中学校理科 第2分野/動物の生活と仕組み

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五感[編集]

目、耳、鼻、舌など、感覚を受け取る器官のことを感覚器官(かんかく きかん)と言います。 感覚器官の種類によって、受けとる刺激の種類は違います。

なお、皮ふ(ひふ、皮膚)も、感覚器官にふくめる。皮ふでは、温度と圧力の刺激を受け取る。

五感(ごかん)は、(はな)による嗅覚(きゅうかく、Olfaction)、(した)による味覚(みかく、gustation)、(ゆび)などによる触覚(しょっかく)、(め)による視覚(しかく、vision)、(みみ)による聴覚(ちょうかく、hearing)があります。


そして、感覚器官には感覚神経がつながっています。

感覚神経は、脳や せきずい(脊髄) へと、つながっています。

(脊髄の「脊」(せき)とは、背中の意味をもつ漢字。)※ 大日本図書の検定教科書で、そう説明している。


感覚器官が刺激を受けると、感覚神経に電気的な信号が発生し、そして感覚神経をその電気的な信号が通って、脳に信号が伝わることにより、脳が感覚として認識します。

  • 目 ・・・ 光を受け取り、視覚を生じる感覚器官。
  • 耳 ・・・ 空気の振動を音として受け取り、聴覚を生じる感覚器官。
  • 鼻 ・・・ においを受け取る感覚器官であり、嗅覚を生じる。
  • 舌 ・・・ 味を受け取る感覚器官であり、味覚を生じる。
  • 皮ふ ・・・ 熱い・冷たいなどの温度と、圧力や痛さを感じる感覚器官。

感覚器官[編集]

視覚[編集]

ヒトの眼の構造

眼でとらえる光の感覚を視覚(しかく、vision)と呼ぶ。

草食動物

草食動物では、目は顔の横側についている。視界が広い。


肉食動物

肉食動物では、顔の中心ちかくについている。立体視しやすい。


眼は、前部の表面に角膜(かくまく、cornea)がある。角膜は水晶体を保護している。角膜の内側には、

虹彩(こうさい、iris)の働きにより、瞳の大きさが変わる。虹彩によって、レンズ(水晶体)には居る光の量を調節している。

そして、レンズ(水晶体)を通った光が網膜(もうまく、retina)で像を結ぶように、レンズ(水晶体


水晶体と網膜の間は、(けっして空洞ではなく)、眼球がつまっている。



聴覚[編集]

ヒトの耳の構造

耳で受け取る音の感覚を聴覚(ちょうかく、hearing)と言う。

音は空気の振動ですので、鼓膜(こまくでその振動をとらえる事により、耳では音を検出しています。

耳の奥に鼓膜があります。


そして、鼓膜に届いた振動により、さらに鼓膜が、耳小骨(じしょうこつ、ossicle)に伝えられ、そしてうずまき管(うずまきかん)に伝えられます。

そして、うずまき管に、音の刺激を受け取る細胞があり、音の感覚として神経を通って脳に伝えられ、最終的に脳が音を感じます。



鼻の構造と働き[編集]

ヒトの嗅覚器の構造

鼻でかぐ、においの感覚を嗅覚(きゅうかく、olfaction)と呼ぶ。

鼻の奥に、においを感じる感覚細胞があります。そして、その鼻の奥の感覚細胞は、感覚神経につながっています。



(※ 範囲外 :) 味覚で感じる味は後述のように5種類だが、しかし嗅覚(きゅうかく)のほうは臭い物質は数十万種類にもなる。

味覚[編集]

(※ 画像を募集中。舌の各部の解説図を描いてください。)

舌(した)で感じる味の感覚を味覚(みかく、gustation)と呼ぶ。

舌には、味を感じ取れる感覚細胞が多くあります。

(※ 中学理科の範囲外: )ヒトの味覚には、甘味(あまみ)、塩味(しおみ)、苦味(にがみ)、酸味(さんみ)、うま味(うまみ) の5つがある。(※ 家庭科で習うかも?)


皮膚の構造と働き[編集]

ヒトの皮膚

[1]

ものをさわった、さわられた等の接触(せっしょく)の感覚のことを触覚(しょっかく)と呼ぶ。

人間の場合、皮膚で、触覚が発達しています。


また、皮膚は触覚のほかに、温度の感覚、痛みの感覚、重さの感覚も感じます(※ 学校図書の検定教科書に記述あり)。



(※ 中学の範囲外 :)その他の感覚

じつは、人間の感覚には、五感以外にも多くの様々な感覚がある。

たとえば平衡感覚(へいこう かんかく)である。

よく体育の授業などで、平均台などを使った運動で「平衡感覚が~~(以下略)」とか教師が言ってるのを聞いたことあるかもしれないが、その平衡感覚のことである。


高校で習うのだが、平衡感覚をつかさどる三半規管(さんはんきかん)は、耳にある。

生物学・医学では分類状、平衡感覚は、聴覚とは別の感覚としてあつかわれる。


また、口には、のどのかわいた場合の感覚もある。

内臓には、空腹などの感覚もある。


生物学・医学でいう「感覚」には、五感のような外界からの刺激だけでなく、空腹感のような体内の「感覚」も含む。

神経系[編集]

神経系

神経系(しんけいけい)は、まわりの世界を認識(にんしき)する役割(やくわり)があり、脳(のう)や神経(しんけい)や五感(視覚「しかく」、聴覚「ちょうかく」、触覚「しょっかく」、味覚「みかく」、嗅覚「きゅうかく」)が、はたらいています。

脊髄と脳が中枢神経(ちゅうすうしんけい)であり、中枢神経では末端から来る刺激の処理が行われる。ほかの神経は末しょう神経(まっしょうしんけい)である。

運動神経や、眼や鼻など感覚器官の感覚神経は末しょう神経である。末しょう神経では、刺激の伝達が行われている。


筋肉にも、神経がつながっています。筋肉につながらている神経は、筋肉を動かすために脳から送られた信号を連絡するためのものです。


この、筋肉を動かすための神経のことを運動神経と言います。

※ 俗語(ぞくご)で、スポーツが得意な人を「運動神経がいい」などと比喩(ひゆ)したりしますが、しかし生物学的には全く根拠の無い比喩です。生物学でいう「運動神経」とは単に、筋肉を動かすための神経です。生きている健康な普通の人なら、誰でも運動神経を持っています。

脳やせきずいを基準として考えれば、

感覚神経は、感覚器が受け取った刺激を、脳やせきずい にまで伝えるのが役目であす
感覚神経: 感覚器官 → 脳・せきずい

運動神経は、脳やせきずい などの中枢から出された命令を、筋肉まで運ぶのが役目です。

運動神経: 脳・せきずい → 筋肉


刺激(しげき)は、神経(しんけい)を通って、脳に伝わり、それが感覚になる。


神経細胞

ヒトの神経は、多くの神経細胞(しんけい さいぼう)で出来ている。(※ 学校図書の検定教科書の本文で「神経細胞」の用語あり。中学範囲です。)

脳や せきずい も、神経細胞が多く集まって出来ており、電気的なさまざまな信号を発して、処理がされています。

(※ 発展) じつは脳も、多くの数千億個の神経細胞から構成されています。(東京書籍などで脳の「神経細胞」という用語を紹介。)神経細胞を電気が伝わると習いましたが、脳細胞も神経細胞ですので、脳の各所にも微弱な電流が流れています。


※ 検定教科書(大日本図書など)では、大脳とか中脳とかの紹介を発展項目でしている。


(※ 中学の範囲外: )痛みの感覚
※ 中学理科では、痛みが神経の働きである事を本文では習わない(視覚や触覚などの五感を優先するため。ただし検定教科書でも図表などに紛れ込んでる場合アリ)。
※ 高校では、たぶん痛みが神経の働きである事を、それとなく習うハズ。
※ 中学では、たぶん理科なら口頭で教師から習うか、もしくは保健体育あるいは家庭科(栄養分野など生物分野があるので)などで習う可能性あり。

ケガをしたときの痛みも、神経の働きによるものです。

体表に割と近い体内の場所に、刺激を神経に伝える感覚細胞があり、皮膚がケガなどをした際には、刺激を神経に伝えることで、脳が痛み(いたみ)として感じます。)

また、暑い・寒いなどの感覚も同様に、体表近くにある感覚細胞が、神経にそういった寒暖の刺激を伝えています。


痛みは、動物が安全に生きるために必要なものです。

痛みがあるからこそ、われわれ人間は、その痛みをさけようとして、生き方を学習できるのです。


(※ 高校でも範囲外 :)先天性障害の一種で、無痛症(むつうしょう)という、痛みを生まれつき感じない症状があるのでますが、この無痛症の乳児・幼児は、動けるようになったときに無理な姿勢をして骨折をしてしまったり、口内を嚙んで傷つけてしまったり、冬場などはストーブで火傷してしまったり等の事故を起こしてしまったりします[2]


(余談) 余談であるが、温冷の感覚と、痛覚とは、ほぼ同じ感覚細胞である。その証拠に、先天性の無痛症の患者は、温冷の感覚も感じない。

別の余談であるが、トウガラシなどに含まれているカプサイシンの「からさ」は、実は痛覚を刺激している事が、分子細胞生物学的な研究により明らかになっている。

このカプサイシンは、触覚の痛覚も刺激しており、その証拠に、カプサイシンを手で触ると、手がヒリヒリする事が知られている。


反射[編集]

熱いものを触ったときに、無意識に手をひっこめたりする反応のように、意識しなくても起こる反応を、反射(はんしゃ)という。

反射では、信号は脳を通らず、脊髄(せきずい)だけを通っている。

刺激 →感覚器官 → 感覚神経 → 脊髄 → 運動神経 → 筋肉 → 反応

反射での反応の命令には、脳は関わっていない。信号の伝わる経路が短く、脳の判断時間も無いので、すばやく反応が行われる。そのため、危険から、とっさに身を守るのに、反射は都合が良い。

このように、脳を経由しない反射のことを、せきずいが経由されるので、せきずい反射 と言う。

  • 反射の例
しつがいけん反射

しつがいけん反射

いすなどに腰かけて足を自由にして、ひざがしらの下の部分を 木づち で軽く ちょこん と たたくと、足が伸びようとして、かってに、足が、はねあがる。これをしつがいけん反射(膝がいけん反射)という。
脚気(かっけ)という病気にかかると、このしつがいけん反射が起きなくなるので、脚気の診断(しんだん)につかわれる。

だ液の分泌

口に物を入れたときの、だ液の分泌も反射である。

発汗(はっかん)

暑いときに汗(あせ)をかく発汗(はっかん)も反射である。



その他の反射

暗いところから明るいところになったとき、 人間では、じつは瞳(ひとみ)の大きさが調節されます。(※ 学校図書の教科書に記述あり。)

(人間ではないですが、ネコの瞳が分かりやすいかもしれません。)

この瞳の調節も、無意識に行われるので、販社として分類される場合もあります。(※ 学校図書の教科書で、煩瑣yの単元で紹介している。)


ヒト以外の動物の無い感覚

動物の中には、ヒトが感知できない感覚を受け取ることができるものもあります。

たとえば、一部の昆虫は、紫外線を感知できます。(※ 東京書籍に記述あり。用語「紫外線」も東京書籍の検定教科書に記載あり。)

(ヒトは紫外線を感知できません。)

※ 商業施設のトイレなどにある紫外線ライト照明などの青い光は、あの青色は紫外線ではなくて、単に紫外線と一緒に、別の青いライトもつけているだけである。
つまり、紫外線は無色です。紫外線は、青くないし、紫色(むらさき いろ)でもないです。人間による紫外線機器の利用の際、もし無色だと、人間が使用しづらいので、別途、青ライトで色をつけています。
コタツなどにある赤外線ライトも同様です。赤外線も無色です。赤くないです。コタツなどの赤外線ライトが赤いのは、消し忘れによる火事などを防ぐ事故防止の理由だろうと思われます。


ヘビは、目の上のあたりにあるピットという感覚器官を持ち、獲物などの熱を感知しています。


また、コウモリやイルカは、音波を発して、それが周囲のもんに当たって反射するのを受け取って、周囲の状況の認識に活用しています。(※ 大日本図書に記述あり)

(※ 範囲外. 記述なし) なお、工業製品の音波ソナーなども、類似の原理です。



骨格と筋肉[編集]

人間のほね。
英語(えいご)ですが、日本語の翻訳(ほんやく)ができあがるまで、これで代用(だいよう)してください。

私たちのからだの中には (ほね、bone) があります。骨によって、からだをささえています。また、骨は、かたいので、脳(のう)や内臓などをまもる役目(やくめ)もあります。 骨のあつまりを 骨格(こっかく、英: skeleton) といいます。

骨の主成分は、カルシウムですが、タンパク質もふくまれています。骨は、リン酸カルシウムやタンパク質などで出来ています。骨は、細胞です。骨の細胞が、血液からリン酸カルシウムを取り込んで硬くなったのが骨です。骨にはタンパク質もふくまれています。タンパク質のため、衝撃にも、やや強くなっています。もし骨にタンパク質が無く、カルシウムだけだと、衝撃に弱くなってしまいます。


  • 頭骨(とうこつ)

脳をまもっている、あたまの大きな骨です。 目が入るためのすきまが、あります。 鼻(はな)が通るためのすきまが、あります。

  • セキツイ
セキツイ

セキツイ(脊椎)とは、背中(せなか)のまんなかにある、首の背中がわから、腰(こし)のあたりまでのびている、一本の長い骨の集まりです。いわゆる「背骨」(せぼね)のことです。 背骨のある動物(どうぶつ)を セキツイ動物(vertebrate) といいます。わたしたち人間も、セキツイ動物です。

  • ろっ骨
肋骨(ろっこつ)

ろっ骨(rib)は、胸のあたりにある、かごのような、骨です。ろっ骨は、心臓(しんぞう)と、肺(はい、lung)を、まもっています。

  • 骨盤(こつばん)
こつばん。(骨盤)

腸(ちょう)などの内臓をまもっている。腸(ちょう)とは、食事(しょくじ)で食べた栄養(えいよう)を体に取りこむ場所です。

筋肉
あたまの 筋肉

筋肉の大部分はタンパク質で出来ています。

骨をうごかすための筋肉は、筋肉のはじっこが、両方(りょうほう)とも、骨についています。このような、骨をうごかすための筋肉を 骨格筋(こっかくきん、英: skeletal muscle)といいます。

骨格筋(こっかくきん)の両はじの、骨についているぶぶんを けん(腱、tendon) といいます。

この骨格筋が、ちぢんだり、ゆるんで元(もと)の長さにもどることで、骨をうごかします。 このしくみで、骨をうごかせるためには、こっかくきんは、両はじが、べつべつの骨に、ついていなければいけません。


関節の仕組み
一般的な、関節(かんせつ)。
ligament 靱帯(じんたい)
enthesis 腱付着部(けん ふちゃくぶ) ※腱(けん)が、くっついている場所です。
synovial cavity 滑液腔(かつえきくう)
bursa 滑液嚢(かつえきのう)
articular cartilage 関節軟骨(かんせつ なんこつ)
joint capsule 関節包(かんせつほう)
tendon 腱(けん)
epiphyseel bone 骨端(こったん) ※ほねのはじっこのことです

関節(かんせつ、joint)は2つの骨(ほね)から成り立ちますが、そのうちのいっぽうは先が丸いです。もういっぽうは骨のさきが、やや くぼんでいます。このようにして、うまく組み合わさるようになっています。骨(ほね)の先が丸く出っぱっているほうを関節頭(かんせつとう)といい、くぼんでいるほうの骨を関節窩(かんせつか)といいます。

関節(かんせつ)は、関節頭(かんせつとう)と関節(かんせつ)と関節窩(かんせつか)をつつんでいる関節包(かんせつほう)を持っています。関節包(かんせつほう)の内がわは滑膜(かつまく)と呼ばれる膜組織(まくそしき)であり、滑膜から滑液(かつえき)とよばれる液(えき)が分泌(ぶんぴつ)されて、その液が関節腔(かんせつくう)をみたしています。滑液(かつえき)にはすべるをよくする役目と、軟骨(なんこつ)に栄養をあたえる役目があります。 関節包(かんせつほう)のまわりには、靭帯(じんたい)があって、じょうぶにしています。


腕の筋肉
「うで」の きん肉
うでをまげるときは、BICEPS(バイセプス)が、ちぢんでいる。
うでをのばすときは、TRICEPS(トライセプス)が、ちぢんでいる。BICEPSは、日本語では上腕二頭筋(じょうわん にとうきん)といい、うでの力こぶのきん肉のこと。TRICEPSは、日本語では三頭筋(さんとうきん)という。

腕(うで)の、ひじのところで、腕をまげるための筋肉と、腕をのばすための筋肉は、べつべつの筋肉です。

もし、一つの筋肉しかなかったら、たとえば、腕を曲げるための筋肉しかなかったら、腕をのばすためには、腕をおろしたりしなければいけません。また、もしも、腕をのばすための筋肉が無いと、腕をのばしたままの恰好で、手をあげることが出来ません。 腕をのばすときには、腕を曲げるときにつかうほうの筋肉はゆるんでいます。 腕をのばすための筋肉がちぢむことで、腕はのびます。 曲げるための筋肉と、のばすための筋肉が、両方ともあることで、私たちたちは、すばやく体を動かせます。

足の筋肉では、ひざのところで足を曲げるための筋肉も、似たような仕組みになっています。

平滑筋と横紋筋[編集]

筋肉には、つくりが、2種類ある。平滑筋(へいかつきん、英:smooth muscle)と横紋筋(おうもんきん、英:striated muscle)です。


横紋筋は、骨格筋および心筋(しんきん)に付いている。心筋とは、心臓を動かしている筋肉である。 平滑筋は、内臓を動かすため。内臓に付いている、内臓筋(ないぞうきん)である。

骨格筋(skeletal striated muscle)と心筋(cardiac muscle)は、両方とも横紋筋だが、性質は大きく異なる。

骨格筋は、意思で動き、収縮が早いので急な運動にも適しているが、疲労しやすい。

心筋は、意思で動かず、疲労しない。


セキツイ動物[編集]

 セキツイ動物の分類
   子の産み方   体温   呼吸
魚類  卵生(らんせい)
水中で産卵 
 変温(へんおん)動物   えら呼吸
両生類  卵生
水中で産卵 
 変温動物   子は、えら
親は肺で呼吸
ハチュウ類  卵生
陸上で産卵 
 変温動物   肺で呼吸
鳥類  卵生
陸上で産卵 
 恒温(こうおん)動物   肺で呼吸
哺乳類  胎生(たいせい)   恒温動物   肺で呼吸

人間以外の動物にも、せぼね(背骨)がある動物がいます。背骨がある動物のことをセキツイ動物という。セキツイは漢字で「脊椎」と書きます。

セキツイ動物には、魚類(ぎょるい)、両生類(りょうせいるい)、は虫類(はちゅうるい)、鳥類(ちょうるい)、哺乳類(ほにゅうるい)の、全部で5種類がある。

わたしたち人間は、哺乳類である。


いっぽう、昆虫やミミズ・イカなどは背骨を持っていない。よって、昆虫やミミズなどはセキツイを持っていません。このようなセキツイを持っていない動物のことを無セキツイ動物(むせきつい どうぶつ、invertebrate)と言う。

  • 魚類(ぎょるい、魚綱、fish)
魚類(ぎょるい)

魚類(ぎょるい)というのは、いっぱんにいう「さかな」のことです。 メダカなどが魚類です。魚類は、水中で生活していて、えら(gill)で呼吸しています。このような、こきゅうのしくみを、えら呼吸(エラ呼吸、branchial respiration)といいます。

子供を生むときは、卵(たまご)でうみます。このような、卵で産む、産み方を、卵生(らんせい)という。

一回の産卵で産む卵の数が、とても多い。だが、ほとんどの卵は、ほかの生き物に食われるなどして、卵のころや幼いうちに死んでしまう。 魚類の親は、ふつう、卵の世話をしない。卵は水中で、かえる。

卵の表面には、殻(から)は無い。受精は体外で行われ、メスが体外に産卵すると、オスが卵に精子をかける。(体外受精)

魚類は水中で生活している。体温を維持する仕組みが無く、水温が変わると、体温も、それと同じく変わる。このように、外界の温度にあわせて、体温が変わってしまう動物のことを、変温動物(へんおん どうぶつ)という。

体の表面は、うろこ でおおわれている。

両生類(りょうせいるい)
  • 両生類(りょうせいるい、両生綱、Amphibian )

両生類(りょうせいるい)とは、カエルなどです。カエルのこどもはオタマジャクシですが、オタマジャクシは水中で生活していて、エラで呼吸しています。オタマジャクシが成長するとカエルになりますが、カエルは肺(はい)でこきゅうしています。 肺で呼吸することを、肺呼吸(pulmonary respiration)といいます。

生体は、肺呼吸のほか、皮膚呼吸(ひふこきゅう)も行っている。

カエルは陸地(りくち)で生活しています。

オタマジャクシとカエルのように、水中と陸上の両方で生活しているので、このような、えら呼吸と肺呼吸をする生き物を、両生類(りょうせいるい)といいます。

両生類は卵生である。卵の表面は、寒天のような質感の物でおおわれている。

受精は体外で行われ、メスが体外に産卵すると、オスが卵に精子をかける。(体外受精)

体温を維持する仕組みが無く、水温・気温が変わると、体温も、それと同じく変わる。(変温動物)

体の表面は、粘膜(ねんまく)で おおわれており、また、湿っている。


はちゅう類
  • ハチュウ類(Reptile)

トカゲなどがハチュウ類です。ハチュウ類の呼吸は、肺呼吸です。子供を生むときは、卵生である。卵には、かたい殻がある。受精は、雌(めす)の体内で行われる。(体内受精)

変温動物である。外界の温度にしたがって、体温も変わってしまう。

  • 鳥類(鳥綱、bird、aves)
鳥類(ちょうるい)

鳥類(ちょうるい)とは、一般に言う「とり」のことです。スズメやニワトリやハトが鳥類(ちょうるい)です。ペンギンも鳥類です。 ほとんどの鳥類は、そらを飛ぶことが、できます。 鳥類の呼吸は、肺呼吸です。 鳥類には、くちばしがあることが多いです。

鳥類が子を生むときは、卵生。卵は、かたい殻におおわれている。親は卵を温めて、世話する。卵から子がかえったあとも、親鳥は子にエサを与えて、世話をする。

鳥類の体温は、外界の温度にかかわらず、ほぼ一定の範囲内を保つ仕組みがある。このような、体温が、ほぼ一定に保てる動物のことを、恒温動物(こうおんどうぶつ)と言う。

体の表面には、ふつう、羽毛(うもう、feather)がある。

  • ホニュウ類(Mammal)
ほにゅう類のウシのははおやが、子ウシに乳(ちち)を、のませているとこと。
いろいろな、ほにゅう類

哺乳類では、母親が、子に乳(ちち)を飲ませて育てるので、哺乳類(ほにゅうるい)という。「ホニュウ類」や「ホ乳類」、「哺乳綱」とも書きます。

哺乳類は、イヌやネコやウサギやウマやサルやウシや人間などです。 わたしたち人間も、哺乳類です。

哺乳類は、肺呼吸をします。

哺乳類の体温は、外界の温度にかかわらず、ほぼ一定の範囲内を保つ仕組みがある。このような、体温が、ほぼ一定に保てる動物のことを、恒温動物(こうおんどうぶつ、英: homeotherm)と言う。


※ 範囲外: 汗をかかない多くの動物
※ 検定教科書には全く書かれていない項目だが、常識的に考えて、義務教育のどこかで下記の内容を習うハズ。

人間の体は、体温が高くなると、汗をかいて体温を下げようとします。

じつは人間以外のホニュウ類は、体温が高くなっても汗をかきません。

では、どうやって人間以外のホニュウ類は体温を下げるのでしょうか?


イヌの場合、口からの呼吸を多くすることで、体温を下げています。

暑い日にイヌが、呼吸をあらくハアッハアッと息をあらくしているのは、あれは体温を下げるためなのです。


草食動物と肉食動物[編集]

草食動物と肉食動物の視野

シマウマやヒツジなどの草食動物は、目が顔の側面についていて、そのため視野が広く、後ろのほうを見渡しやすい。 このため、肉食動物がうしろから近づいてきても、早く発見しやすく、そのため肉食動物から逃げやすい。

ライオンなどの肉食動物は、視野が、顔の正面についているので、前方の広い範囲を立体的に見やすく、そのため前方の距離(きょり)を正確に把握(はあく)しやすい。肉食動物の目(め)の、このような立体感や距離感の把握は、前方のえものをつかまえるのに役立っている。

なお、草食動物は、前方を立体的に見られる範囲が、肉食動物とくらべると、小さい。 だが、ここ最近になると肉食動物と比べると、大きくなっている。


無セキツイ動物[編集]

昆虫やミミズ・イカなどは背骨を持っていません。よって、昆虫やミミズなどはセキツイを持っていません。このようなセキツイを持っていない動物のことを無セキツイ動物(むせきつい どうぶつ、invertebrates)と言います。

無セキツイ動物には、昆虫などの節足動物(せっそくどうぶつ、arthropod オーソプラド)や、タコ・イカなどの軟体動物(なんたいどうぶつ、Mollusca モレスカ)がある。

節足動物には、エビやカニなどの甲殻類(こうかくるい,crustaceans クラステイシャンズ)や、バッタやチョウなどの昆虫類、クモ類などがある。

マイマイ(いわゆるカタツムリ)は軟体動物にふくまれる。

このほか、ゾウリムシやアメーバなども無セキツイ動物にふくまれる。

無セキツイ動物は、すべて、変温動物である。

 節足動物の分類
  からだ あし はね 呼吸器
昆虫類 バッタ
チョウ
トンボ
頭部
胸部
腹部
腹部に3対、
計6本
腹部に、
ふつう2対、
または1対
ふつうは複眼
単眼を持つ場合も
気管
甲殻類 カニ
エビ
頭胸部
腹部
なし 複眼
えら
クモ類 クモ
ダニ
頭胸部
腹部
頭胸部に4対
(計8本)
なし 単眼
気管
多足類 ムカデ
ヤスデ
頭部
胴部
(胴部に、
いくつもの節がある)
胴部の節ごとに1対 なし 単眼
気管

節足動物[編集]

昆虫や甲殻類(カニなど)、クモ類、多足類(たそくるい、百足など)が、節足動物である。

節足動物の体は、外側が、硬い殻(から)におおわれている。この節足動物の体表の殻を、外骨格(がいこっかく)という。体は、いくつかの節(ふし)に、分かれている。

  • 昆虫(insect)
昆虫の場合、体は、頭部・胸部・腹部の3つの節に分かれており、足は胸部から6本でている。羽は、胸部にある。呼吸は、腹部にある気門(きもん)から、空気を取り入れている。頭部には、目・口・触覚がある。昆虫は卵生である。脱皮(だっぴ)して、変態(へんたい)する。
  • 甲殻類

エビとカニの場合

エビやカニの場合、体の節は、頭胸部(とうきょうぶ)と腹部の2つに分かれている。
エビとカニの呼吸は、えら呼吸である。

ダンゴムシも甲殻類にふくまれる。

軟体動物[編集]

イカやタコ、貝類、マイマイなどは軟体動物(なんたい どうぶつ)という。


  • 貝類

・呼吸

ほとんどの貝類は、えら呼吸(branchial respiration)である。
  • イカやタコ
イカやタコの頭部は、目がある場所である。足は、頭部から出ている。そのため頭足類(とうそくるい)と言われる。足を下にした場合、胴は頭よりも上にある。つまり上から順に、胴部・頭部・足 という順になる。内蔵は、胴部につまっている。つまり、頭よりも上に、内臓がつまっている作りになっている。
えら呼吸である。卵生である。

参考文献

  1. ^ 吉里勝利ほか『スクエア 最新図説生物』第一学習社、2004年1月10日発行、p.137
  2. ^ 無痛症の参考文献 :『やさしい生理学 第7版』、南江堂、2019年 5月20日 第7版 第2刷、280ページ