中学校保健体育/運動と健康
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どのような関係が運動と健康にありますか。
キーワード
[編集]運動の効果・運動の必要性・運動習慣・健康づくりのための運動
運動の効果と必要性
[編集]※どのような効果が運動にありますか?
運動の効果については次の通りです。
- 体の各器官(骨・筋肉・呼吸器・循環器など)を刺激します。
- 各器官の発育・発達を促します。
- 体力をつけ、健康のためにもなります。
- 適度な運動は気分転換につながり、心にもよい効果をもたらします。
- 肥満・生活習慣病などの予防にもなります。
運動習慣と健康
[編集]※もし、運動習慣を身に付けなかったらどうなりますか?
公共交通機関・インターネット・家電製品・機械・自動車などは現代社会で使いやすくなりました。しかし、外遊び・運動時間が短くなり、体を動かす時間も少なくなりました。そのため、意識して運動しなければ運動不足になってしまいます。運動不足になると、肥満・生活習慣病・動脈硬化などにつながります。また、骨や関節に異常をきたしたり、筋力が低下したり、姿勢がふらついたりします。
したがって、人生を通して健康を維持・向上させていくためには、個人の年齢や生活環境に合わせて、生活の中にも意識して運動習慣を身に付けましょう。
研究結果によると、読解力は運動直後に上がります。そして、運動時間が長い人ほど学力テストの得点も高くなります。
健康維持運動の行い方
[編集]※どんな運動をどのくらい行わなければなりませんか?
健康維持運動は、安全で効果もあり、楽しく行われなければなりません。強すぎる運動は危険です。運動が軽すぎると、ほとんど役に立ちません。また、運動は楽しくなければ長続きしません。このような条件を踏まえて、運動が生活にどのように関わるのかについて考えます。その上で、運動の種類・強さ・時間・頻度を決めて行いましょう。中学生は、特に持久力や筋力を伸ばすために欠かせない時期なので、持久力や筋力を伸ばすような運動を続けなければなりません。ただし、この時期は骨や関節も大きく発達します。無理に鍛え過ぎるとスポーツ障害になるので、注意が必要です。
中学生・高校生の運動指針(保健体育審議会の資料を参考に作成)
[編集]持久力を高める運動 | 筋力を高める運動 | 柔軟性を高める運動 | |
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運動の種類 | ウオーキング・ジョギング・水泳・走動作を含むスポーツ | 筋力トレーニング | ストレッチング |
強さ | ややきつい〜かなりきつい | ややきつい | |
時間・頻度 | 10~30分
週3日以上 |
10~30分
週2日程度 |
5~30分 |
スポーツ障害の小さな症状としては、運動中の小さな痛み・違和感・フォームの乱れなどが考えられます。このような症状が出たら、少し休んだり、医師の診断を受けたりしましょう。
資料出所
[編集]- 東京書籍『新しい保健体育』戸田芳雄ほか編著 2021年
- 学研教育みらい『中学保健体育』森昭三ほか編著 2021年