明治大対策

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
移動: 案内検索
Wikipedia
ウィキペディア明治大学の記事があります。

本項は、明治大学の入学試験対策に関する事項である。

明治大学は、東京都千代田区に本部を置く私立大学である。受験者数が多い人気校であり、倍率も高いため、問題の難易度は標準的であるが、その分高得点が求められる。受験科目の基礎をしっかりと身につけたうえで、過去問を十分に対策しなければ合格は難しい。一般入試でも「全学部統一入試」と「一般選抜入試」の2方式がある。また、センター試験の結果のみによって合否を決める「センター試験利用入試」も実施している。

私大の入試の特徴として、定員以上の人数の受験者に合格が与えられることが挙げられるが、明治大もその例に洩れず、どの学部も定員の5倍程度の人数が合格になっている。よって、表面的な倍率(受験者数÷定員数)はどこの学部も20倍近いが、実質倍率(受験者数÷合格者数)は4倍程度なので、表面的な倍率に惑わされずに、優秀な受験生には積極的に挑戦してほしい。

全学部統一入試[編集]

2007年度から実施。この入試は共通の試験問題によって,10学部が同時に実施することから,1度の受験で複数学部へ出願できる入試である。これにより受験機会が増え,合格のチャンスが増えるメリットがある。 東京のほかに札幌・仙台・名古屋・大阪・広島・福岡の7都市で行われる。内容は「一般選抜入試」と変わらない。定員は一般入試に比べて少ないため、倍率は10倍前後と高い。

文系学部(全学部統一&一般)[編集]

法学部や政治経済学部は早慶や難関国立大学の併願として受ける受験生も多いため、他学部に比べて競争率、難易度ともにかなり高い。

英語[編集]

マークシートと記述の併用式。長文読解問題、文法・語法問題自体の難易度は標準的だが、制限時間に対して厳しい量が出題される傾向にあるので、精読より速読を意識して問題に取り組まないと、最後まで解けずに終わってしまう恐れがある。全体を通していえることだが空欄補充問題がやたら多い。

国語[編集]

文学部は現代文、古文、漢文すべてが出題される。その他の学部は現代文、古文が出題される。

現代文はやや長めな問題文が目立つが、問題自体はセンター試験レベルの標準的な選択問題や記述問題・論述問題が多い。 古文は現代語訳が出題されることがあるので、単語はもちろんのこと、助詞や助動詞もきちんと理解しておきたい。 漢文(文学部のみ)は書き下し文ではなく、2011,2012年と連続で、「書き下し文を全てひらがなで答えさせる」問題が出題された。 いずれもそこまで難しいものではなく、基礎をしっかりと身につけていれば高得点も望めるものとなっている。

選択科目[編集]

日本史
選択問題、記述問題・論述問題が幅広く出題される。基本的には教科書レベルの問題だが、文学部などの一部の学部では史料問題が出てくるので、余裕がある人は史料にも目を通しておくといい。全体としての難易度はそれ程高いものではないと思われるので、ここでも取れるところはきっちり取っておきたい。

世界史
学部によっては論述がある。マーク式の問題は基本的な問題が多いので、確実な知識が必要である。ただし、記号問題においては、毎年世界史というよりも日本史というような問題も登場する。 ある意味、世界史受験者の日本史に対する基礎常識を聞いているともいえる。対策というよりも、より多くの知識を入れることによりクリアすべきだろう。

地理
難易度は標準的だが、ただ暗記をしているだけでは点数に結びつかない問題も出題されている。また、地形図の読図が毎年出題されているので、平野の地形とその名称についてはしっかりと頭に入れておく必要がある(センターでも大問6に必ず地形図が出題されるので慣れておく必要がある)。さらに、文系学部の試験では30~40字程度の記述問題も出題されている。普段の勉強で「なぜそうなるのか」、結論が導き出されるまでにいたる過程を考え、理解を深めていくことが必要である。7割程度が合格ラインなので、これは全教科に共通して言えることだが、取れる問題を落とさないことが重要である。

政治経済
記述、論述、記号選択から成る。記述問題は政経選択者ならば常識レベルの穴埋め問題なので、ここで落とすことがないようにしたい。論述は政治経済の仕組み、システムの根本を問う問題が多い。単純な暗記だけでは対応ができないので、参考書をしっかりと読み込み他人に学習内容を説明するなど整理して表現する練習をしておこう。

数学
センター試験レベルの標準的な問題が多い。そのため、数学を選択するからには8割を目指すよう「黄色チャート(数研出版)」や過去問でしっかりと対策しよう。

理工学部(全学部統一&一般)[編集]

理工学部は駿河台キャンパスと和泉キャンパスで実施される。しかし,問題はともに同じであり,学科により分けているだけである。
受験票を確認して間違えぬように注意されたい。一般的な合格最低点数は7割程度と発表されている。
この節は書きかけです。この節を編集してくれる方を心からお待ちしています。

英語[編集]

試験時間は60分間。配点は120点満点である。基本的にマークセンス式で,簡単な和文英作文や適語補充などで一部記述式を併用している。
2008年より前では,物語系統の長文1題と易しめの論説文1題を読み答える問題であった。
2009年の入試では,その傾向が変わり,小説の問題1題であった。小説の題材は,米国小説で,2005年には「ニューベリ・メダル」を受賞したCynthia Kadohata氏のKira-Kiraであった。 ただし,問題文が実際の入試問題冊子で4ページ丸々使っており(一般に超長文と呼ばれる程度),問題の量も26問と決して少なくはない。
2010年入試でもこの傾向が続いた。

数学[編集]

試験時間は90分間。配点は120点満点。問題は4題ある。範囲は数学IIICまで。
〔I〕は基本的に小問集合となっており,マークセンス式を採用している。年によって小問数は異なり,2~4題出題される。全体の量的にはさほど変動はない。比較的本学として易しい問題が並ぶことが多い。
〔II〕,〔III〕はひとつの話題からの出題であり,マーク記述併用形式を取っている。記述式とは言えど,答のみである。近年では,行列と数学IIBIIIから1題というのが定番となっている。ただし,ひとつの分野に偏らないように前半後半で異なる範囲を聞くことも多い。
〔IV〕は完全な記述式で,近年では,数学IIIの微積分の定位置ともなっている。
単純計算で1問にかけられる時間は20~25分であるので,手際よく解かないと完答は厳しいだろう。

物理・化学[編集]

解答時間80分、配点120点 入試形式は物理3題、化学3題の計6題が出題され、その中から3題を選択して解答する形式である。 ほぼマークセンスの問題であるが、各大問1つ程度記述式の問題が含まれる。
(物理)
問題構成は、「力学」「電磁気」「波動・熱力学」 難易度は大学入試標準問題程度で満点も十分狙える
(化学)
問題構成は「化学Ⅰの理論・無機分野」「化学Ⅱの理論・無機分野」「有機化学」である場合が多い

農学部(全学部統一&一般)[編集]

農学,農芸化学,生命科学科:英語+国語・数学・化学・生物から2科目
食料環境政策科:英語・国語+日本史・世界史・地理・政治経済・数学・化学・生物から1科目

英語[編集]

試験時間は60分で読解2題(合計800から1200字)と熟語等知識問題の3題で構成されている。1990年まで90分で読解4題だった。難易度はそれ程高くないが非進学校の現役生などにとっては量的な負担が大きい。しかし難度の高いものに手を出す必要はなく、基本~標準レベルの参考書(や予備校の講座)を完璧に仕上げたほうが効率よく合格レベルに到達できるだろう。当然ながら、農業や環境関連の基礎的な単語はおさえておくこと。

選択科目[編集]

国語
試験時間60分で現代文・古文各一題。90年代までは現代文の選択問題がかなり難しかったが、00年度辺りから記述式を増やしたり、相当路線変更が行われた。農業に関する文章が出ることもあれば文系色が濃い内容のときもある。

数学
出題範囲は数学ⅠA・ⅡBである。基礎的な問題が中心なので、黄色チャート(数研出版)などで基礎を固めて、過去問演習をすること。

化学
制限時間は、もう一つの科目と合わせて120分であるため、60分を目安にするとよい。大問は5つ、ほぼマークシートで、4問ほどは記述式となっている。

生物
制限時間は、もう一つの科目と合わせて120分であるため、60分を目安にするとよい。ほとんどがマーク式。生物の反応や細胞については毎年出題されている。

センター試験利用入試[編集]

センター試験の結果のみによって合否が決まる試験方式である。センター試験の科目数も同じ学部学科内で選択できる(例えば、法学部では3科目型、4科目型、5科目型の3パターンある)。合格するためには、学部学科と選択した科目数にもよるが、80%は必要である。3科目型は私大専願受験生でも対応できる。しかもセンター試験の問題は全学部統一入試や一般選抜入試の問題と比べ素直に解きやすい問題が多いため、私大受験生も積極的に利用するべきである。

外部サイト[編集]