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中学校保健体育/保健の学習を振り返ろう

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
小学校・中学校・高等学校の学習>中学校の学習>中学校保健体育>保健の学習を振り返ろう

キーワード

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ヘルスプロモーション

主体的な健康づくり

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これまでの学習から、健康を守り、向上するために必要な知識を学びました。健康状態が良い時、健康は当たり前のように思われるかもしれません。健康的な生活を送るためには、病気にならないように、調和のとれた生活を続け、健康診断を受けるようにしましょう。もし、心や体の病気で日常生活が送れなくなっても、医療機関などを受診して治療に励むと、生活の質(quality of life:QOL)が向上します。

健康的な生活を送るために、自分が先頭に立って頑張り、社会全体で健康的な生活を送れるように支援していかなければなりません(ヘルスプロモーション)。ヘルスプロモーションは、世界保健機関が健康について考えるために思いつきました。1986年、第1回ヘルスプロモーション会議がカナダのオタワで開かれ、ヘルスプロモーションが初めて発表されました。ヘルスプロモーションとは、「自分の健康を自分で管理して、改善出来るようにするための方法」と説明しています。このように、自分の健康を守り、向上させるだけでなく、大切な家族や友人の健康を守らなくてはなりません。また、私達も地域社会の健康を大切にして、私達が先頭に立って健康な社会づくりに役立てていくようにしていかなければなりません。

私達の健康を支える取り組みや支援

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社会全体 ◆健康的な公共政策づくり

◆地域活動の強化

◆ヘルスサービスの方向転換

◆個人技術の開発

◆健康を支援する環境づくり

◆健康や安全のための法整備

◆人材育成

◆計画的な保健・医療体制の整備

◆自然環境の保全

◆生活、労働環境づくり

◆健康教育の推進

地域社会 ◆地域での保健・医療機関の活動:母子保健・老人保健・基本健康診査・癌検診・各種健康相談・感染症予防など

◆地域住民・ボランティアによる保健活動:地域の清掃活動、レクリエーションなど

◆学校や職場での保健活動:健康診断・保健指導・保健教育・給食・環境づくりなど

家庭 ◆住まいの環境衛生

◆栄養バランスのとれた食事

◆団欒・コミュニケーション

個人 ◆健康の大切さの認識

◆調和のとれた生活

◆運動

◆食事

◆休養・睡眠

保健体育の学習を振り返り

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みんなの健康を守るために

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現在、年齢や障害の有無に関係なく、誰でも健康・安全で楽しい生活を送れるように、バリアフリー・ユニバーサルデザインなどの取り組みが進められています。このように、スポーツはどんなに違っていてもみんなを1つにまとめられます。

このような取り組みは、行政の取り組みに限らず、国民の理解と参加がなければなりません。もちろん中学生の場合もその中に含まれます。

支え合い、共に生きる

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大きな自然災害が日本を襲うと、各国はいろんな形で助けてくれました。日本は外国に大きな貢献もしています。こうして世界の人々が助け合えば、私達の健康も守られます。

世界保健機関(WHO)は国連専門機関の中で保健衛生に関する分野を担当しています。その憲章では、人種・性別・政治的思想・経済状態を問わず、誰でも出来る限り最高の健康を手に入れるための基本的な権利を持っています。

持続可能な社会をつくるために

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現在、世界は様々な環境問題に悩まされています。例えば、地球温暖化は世界中で問題となっています。もし、地球温暖化が進むと、その暑さから命に関わる感染症が広がり、気候変動から雨の降り方も変わります。このように、日常生活に様々な影響を受けるので注意しましょう。次世代の利益を損なわず、現役世代の要求に応えられるように、地球環境や自然環境を守らなければなりません(持続可能な開発)。

日々の生活が世界につながる

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地球環境問題を解決するために、世界各国で条約が結ばれ、様々な取り組みも行われています。国・地方自治体は環境基本法などに基づいて、様々な取り組みを行っています。私達も地球に優しい生活を送り、環境への負荷を意識しなければなりません。

出来る内容を考え、一歩を踏み出そう

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世界は健康問題と環境問題を無視出来ません。困っている人を助けるために何が出来るのか、地球環境問題について、自分達に何が出来るのかを考えなければなりません。このように、私達は国際社会の中で、積極的に行動しなければなりません(SDGs)。

保健体育を生かして

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保健体育の知識は、問題を解決するために何が出来るのか、仲間や周りの人と協力して解決に向かっていくためにはどうすればいいのかを考えるのにきっと役立ちます。

今後、困難や悩みを抱えるかもしれません。仲間に限らず、海外在住の人を助けたいと思うかもしれません。その時、保健体育の授業内容を思い出してみましょう。

資料出所

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  • 東京書籍『新しい保健体育』戸田芳雄ほか編著  2021年
  • 学研教育みらい『中学保健体育』森昭三ほか編著 2021年