エスペラント/文法/接頭辞
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接頭辞は、語幹の前につき、単語の意味を変化させます。
たとえば、bona (良い) に、mal- (反対語) という接頭辞をつけたとします。すると、malbona、悪いといういみになります。このように、単語に意味をつけ足したり、関連する他の意味にしたりするのが接頭辞なのです。
接頭辞一覧
[編集]エスペラントの接頭辞は、10個あります。ここでは、それらすべてを、例とともに紹介します。アルファベット順に、以下の通りです。
接頭辞 | 意味 | 例 | 備考 |
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bo- | 婚姻による関係 | frato → bofrato (兄弟 → 義兄弟) |
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ĉef- | 主たる | celo → ĉefcelo (目的 → 主目的) |
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dis- | 分離 | verŝi → disverŝi (まく → まき散らす) |
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ek- | 開始 | ami → ekami (好き → 好きになる) |
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eks- | 前・元 | ĉampiono → eksĉampiono (チャンピオン → 前[元]チャンピオン) |
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for- | 遠くに | aĵo → foraĵo (こと・もの → 遠方・遠景) |
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ge- | 男女両方 | patro → gepatroj (父 → 両親) |
男女「両方」のため、複数形になります。 なお、patro 父、patrino 母 です(接尾辞も参照)。 |
mal- | 反対 | bona → malbona (良い → 悪い) |
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post- | 後 | aĵo → postaĵo (こと・もの → 後部) |
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re- | ふたたび | aĉeti → reaĉeti (買う → 買いなおす) |
接頭辞の別の使い方
[編集]接頭辞は、ほかの単語の意味を変えるだけでなく、品詞語尾をつけることで、それ自身が単語となることができます。
たとえば、malo(反対)や、eki(始まる・始める)などがあります。