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ラテン語 前置詞

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

ラテン語前置詞

前置詞

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ラテン語の前置詞は、ドイツ語(「meiner Meinung nach」など)とは異なり、後置されることはない。

しかし、前置詞の後に来る名詞のを限定(支配)する。たとえば、ex(~の外へ)という前置詞の後に来る名詞奪格でなければならない。主な前置詞としては、

奪格支配

ā ~から
cum ~とともに
~について
ex , ē (子音の前のみ) ~から外へ
in ~の中で
sine ~なしで

対格支配

ad ~へ
per ~を通って
in ~の中へ
trāns ~を通って

inについては、対格支配の場合は「~の中へ」と、外から中への動きを表す(英語のintoに近い)のに対して、奪格支配の場合は、英語のinに近く単に中にいることだけをあらわす。このような前置詞としては、他にsub (対格では~の下へ、奪格では~の下で)があげられる。 現在の英単語の接頭語としてよく見かけるものが多いが、これは、ラテン語の単語に、前置詞を単語の一部に使った複合語も多いからである。