コントラクトブリッジ/戦略・戦術/概要

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概要[編集]

コントラクトブリッジの戦略・戦術には様々な要素があるが、主に3つの要素に分かれる:

  • ビディングに関する戦略・戦術。多くのプレイヤーはパートナーと適切な情報を交換し、最適なコントラクトに辿りついたり、オポーネントのコントラクトを妨害するためのシステムを用意する。
  • ダミープレイに関する戦略・戦術。ダミープレイとはディクレアラー側から見たプレイのことである。各カードをどちらのサイドが持っているかは分かり、パートナーの手札も自分で操作するため、分かっている情報に基づいた論理的な考え方が重要となる。また、複数のプレイ方針を選択するにあたって、ブリッジにおける基礎的な確率についての知識を必要とする。
  • ディフェンスに関する戦略・戦術。ダミープレイとは異なり、ダミーのカードは見えるがパートナーのカードが見えない。そのため、適切な情報を伝達したり、不確定な状況のもとで協力するパートナーシップが重要である。

具体的な事項は各小分類の戦術本に譲り、ここでは一般的な原則を示す。

ジャッジメント[編集]

ブリッジは選択・決断の連続である。 複数の選択肢が存在するときは、最も確率的に有利な選択をすることが重要である。

ビディングにはあらかじめ定められたシステムが存在するが、実戦で配られるハンドは必ずしも、システムの示唆する特定の選択によく合致するものではない。 プレイにおいても上級者には先験的な確率の知識が求められるが、実戦ではビディングやプレイから得られる情報を加味する必要がある。

このような場合に最も重要となるジャッジメントとは、プレイヤー自身が頭を絞って考えた結果として、より適切な選択を行うことである。

コントラクト[編集]

コントラクトブリッジにおいてはコントラクトが非常に重要な役割を果たす:

  • ビディングの目的は、正しいコントラクトを見つけることである。
  • ダミープレイの目的は、宣言したコントラクトをメイクすることである。
  • ディフェンスの目的は、ディクレアラーのコントラクトをダウンさせることである。

いずれにおいても、その時点での目的であるコントラクトを意識して戦略・戦術を決定する必要がある。