福島大対策

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本項は、福島大学の入学試験対策に関する事項である。 福島大学は、福島県福島市にある国立大学である。

一般入試[編集]

福島大は国立大学である為、5教科7科目のセンター試験を受験することになる。福島大ではどの学群、クラスもセンター試験の配点が高い。そのためセンター試験対策の勉強を中心に力を入れること。2次試験は学群、クラスによって学科試験1科目のみの場合や、小論文または実技または面接のみが課される。小論文や2次試験の学科試験対策において過去問(赤本)をしっかりやっておこう。


2次試験対策[編集]

前期試験について記述する。
英語
人文社会学群・人間発達文化類・文化探究=言語文化クラス(国語とどちらか1科目)と人文社会学群経済経営類(小論文とどちらか1科目)で課される。
人文社会学群・人間発達文化類・文化探究=言語文化クラス
120分で長文読解3題、和文英訳1題の計4題が出題される。長文読解問題は主に英文和訳、内容説明問題が出題され、記述量が多いのが特徴であるので過去問で研究することが肝要である。和文英訳問題は本文の英文に沿って英作文を作る必要があるので過去問で研究すること。高校の先生、予備校講師に添削してもらうと良い。
人文社会学群経済経営類
70分で長文読解1題、会話文の適語挿入問題1題、整序英作文1題、自由英作文1題の計4題が出題される。長文読解問題は主に英文和訳、内容説明問題が出題される。過去問で研究するとともに、人文社会学群・人間発達文化類・文化探究=言語文化クラスの長文読解問題も解くと良い。会話文の適語挿入問題と整序英作文問題は一般的な国公立大2次試験問題であるので、学校で配布される会話文、英文法・整序英作文の問題集等をマスターし、過去問演習をするとよい。自由英作文は2つのテーマから1つのテーマを選択し100語程度で英作文を書く。過去問を研究し、余裕があれば形式、分量が同等の電気通信大の自由英作文の過去問題を解くと良い。高校の先生、予備校講師に添削してもらうと良い。

数学
人文社会学群・人間発達文化類・数理科学クラスと理工学群で課される。
人文社会学群・人間発達文化類・数理科学クラス
120分で大問5題が出題される。試験範囲は数ⅠⅡⅢABである。2017年までは数ⅠⅡABと数ⅠⅡⅢABの2つから選択で出題されていた。ここでは数ⅠⅡⅢABについて記述する。小問集合2題、大問3題出題され、数Ⅲの微積分、極限、複素数平面、2次曲線と満遍なく出題され、数Bの数列との融合問題、2次曲線と微積分との融合問題、ベクトルがよく出題されているので、特に対策しておくとよい。それ以外の分野も小問集合で満遍なく問われているので分野の抜けがないように対策しておくこと。難易度は教科書レベルの問題から入試標準レベルである。
理工学群
数学と理科1科目で120分である。小問集合1題、大問3題の計4題が出題される。数Ⅲの微積分が必ず出題されるので特に対策しておくとよい。それ以外の分野も小問集合等で満遍なく問われているので分野の抜けがないように対策しておくこと。難易度は教科書本文から教科書の節末、章末、教科書傍用問題集のB問題レベルの問題が中心であるが、理科1科目と合わせて試験時間が120分のため、時間的余裕がなく、できる問題からすばやく正確に解く必要がある。したがって過去問演習の際は特に時間配分に注意し、時間を計って解こう。

理科
理工学群で課される。「基礎物理・物理」、「基礎化学・化学」、「基礎生物・生物」、「基礎地学・地学」から1科目選択し、数学と合わせて120分である。
物理
小問集合1題、力学から1題、力学以外から1題の計3題出題される。典型的なテーマの問題が多いが、説明問題も出際されるので過去問等で研究しておくと良い。また小問集合では「原子物理」も出題されるため、分野の偏りなく満遍なく対策すること。学校で配布される傍用問題集(リードα、セミナー等)をマスターしたら過去問演習にとりかかろう。数学と合わせて120分のため、過去問演習の際は特に時間配分に注意し、時間を計って解こう。
化学
理論分野から1題、理論分野と無機分野の融合問題が1題、有機化学から1題の計3題が出題される。計算問題、知識問題、説明問題がバランスよく出題されている。難易度は教科書本文の問いレベルから標準レベルの出題なので学校で配布される傍用問題集(リードα、セミナー等)をマスターしたら過去問演習にとりかかろう。説明問題がどの大問にも出題される。数学と合わせて120分のため、過去問演習の際は特に時間配分に注意し、時間を計って解こう。
生物
大問3題が出題される。知識問題、図を描く問題、計算問題、説明・論述問題とバリエーションが多い出題である。数学・生物を選択して解く場合、物理、化学選択よりも時間的余裕がないのが特徴である。過去問演習の際は特に時間配分に注意し、時間を計って解こう。

国語
人文社会学群・人間発達文化類・文化探究=言語文化クラス(英語とどちらか1科目)で課される。試験時間は120分である。論説文1題、古典から1題の計2題出題される。古典分野は古文と漢文の両方が出題され実質大問3題分である。
現代文は傍線部説明、内容説明問題で、一般的な国公立大2次試験である。記述量が多いので過去問と併用して説明・論述式の現代文の問題集をやっておくとよい
古文は口語訳、内容説明問題、古典常識を背景にした説明問題が出題されるので国語便覧で古典常識を確認するとよい。記述量が多いので、国公立大の過去問の多い古文の問題集で演習量を増やすと良い。
漢文は傍線部の漢文の書き下し文の作成、口語訳、内容説明問題が出題される。過去問だけでなく国公立大2次試験用の漢文の問題集で演習量を増やすと良い。