テキスタイル工学

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テキスタイルとは[編集]

繊維・糸・織物・編物・不織布・網物・レースのことをいう。

繊維とは[編集]

大きさに比べて十分な長さを持つ、細くてたわみやすい物 繊維構成物質は、金属・無期・有機・すべてにわたり、特に有機高分子が多い。 繊維は、それを構成する分子差が1軸方向に高度に配向。


綿[編集]

ルーメンと呼ばれる中空があり、これによって水分吸収性、染料吸収性、保湿性がある。 染料が、ルーメンを通る。 ルーメンは、元々栄養が通るあな。 1cmに80~100回のねじれがあり、紡績性が高い。

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蚕の繭から作られ、1個の繭からは1500mしかできない。 また、生成速度は1分間に0.52mで、合成繊維の10000分の1ほどしかない。

構造[編集]

フィブロインという2本の繊維をセリシンがくっつけている。 セリシンは精練で除去される。 フィブロインの3角おにぎりの形状は、断面変化+太さ変化により優雅な絹光沢になる。 日本は世界で生産される絹の3割を消費している。

羊毛[編集]

スケールという鱗状の物があり、繊維間の絡みやすく、紡績性、光沢、撥水などに優れている。 オルソコルテックスとパラコルテックスの膨張率の違いによって、繊維がよじれて、クリンプが発現する。