コンテンツにスキップ

フランス語の文字と発音

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

フランス語の文字[編集]

フランス語においては、以下のようにラテン文字が用いられる。即ち、

A B C D E F G H I J K L M N O P Q R S T U V W X Y Z

及び、これらの小文字、さらに、アクサン (accent)、セディーユ(cédille)を加えた

É È À Ù Ê Â Ô Û Î Ï Ë Ç ……

やその小文字が用いられる。これらの文字に付いている小さな記号と ' , - を合わせて綴字記号と呼ぶ。

発音[編集]

音価[編集]

フランス語には以下の音価が存在する。表記は国際音声記号によっており、日本語の範疇で近い発音を示しているが、発音記号を正しく学ぶと共に実際のフランス語の音に触れたりして正しい発音を身につけることが肝要である。

母音[編集]

鼻母音の存在に注意しよう。あくまで2つの母音ではなく、1つの音として発声しなくてはならない。

[i] 日本語の「い」の音
[ɛ] 日本語の「え」の音
[a] 日本語の「あ」の音
[ɑ] 日本語の「あ」の音
[y] 日本語の「い」と「う」の中間の音、「ゆ」が近い。舌を下の前歯の裏につけ、口を「う」の時のようにすぼめて発音する。
[e] 日本語の「い」と「え」の中間の音、「えぃ」が近い。やや緩めた口で「え」と発音する。
[œ̃] 鼻母音である。曖昧な発音を鼻に抜く。「うん」が近い
[o] 日本語の「う」と「お」の中間の音、「おぅ」が近い
[ɔ] 日本語の「お」の音
[ɔ̃] [ɔ]に対応する鼻母音である。「おん」が近い
[u] 日本語の「う」の音
[ɑ̃] 鼻母音である。「あん」が近い
[ɛ̃] [ɛ]に対応する鼻母音である。「えん」が近い
[ə] シュワ(曖昧な音)。無強勢母音と呼ばれる。
[œ] イギリス英語「bird」の「ir」
[ø] イギリス英語「bird」の「ir」

半母音[編集]

半母音は単独では音節を作らない。

[j] や行の子音
[ɥ] 日本語の「い」と「う」の中間の音、「ゆ」が近い
[w] わ行の子音

子音[編集]

[m] [n] [d] [k] [s] [t] [p] [g]
は日本語同じ行の子音
[l] 英語のlと同様。
[f] ふぁ行の子音
[v] ヴぁ行の子音
[ʃ] しゃ行の子音
[ʒ] [ʃ]の有声音
[z] [s]の有声音
[ɲ] にゃ行の子音
[r] 喉の奥を震わす。日本語には全く存在しない子音である。

綴りの読み方[編集]

フランス語においては、活用語尾などの例外を除けば綴りと発音の対応は概ね規則的であり、一度以下の規則を記憶すれば未知の単語でもほぼ正しく読むことができる。