X86アセンブラ/x86ファミリ
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x86という用語は、命令セットアーキテクチャとそれを実装したマイクロプロセッサの両方の意味がある。
x86命令セットはもともとはインテルによって広められ、徐々に新しい命令を追加することによって64ビットにまで拡張されてきた。 2009年には、x86はIA-32 (インテルアーキテクチャ、32ビット) と呼ばれることとなり、64ビットに拡張されたものはx86-64と呼ばれることとなった。
x86命令セットアーキテクチャの各バージョンは、インテルやAMD、その他のx86互換プロセッサファミリを持っていたいくつかのベンダによって実装された。
[編集] インテルx86マイクロプロセッサ
- 8086/8087 (1978)
- 8086はオリジナルのx86マイクロプロセッサであり、浮動小数点コプロセッサとして8087があった。8086はインテルによる最初の16ビットマイクロプロセッサであった。
- 8088 (1979)
- 8086の開発の後、インテルは低コストな8088も製作した。8088は8086と似ていたが、データバスが16ビットではなく8ビットであった。
- 80186/80187 (1982)
- 186はインテルによる2番目のチップである。80187は浮動小数点コプロセッサであり新しい命令が追加され、いくつかの命令が最適化され、クロックスピードが大きくなったが、プロセッサとしては8086と同じである。
- 80286/80287 (1982)
- 286は3番目のモデルで、80287は浮動小数点コプロセッサである。286ではこれまでのモデルで使われてきた「リアルモード」に対するものとして「プロテクトモード」が導入された。以降の全てのx86チップはリアルモードでもプロテクトモードでも動作できる。
- 80386 (1985)
- 386は4番目のモデルである。これはインテルによる最初の32ビットワードのマイクロプロセッサであった386DXモデルはオリジナルの486チップである、386SXモデルは同じ命令セットを使用したエコノミーモデルであり16ビットバスであった。386EXモデルは現在も組み込みシステムで使用されている。
- 80486 (1989)
- 486は5番目のモデルであり、初めて浮動小数点ユニットを内蔵した。初期の80486DXチップは壊れたFPUを持っており、それを物理的に切り離して486SX (486-SX15, 486-SX20, and 486-SX25)として売られていた。487数値演算プロセッサを468SXユーザは入手でき、それは468DXはきちんと動くFPUと追加のピンが付けられたものであった。486DX-50プロセッサはプロセッサをオーバーヒートさせないためにファンレスのヒートシンクを広く導入した。
- Pentium (1993)
- インテルは80586というコードナンバーが登録商標にできなかったため、Pentiumという名前にした。オリジナルのPentiumは少数の拡張がされている486より速いチップだったが、後のモデルではMMX命令も追加された。
- Pentium Pro (1995)
- Pentium Proは第6世代のアーキテクチャのマイクロプロセッサであり、元々はオリジナルのPentiumを完全に置き換える予定であったが、後にサーバとハイエンドデスクトップ用のチップという用途に限定された。
- Pentium II (1997)
- Pentium IIはPentium Proで初めて使用されたP6コアの修正版をベースとしているが、16ビットコードの実行のパフォーマンス向上と、Pentium MMXにすでに導入されていた1回の命令で複数データに対する処理を同時に行うMMX SIMD命令セットの追加がされた。
- Pentium III (1999)
- Pentium IIIの最初のバージョンはPentium IIに非常に良く似ていたが、最大の違いは、浮動小数点演算のSIMD処理を実現したSSE命令が追加されたことである。
- Pentium 4 (2000)
- Pentium 4は新しい第7世代の「NetBurst」アーキテクチャであった。現在これはクロックスピードが同じならば最も高速なx86チップであり、最大3.8GHzまで可能である。Pentium 4チップでは「Hyper-Threading」と「マルチコア」も導入された。
- Core (2006)
- Coreプロセッサのアーキテクチャは、実際には1995年のPentium Proで使われた第6世代のアーキテクチャを進歩させたものであった。特にモバイル用途ではNetBurstアーキテクチャは限界に達しており、これ以上NetBurstプロセッサを作るのは難しくなっていた。Coreプロセッサはより低速なクロックスピードで効率良く動くように設計されていた。全てのCoreブランドのプロセッサは2つのプロセッサコアを持っていた。Core Soloでは一方のコアは無効化されていたが、Core Duoでは2つとも使用された。
- Core 2 (2006)
- アップグレードされた64ビットのCoreアーキテクチャであり全てのデスクトップ向けバージョンがマルチコアである。
- i Series (2008)
- Core 2 プロセッサの後継であり、Hyper-Threadingを特徴とする。
- Celeron (first model 1998)
- Celeronチップは、価格による分類で、実際には多くの異なった設計のチップである。Celeronプロセッサはエコノミーなラインアップあり、Pentiumプロセッサより安いことが多かった。
- Xeon (first model 1998)
- Xeonプロセッサはサーバ用途の現代的なインテルプロセッサであり、多くの一次キャッシュを内蔵している(他のチップがキロバイトサイズであるのに対し、メガバイト単位である)。
[編集] AMD x86互換マイクロプロセッサ
- Athlon
- Athlonはx86互換プロセッサメーカーであるAMDの使用するブランドネームである。オリジナルのAthlon (Athlon Classicとも言う) は最初の第7世代のx86プロセッサであり、発売後の長い間にわたってインテル製の競合するプロセッサをしのぐ性能を持ったプロセッサであった
- Turion
- Turion 64はAMDが64ビットの低消費電力 (モバイル) プロセッサに使用しているブランドである。Turion 64 プロセッサ (Turion 65 X2 プロセッサは違うが) はAMDのSocket 754に互換性があり、512または1024KiBのL2キャッシュ、64ビットのシングルチャネルオンダイメモリコントローラと800MHzのHyperTransportバスを内蔵している。
- Duron
- AMD DuronはAMDによって製造されたx86互換のプロセッサである。AMD自身によるAthlonとインテルのPentium II、Celeronに対する低コストの代替品としてリリースされた。
- Sempron
- Sempronは2006年に入門レベルのデスクトップ向けCPUとして、Duronプロセッサを置き替える形で登場し、インテルのCeleron D プロセッサと競合した。
- Opteron
- AMD Opteronは最初の第8世代のx86プロセッサ (K8コア) であり、最初のAMDによるAMD64 (x86-64) プロセッサである。サーバ市場で特にインテルのXeonプロセッサの占めている分野で競合することを意図している。