ロジバン/統語論/転換と置換
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x1-x2 転換標識 | se | SE |
x1-x3 転換標識 | te | SE |
x1-x4 転換標識 | ve | SE |
x1-x5 転換標識 | xe | SE |
x1 置換標識 | fa | FA |
x2 置換標識 | fe | FA |
x3 置換標識 | fi | FA |
x4 置換標識 | fo | FA |
x5 置換標識 | fu | FA |
体言は PS 上の配列を維持しながら文面上の位置を移ることができる。
- mi prami do
これを、用言 prami に標識を付けて x1 と x2 をひっくり返したのが
- do se prami mi
体言 mi と do に標識を付けて両者を取り替えたのが
- fe do prami fa mi
である。前者を転換といい、後者を置換という。両者は、要する語数が違ってくるだけで、意味合に大きな違いはない。
体言同士はまとめて 用言の左側に寄せることができる:
- mi do prami (私はあなたを愛してる)
- do mi se prami (
- fe do fa mi prami
逆にこれらをすべて右側に寄せることはできず、最低でも1つの何らかの 体言が、在不在に関わらず、左側に残されている(なぜなら x1 の無い用言がありえないから)。
- [-] se prami mi
における mi は命題部中の2番目の体言であり、用言 se prami の左側には不在ながらも何らかの 体言が“隠れている”とみなされる。ちなみに mi がこの命題部において有する2番目という順位は、用言の PS 上の変数順位とは無関係である。prami との関係において mi は引き続き標識 se によって x2 と転換された x1 に配されている 体言である。つまり mi は PS 上の x1 であり文面上では2番目の 体言である。se や fa といった標識はこのように文面上の位置と PS 上の配列との違いを不明瞭にしないためにある。