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エスペラント/文法/接頭辞

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

接頭辞は、語幹の前につき、単語の意味を変化させます。

たとえば、bona (良い) に、mal- (反対語) という接頭辞をつけたとします。すると、malbona、悪いといういみになります。このように、単語に意味をつけ足したり、関連する他の意味にしたりするのが接頭辞なのです。

接頭辞一覧

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エスペラントの接頭辞は、10個あります。ここでは、それらすべてを、例とともに紹介します。アルファベット順に、以下の通りです。

接頭辞 意味 備考
bo- 婚姻による関係 frato → bofrato
(兄弟 → 義兄弟)
ĉef- 主たる celo → ĉefcelo
(目的 → 主目的)
dis- 分離 verŝi → disverŝi
(まく → まき散らす)
ek- 開始 ami → ekami
(好き → 好きになる)
eks- 前・元 ĉampiono → eksĉampiono
(チャンピオン → 前[元]チャンピオン)
for- 遠くに aĵo → foraĵo
(こと・もの → 遠方・遠景)
ge- 男女両方 patro → gepatroj
(父 → 両親)
男女「両方」のため、複数形になります。
なお、patro 父、patrino 母 です(接尾辞も参照)。
mal- 反対 bona → malbona
(良い → 悪い)
post- aĵo → postaĵo
(こと・もの → 後部)
re- ふたたび aĉeti → reaĉeti
(買う → 買いなおす)

接頭辞の別の使い方

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接頭辞は、ほかの単語の意味を変えるだけでなく、品詞語尾をつけることで、それ自身が単語となることができます。

たとえば、malo(反対)や、eki(始まる・始める)などがあります。

関連項目

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