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サボテンの栽培

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

サボテンは、乾燥した環境に適応した多肉植物です。初心者でも比較的育てやすい植物として人気があります。ここでは、サボテンを上手に育てるための基本的な方法をご紹介します。

置き場所

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サボテンは日光を好むので、日当たりの良い場所に置きましょう。ただし、真夏の直射日光は葉焼けの原因となるので、レースのカーテンなどで遮光する必要があります。

用土

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サボテン専用の用土を使うのがおすすめです。市販のサボテン用の用土は、水はけと通気性が良く、サボテンの根腐れを防ぐ効果があります。自分で用土を配合する場合は、赤玉土、小粒の軽石、腐葉土などを混ぜて使用します。

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黒色のプラスチック鉢は土壌の温度をあげやすく、根の発達をうながします。サボテンにたいしておおきすぎる鉢は土が過湿になり、サボテンをくさらせる要因となります。

水やり

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サボテンは乾燥に強い植物なので、水やりは控えめにしましょう。春と秋は月に1〜2回、夏と冬は月に1回程度が目安です。土が完全に乾いてからたっぷりと水を与えましょう。

植え替え

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サボテンは成長が遅いので、植え替えは2〜3年に1回程度で十分です。植え替えの時期は、春か秋が適しています。新しい鉢に新しい土を入れ、サボテンの根を傷つけないように丁寧に植え替えます。

肥料

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サボテンは肥料をあまり必要としません。春と秋に、サボテン用の肥料を薄めて与える程度で十分です。

増やし方

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サボテンは、挿し木や株分けで増やすことができます。

  • 挿し木:サボテンの茎を切り取り、乾燥させてから新しい土に挿します。
  • 株分け:根茎が太くなったサボテンを、根を傷つけないように分割して新しい土に植え替えます。

害虫と病気

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サボテンは比較的害虫や病気にかかりにくい植物ですが、カイガラムシやハダニなどの害虫が発生することがあります。害虫を見つけたら、早めに駆除しましょう。

その他

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Wikipedia
Wikipedia
ウィキペディアサボテンの記事があります。

サボテンは、種類によって育て方が多少異なることがあります。サボテンを購入する際には、育て方を確認してから選びましょう。