X86アセンブラ/組み込みデータ型
出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
< X86アセンブラ
整数 [編集]
整数は0とそれに 1 ずつ加えていって得られる数と、1 ずつ引いていって得られる数(例、…,-1, 0, +1, …)の総称のことである。
8086アーキテクチャでは、ほとんどの基本的な操作においては、整数は元々は8ビットか16ビットのサイズであった。その後、80386がリリースされた頃には、データバスは32ビットの操作をサポートするように拡張され、整数に関する操作でも32ビットがサポートされるようになった。最新のx86アーキテクチャのシステムでは、64ビットの命令をサポートしているが、これは64ビットのオペレーティングシステムの最適化のために必要とされている。
X86アセンブリ言語では、整数には符号付き整数と符号なし整数の2種類があり、取り扱いに少し違いがある。符号付き整数として扱われる場合、最左端のビット (MSB) が符号ビットとして扱われる。
アセンブリ命令のいくつかは、符号ビットによって若干違う動きをする。
浮動小数点数 [編集]
実数は、X86アセンブリ言語では浮動小数点型データ(IEEE 754形式)により扱われる。
8086では、元々、浮動小数点数を扱う機能はメインプロセッサのにはなく、エミュレートするソフトウェアを使うか、数値演算コプロセッサ(8087など)を接続する必要があった。しかし数値演算コプロセッサは、486DX以降ではCPUに内蔵されている。
浮動小数点の操作は、全てのプロセッサで利用できる必要があるとはされていないので、浮動小数点数の演算をする必要があるのであれば、数値演算機能を判定して、必要であればソフトウェアライブラリを使ってエミュレートをすることになる。