筑波大対策
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本項は、筑波大学の入学試験対策に関する事項である。
筑波大学(略称筑波又は筑大)は茨城県つくば市に拠点を置く総合大学である。
いたずらに難問・奇問が出題されるのではなく、どの科目も基礎を充実させれば合格にたどりつける一般的な国公立大学の入試問題である。センター試験の配点も決して少なくないので(どの学部も一定の倍率で一次選抜が実施される)最低でも75%の得点が欲しい。一般的な国公立大学入試と違ってセンター試験で5教科7科目が課されない軽量な試験の学類(他大学でいう学科に相当、学部は「学群」と呼び、学類ごとに入試科目・配点が異なる)も多い。後期試験では小論文や面接などが課される。
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[編集] センター試験
筑波大学は首都圏から通学できる国公立大学ということもあり、人気はそこそこ高い。したがってセンター試験では8割を目標としたい。筑波大学の2次試験は受験者層に対してだいぶ基礎的な内容を問うので8割を切ってしまうと2次試験でかなりの高得点を必要とする。 また、一部の学類(文理問わず)では理科総合ABを選択することができるので利用できるのであれば、ここは利用したいところである。
[編集] 英語
例年長文読解2題、英作文1題の3題構成である。長文読解に関しては、1000語程度と700語程度の文章がそれぞれ1題ずつ出され、設問は和訳、下線部説明、内容一致など多義にわたるが、どれもごく標準的な問が揃っている。特別な対策は必要なく、中堅国公立2次試験問題対策で十分である。英作文は語句整序と短い英作が出題されこちらも基礎的な学習で十分対応可能である。しかし基本的であるがために少しのミスが大きく響くので注意が必要といえる。語彙的には基本的語彙を身につける必要があるだろう。
[編集] 国語
文系学類と医学群の一部で課され、前者は現代文2題、古文・漢文がそれぞれ1題ずつの計4題120分、後者が現代文のみ2題の90分である。設問はすべて論述問題や記述問題である。ただし関東の傾向にある「簡潔に説明」する問題が多く、解答を短くまとめる練習も必要。
現代文は例年第一問が評論、第二問が小説の問題である。評論は標準的な良問であり、当学受験者だけでなく他の国公立大学受験者の練習用問題としても使える。ただし、それだけに基礎的な問題を落とすことは命取りとなる。小説に関しても一般的問題であるが、2次試験で論述の小説問題を出題するところは少ない。本学のほかに広島大前期(法・医)の過去問や、少し実力がついているならば阪大文学部用の問題を解くなどして表現技法の説明など小説独特の設問に慣れるようにしたい。
古文は入試問題としては比較的短い400字程度の文章である。和歌に関する問題も出題されるなど、関東国公立にしては珍しいので、もしそういう問題に取り組みたいのであれば、和歌について問われる関西国公立の問題に取り組むのもよい。
漢文では基本的な句形の習得はもちろんのこと、白文をもとにした設問も出されるので、できるだけ慣れて臨まなければいけない。本学の他に同様の白文問題が出される神戸大や九大、名古屋大の過去問も練習としても難度としてもちょうど良い。
[編集] 数学
文理統一問題ではあるが、それぞれの学群での選択式となるため、標準通り文系受験者は数学IAIIBまでの学習で十分である。内容としては図形と式、ベクトル、数列、数学IIICの分野がよく出される。ここ10数年易化傾向が続いているので、少々の難化は覚悟したい。青チャートやプラチカなどの問題集で基礎力をつければ十分といえる。 数学Cが必答の学類では、他大学での出題率が低い『いろいろな曲線』(2次曲線、媒介変数表示、極方程式)の分野から出題されることもあるので、十分な対策が必要である。
[編集] 世界史
筑波大文系学群は他の国公立大学と違い、英・国・社3教科受験が可能である(同様の方式に北大や阪大(ただし両校共に文学部のみ)がある)。大問は4題構成であり、その全てが400字論述である。しかし問われている問題は世界史論述問題の中でも特に標準的な問題ばかりであり、一般的な論述問題集に載ってるようなものが出題されることもあるので、本学受験者以外でも論述入門用の問題として最適である。出題としては中世キリスト教史や近現代史が多い。ほぼ全ての設問で指定語句が設けられ、そこから論点をしぼるというやり方が効果的である。400字論述と聞くと大変そうだが、初めは教科書のまる写しや、字数を気にせず書いてみることが重要である。これは全ての科目の問題に通じるといってもよい。
[編集] 日本史
世界史同様、指定語句つきの400字論述が4題と論述量が多い。世界史の項目でも述べたように基本的な問題が多いのでとにかく書いてみることが重要である。
[編集] 地理
学類によって違いが出るが、基本的には400字論述4題という姿勢が貫かれている。生命環境学群地球学類は、理系では珍しく地理を選択することができる。地球学類の地理は3つの大問からなり、大問1と大問3が300字論述、大問2は年によって変化するが、基本的には論述を要求される。
特徴としては地形図が必ず出される。扇状地や海岸段丘などの典型的な地形が狙われやすい。地形断面図を描かせる問題は以前は頻出であったが、一時姿を消し、2009年度入試で復活した。今後、地形断面図が出題されるかはともかく、慣れていないと意外と作成に時間がかかるため、練習しておくべきであろう。
論述は「慣れ」が大事である。できる限り多くの問題にあたり、高校や塾の地理の先生に添削してもらうことを推奨する。
その他の傾向としては、筑波大に在籍する教授の研究分野と関わりのある分野からの出題が多い。余裕のある受験生は、教授の研究業績をチェックしておくと良いかもしれない。また、教科書から逸脱した出題はないので、教科書を一番の参考書とすることをおすすめする。
[編集] 倫理
他の社会科目と同じく400字論述4題が課される。論述倫理を出題する大学は珍しく、対策は立てづらいが基礎の充実をはかることが最重要である。
[編集] 物理
例年物理の基礎力をはかるのに適当な問題を出題しているので基礎固めが必要といえる。筑波大学の化学は非常に差がつきにくいので、多くの受験生は物理で差をつける必要がある。
[編集] 化学
標準的な問題が多い。客観的に見ても非常に易しい部類に入り、他科目の中でもかなりの高得点率をマークしている。化学での差をつけることは難しい。2科目120分(学部により1科目のところもある)という変則的試験なのでもう一方の科目との時間の兼ね合いも十分考慮に入れたい。
[編集] 生物
標準的な問題ばかりが出題される。論述の問題対策はしっかりとしたい。
[編集] 地学
地学での受験者は少ないが、圧倒的に標準的な問題が多い。基礎の充実に努めたい。