールダー (MF) : 主に中盤で守備と攻撃とをつなぐ選手
- フォワード (FW) : 主に前線で攻撃を行う選手。
戦術
[編集]詳細はサッカー/戦術を参照
- カウンター・アタック: 相手からボールを奪取し、すぐさま攻撃に転じること。相手の守備陣形が整う前に攻撃を仕掛けるので大きな得点のチャンスとなる。
- ポジションチェンジ
- サイドアタック: 主にウイングやサイドハーフの選手がボールを保持する攻撃。相手ゴール前に入り込む味方選手にクロスを送るか、サイドの選手が中に切り込んで自らシュートを打つパターンが多い。
- ラインディフェンス
- オフサイドトラップ
- プレッシング
- マンマークディフェンス
- ゾーンディフェンス
- ゾーンプレス
- フォアチェック
- パワープレイ: フォワードを中心に前線に人数を増やし、前線を狙うパスを出して得点のチャンスを増やし、ゴールを狙うプレイのこと。試合終了間際にどうしても得点が欲しい時に使うことが多い。
用語
[編集]選手・プレイに関するもの
[編集]- ストライカー:積極的にシュートを打ち得点を決める選手
- パサー(パッサー) : 上手にパスを出す選手
- ドリブラー:上手にドリブルする選手
- ファンタジスタ: トリッキーなプレーやアクロバティックなプレーをし観客を魅了する選手。
- ハードワーカー:味方のために激しく動き回って献身的なプレーをする選手。
- 守護神:ゴールを堅固に守ってくれる優秀なゴールキーパー。
- カードコレクター : イエローカードをよく出される選手。
- アシスト : 得点につながったラストパス。
- ハットトリック : 1試合個人3ゴールを達成すること。元々はクリケットの用語。
- マリーシア:ずる賢いプレー。
- 削る : 厳密にはファウルだが、見逃される位のボディコンタクト。特にスパイクの裏ですね辺りを蹴ったり膝を入れたりすること。激しく足をはらいに行く行為などもこう呼ぶ。この場合はもちろんファウルとなる。
- フリー : ボールを受ける際、近くに敵がいないこと。
- スペース:選手が誰もいない空間。
- ギャップ : ディフェンダーとディフェンダーの間にできる隙間。
- バイタルエリア
- インテンシティ
- アイコンタクト