トランプ/ホイスト

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ウィキペディアホイストの記事があります。


ホイストはトランプゲームの1つです。ジュール・ヴェルヌの小説「八十日間世界一周」にも記述があります。なお、ジャーマンホイストとは全く異なるゲームです。

基本的なルール[編集]

所要[編集]

  • プレイ人数
    • 4人
  • 使用カード
    • ジョーカーを除く52枚
  • カードの強さ
    • 切り札のA > 切り札のK > 切り札のQ > 切り札のJ > 切り札の10 > … > 切り札の2 > 台札と同じマークのA > 台札と同じマークのK > 台札と同じマークのQ > 台札と同じマークのJ > 台札と同じマークの10 > … > 台札と同じマークの2 > その他のカード

手順[編集]

  1. 4人を2人ずつ2チームに分け、チームごとに向かい合って座ります。なお、4枚のAをよくシャッフルして1人1枚ずつ配り、♠Aと♣Aだった人と、♥Aと♦Aだった人でチームを組むことがあります。
  2. 親は、親の右隣の人から時計回りに1枚ずつ、1人13枚ずつカードを配ります。このとき、最後のカード(親の手元にあります)を全員に公開します。このカードと同じマークのカードがこのラウンドの切り札となります。
  3. 親の左隣のプレイヤーは、手札からカードを1枚出します(手札が切り札しかない場合を除き、切り札を出してはいけません)。以降、1人1枚ずつ手札からカードを出していきます。そのカードと同じマークのカードを持っていれば、必ずそのマークのカードを出さなければなりません。ない場合は、切り札を含めほかのマークのカードを出すことができます。
  4. こうして、最も強いカードを出した人のチームが1トリックの勝者となります。カードの強さは、切り札がなければ台札と同じマークで一番強いカードを出した人が勝ちで、切り札があれば切り札の中で最も強いカードを出した人が勝ちとなります(上参照)。
  5. 次のトリックは、前のラウンドの勝者がカードを出す(リードする)ことができます。こうして13トリックが終了して手札がなくなると終了です。
  6. 各チームの(2人合わせた)勝ったトリック数を計算します。7トリック以上勝ったチームには、勝ったトリック数から6引いた点数がもらえます(例:9トリック勝利→3点)。
  7. 本来のルールでは、これを13回繰り返し、点数の高いチームの勝ちとなります。

関連項目[編集]