中学校美術/美術1

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注意 検定教科書では現代の美術家たちの作品も載っているが、まだ著作権の有効期間中なので、現代作家の作品の多くはwikibooksでは紹介できない。

学習内容

絵を描く目的は、いといろありますが、「伝える」という目的があります。(検定教科書にも、この「伝える」という目的が書かれている。)

なにか形のある物についての考えを伝えるとき、文字では伝えづらいこと、写真では伝えづらいことを、絵とかで伝えるわけです。

この科目は「美術」なので、おもに絵や彫刻などで感動を伝えることを重点的に説明しますが、しかし、実際の世界では、かならずしも絵で感動を伝える必要もなく、音楽や演劇などの他の表現方法で感動を伝える方法もあります。

絵をかく際、そのような目的を、ときどき思い出しましょう。


スケッチ

絵で何かを伝えるさい、「そもそも自分はなにを伝えたいのか?」を、自分なりに把握している必要があります。

絵で伝えたいことを把握するための方法のひとつとして、スケッチがあります。


※ wikibooksでは、絵の具をつかってないスケッチしかないですが、しかし、実際のスケッチでは、絵の具を使ってもかまいません。
※ とはいえ、世間一般の絵のかきかたでは、けっして、いきなり絵の具を使うことは、少ないのです。じつは、最終的に色が画用紙全体に多様に塗られている作品であっても、一般の黒エンピツなどでおおよその輪郭を下書きをしている作品は、多くあります。
スケッチの例
ウィリアム・アドルフ・ブグローによる絵
デッサンの例。アンニーバレ・カラッチ(1560–1609)による絵

スケッチ (sketch)とは、おおまかに形を描くことです。けっして、デッサン(素描・そびょう)のように物の形や色などを正確に描写することが目的ではありません

目的のひとつは、観察力と理解をふかめることです。スケッチで絵をかくための観察をすることにより、対象物についての理解をふかめることができます。

また、なにか(形のある物体)を作ろうとするとき、頭の中のアイデアを整理するために、想像している形をして具体的に紙の上にかいて考えを整理したりすることもスケッチという場合もあります。

どちらにせよ、理解をすることが目的です。

※ 学校教科書には書いてませんが、もし実物の理解が目的なので、下書きを書いてて「まちがえた」と気づいた場合、消しゴムでその部分を消す場合もあるしょう。このため、下書きはエンピツで行うことになるでしょう。

スケッチの対象の実物がすでに存在する場合は、その対象をよく観察し、発見したこと、感じたことを自分らしく表現することがスケッチです。

まずはたくさんのスケッチを描き、スケッチを通して絵を上達させましょう

「クロッキー」とは

絵画の作品の題名や評論などをみると、ときどき「クロッキー」といった言葉を目にします。この用語は、どういう意味かというと、主に次のような意味です。

  • クロッキー(仏: croquis)
クロッキー

人物などの複雑な形を、数十秒~1分程度の短時間で、おおよその形を描く。目的は、形を短時間で把握する能力の向上である。したがって、クロッキーでは、あまり時間をかけてはならない。時間をかけてでも細かく書く練習は、クロッキー以外の練習(たとえば精密画など)で行うべきである。


風景画

写真がある現代、わざわざ風景を絵で描く目的は、人によって千差万別ですが、理由のひとつとして、好きな場所の魅力をみんなに紹介する目的があります。(開隆堂の教科書など)

嫌いな場所を、わざわざ見たい観客はいません。

なんのために絵を描くのか、目的を見失わないようにしましょう。


まず風景画は、とりあえず、なるべく見たとおりに、おおまかな形を画用紙に描きましょう。


風景画を見る側の観客のほうは、その場所をまだ知らないかもしれません。


たとえば色なら「葉っぱは緑色」とかのような、先入観は、いったん、無視する。

(なお、緑色に見える葉っぱも、実際には、季節によっては黄色が混ざっていたりする場合もあるし、黄色くない場合もある。最終的には、実物をキチンと観察する事が必要。)


もちろん、「観察物を見ないで、だいたいの形をすばやく描く」という能力も、商業で絵描きを仕事にしているには必要な能力だが、しかし一般の中学生には、そこまでの能力は必要ない。


さて、そもそも風景画では、正確には風景を描ききれない。なぜなら、風景の実物の形は、とても大きく、また多様な形をしたものが数多く風景には含まれており、なので、すべての見た物を、そのままの形では書ききれない。理由は、時間が足りないのである。

このため風景画をかくには、観察しながら、とくに強烈に感じたことを優先して描くことになるだろう。そのため、あまり細かい箇所は書かずに省略される。

描き手によって、どこを強調したいかの印象が異なるので、たとえ同じ風景を見て風景画を描いても、ちがった作品が出来上がる。


風景に写っていない物は表現しない。


風景画は書くのに時間が掛かる。数時間は掛かる。生き物などは、動いてしまうので、中学校美術での風景画の実習などでは描かない。

木彫

立体的な形を伝えたいなら、実際に立体物をつくるという方法もあります。

歴史的には、木をほって、その形の像をつくることが、昔から行われました。

※ ただし中学・高校では、時間の制限や設備の問題などで、木彫りの像をつくる実習は、行わないだろう。
※ 永く像を残したい場合には金属で像をつくるわけですが(銅像など)、しかし中学生にそこまでは不必要でしょう。
(※ 19世紀ごろではプラスチックの一種のセルロイドの人形とかもあるが、ややこしくなるので、説明を省略する。)
(※ 以下、未記述)

動物画

動物は、写真の光をいやがる動物が多い、なので、もし撮影する場合には、管理者に許可を取る。フラッシュは使わないのが原則、撮影できない場合は、資料写真などで代用する。あるいは、細かい表現は、あきらめる。


西洋美術

  • マネ(エドゥアール・マネ Édouard Manet)

  • モネ(クロード・モネ Claude Monet)
モネの睡蓮の連作

  • ミレー(ジャン・フランソワ・ミレー Jean-François Millet) 、フランス出身

動物画・動物彫刻など

  • デューラー(アルブレヒト・デューラー Albrecht Dürer) 、ドイツ出身
  • フランソワ・ポンポン(François Pompon)、 フランス

植物画など

色の技法

緑と赤のグラデーション。
  • グラデーション
  • スパッタリング
  • マーブリング

色を描ける画材

  • 色鉛筆画
  • パステル画
  • クレヨン画


版画

  • 凸版(とっぱん)
  • 凹版(おうばん)
凹版印刷のしくみ。版の凹んだ部分にインクをいれ、上から紙などを押し当てる
  • 平板
  • 孔板

彫刻刀

彫刻刀 右から順に、平刀、三角刀、丸、丸、小刀、錐(彫刻刀ではない)、烏口(彫刻刀ではない)、曲三角、砥石
  • 丸刀
  • 小丸刀
  • 切り出し刀
  • 三角刀
  • 平刀

書体

和文の書体

  • 明朝体

日本語の文字を描くときに使われる事の多いフォント。


  • ゴシック体
日本におけるコンピュータ用ゴシック体の比較。MS ゴシック・MS P ゴシック(マイクロソフト)、 Osaka (Apple)、東風ゴシック (GNU/Linux)、ヒラギノ角ゴシック・ヒラギノ丸ゴシック・(大日本スクリーン製造)・小塚ゴシック (Adobe)

強調したい語句に使われる場合もある。(太さがほぼ一定なため、明朝体よりも太いため。また、明朝体とフォントが異なるので、明朝体と区別しやすい。)

MSゴシックなどコンピュータ用書体は一般に無料では無いので、パソコンのワープロソフトなどでの利用の際には注意。

  • 勘亭流(かんていりゅう)
勘亭流の見本。「江戸文字」と書かれている。

欧文書体

  • ローマン
  • イタリック

図のように、斜めっぽくになっている書体。

立体活字とイタリック体による "The five boxing wizards jump quickly." の例。図の上段に立体活字(立体)、下段にイタリック体を示す。
  • サンセリフ

書体の使用時の注意

世間一般の書体の中には、有料の物もあるので、学校教科書で紹介されたフォント以外を使用する際には注意。

色の三要素

明度・彩度・色相の説明図。

人間の目の色の感じる細胞には、三種類あるので、それに応じて、美術での色の感じ方も色を3種類に分解するのが一般である。

色の分解の仕方には、いくつかの種類がある。

  • 明度(めいど、英:value バリュー)、彩度(さいど、英:chroma クロマ)、色相(しきそう、英:hue ヒュー)の3種類に分解する方式。
  • 赤・緑・青の三種類に分解する方式。いわゆる「RGB」(アールジービー)。レッド(red)・グリーン(green)・ブルー(blue)の略。家電の映像ディスプレイなどでの発色に用いられることが多い。
  • 赤・黄色・青の三種類に分解する方式。いわゆるCMY(シーエムワイ)。シアン(Cyan、水色)、マゼンタ(Magenta、赤紫)、イエロー(Yellow、黄色)の略。カラー印刷などでは、CMYに黒(black)を加えたCMYK(シーエムワイケー)が用いられている。

などがある。 中学校・高校の美術では、「色の三要素」と言ったら、普通は、明度(めいど)・彩度(さいど)・色相(しきそう)の3つのことを言う。

明度(めいど)というのは、「白っぽいか、それとも灰色っぽいか、それとも黒っぽいか?」という事である。 「赤っぽさ」とか「黄色っぽさ」とか白黒灰以外の要素は、明度には含まないない。



  • 色相環(しきそうかん、hue circle、)

三原色

  • 減法混色 (げんぽうこんしょく、subtractive color)
減法混合。原色のうち、シアンとマゼンタはそれぞれ青と赤とも呼ばれることもある。

赤(正確にはマゼンダ)・黄色(イエロ-)・青(正確にはシアン)の三種類に分解する方式。

印刷物の色を分解するときに用いることが多い方式。 絵の具を混ぜるとき、赤色の絵の具、黄色の絵の具、青色の絵の具の三色をまぜると、黒色になるという事実にもとづく。

  • 加法混色(Additive color)
加法混合

色を赤・緑・青の三種類に分解する方式。

光の色を分解するときに用いる事が多い。複数の光を重ねるとき、赤の光と、緑の光と、青の光とをまぜると、白色の光になるからである。

色の対比

  • 明度対比
  • 彩度対比
  • 色相対比

日本の古くからの色

(※「日本の伝統色」という語句は、DIC株式会社の登録商標。)

多くの色があるが、すべては紹介しきれないので、いくつかの色を抜粋して紹介する。

     
 牡丹色(ぼたんいろ)

     
 鴇色 (ときいろ)

     
 萌葱色(もえぎいろ)

     
 萌黄色(もえぎいろ)

     
 山吹色(やまぶきいろ)

     
 瑠璃色(るりいろ)

     
 藍色(あいいろ)

     
 紅色(べにいろ)

     
 茜色(あかねいろ)

     
 銀鼠 (ぎんねず)

     
 桔梗色 (ききょういろ)

     
 柿色 (かきいろ)

日本の古美術

  • 図屏風(ふうじんらいじん ずびょうぶ)

尾形光琳(おがた こうりん)

風神雷神図屏風(ふうじんらいじんずびょうぶ) 、尾形光琳、( 俵屋宗達の屏風画を模した)
燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)、尾形光琳
クリムト
アデーレ=ブロッホバウワーの肖像
グスタフ=クリムト, (1907)
※ クリムト(欧米の芸術家、1900年ごろの芸術家)の作品は、尾形光琳などの影響を受けているとういわれている(※ 日本文教出版『美術2・3下』で紹介されている)。
  • 富岳三十六景

葛飾北斎(かつしか ほくさい)

バリア・フリー

  • ピクトグラム
  • ユニバーサル・デザイン(Universal Design、UD)

世の中には身体や健康に障害を持った人がいます。なるべく、そういった障害のある人でも鑑賞しやすいように作品をつくるべきです。

(※ 範囲外: ?) マンガ

効果線の例
※ この章でいう「マンガ」とは、20世紀後半の日本で流行したマンガのことである。 江戸時代の浮世絵の一種の「漫画」(まんが)とは意味が違うので、混同しないように。
※ 検定教科書ではなく、資料集で扱うらしい。(※ 資料集が非売品のためwiki編集者は入手できず、不明。)


マンガの技法はいろいろとあるが、中学美術で紹介される技法として、効果線(こうかせん)がある。

効果線とは、スピード感や存在感などを表現するために、何本も引く線である。


  • 道具
3種類のスクリーントーン
図のようにスクリーントーンを重ねることにより、新たな模様をつくることもできる。
スクリーントーンを使ったマンガ表現の例。髪、目、首の影にアミトーンが使われている。
※ 最近(2010年代に本文を記述)の中学美術では、スクリーントーンとかマンガ用ペンやインクなどの道具の存在とかも、中学校の美術で習うらしい。

近年のマンガは、コンピュータでも描ける。

だが、むかしは万年筆またはマンガ専用のペンを使って、原稿用紙に描いていた。現代では、マンガ専用の原稿用紙がある。インクは、マンガ専用のインクがある。

いきなり万年筆で描くのではなく、鉛筆で下書きをするのが一般的である。

使う鉛筆は、普通の鉛筆でも下書きができる。消しゴムも、普通の消しゴムでも良い。(デッサン用の ネリ消し ではない)


スクリーントーンという道具があり、規則的な模様が書かれており、これで質感などを表現できる。


  • (※ 参考 :) デフォルメ
※ 中学美術の副教材でデフォルメについて記述しているらしい。検定教科書では、あつかわない。副教材では「デフォルメ」の語句は紹介してないが、マンガ『名探偵コナン」や『シティーハンター』の表情集を事例にデフォルメの手法の例を紹介しているらしい。副教材で扱われてるのは顔のデフォルメのみらしい。
※ ちなみに、本節で紹介した画像は、(名探偵コナンやシティーハンターとは)まったくちがう作品のキャラクター画像なので、混同しないように。
デフォルメされたキャラクター
(キャラクター名: ウィキペたん)

アニメやマンガでは、キャラクターの絵を、目を大きく書いたり、実在の人間の形とは異なった形で書くことが多い。

このように、実物とは違った形でキャラクターなどを描く事をデフォルメという。

よくあるデフォルメの手法として、目を大きく書くことと、鼻を省略したり、あるいは少ない線で鼻を描くことが、多い。

キャラクターの感情をわかりやすくするために、目を大きくしたりしているのだろう、と一般に考えられている。

泣き顔
(キャラクター名: ウィキペたん)

まゆげや口(くち)の角度を変えることで、感情を表せる。



アニメーションの原理

テレビなどで見られる動画の原理は、テレビの映像を瞬時に切り替えて、動いているように見せているだけである。


「動画」(どうが)とは、文字通り、ビデオ映像のように、画像が動いている映像である。


動画のうち、瞬時に切り替えた絵を何枚も写して、絵が動いているように見せる作品をアニメーションという。

いわゆる「アニメ」とは、このアニメーションの手法で作られた動画作品のことである。

たいていの場合、小説のようなフィクションの作品の物語を映像化する場合の手法の一つとしてアニメが用いられる。


なお、テレビ番組などで放映されるアニメ作品なみの質のアニメを作るためには、とても多くの資金と時間と人手がかかり、とてもじゃないが、中学生には制作できない。

※ ちなみに、テレビアニメなどのアニメの絵をつくっている会社は、アニメ会社と呼ばれる種類の会社である。べつにテレビ局の社員が絵を書いているわけではないので、勘違いしないように。

商品アニメでなく、数秒程度の練習用のアニメですら、一般の中学生・高校生には、とても負担が大きく制作は無理である。なので、実習などでアニメを作ろうとするのは、一般の中学生・高校生は、あきらめたほうが良い。

パラパラ漫画の説明画

どうしてもアニメーションを制作したいなら、いわゆる「パラパラ漫画」に留めておこう。なお、たとえ数枚程度のパラパラ漫画でも、かなり手間が掛かる。


  • 命(アニマ)を書くからアニメーション

アニメーションの中でも、生き物を書くのが、とても難しい。 そもそも「アニメーション」の語源は「アニマ(生命)を与える」という意味である。

また、単に自然物の動きを見ていても、得られる感想は、せいぜい理科の教科書とかビデオ教材などを見ても得られる感想と変わらない。

生き物以外の自然物を描くだけなら、もはや現代ではコンピューターなどでも代用できる。 もっとも人間そっくりの形や動きも、おおよその形や動きなら、現代ではコンピューターなどで再現できる。ただし、現在では、まだ、コンピューターによる人間を真似た形や動きの表現には、まだ不自然さが残る。

このため、実写の映画やテレビ番組などを制作するときは、俳優役の人間に演技をしてもらって、それをビデオカメラなどの撮影機器で撮影している。


手描きのアニメーション、つまり、いわゆる「アニメ作品」の場合、たとえば1秒間に3枚の絵を切り替えている。描く枚数のぶんだけ、描き手の作業の負担が大きくなるので、あまり増やすわけにもいかず、そのため、多くの商業アニメ作品では1秒あたり3枚ていどの動画枚数になっている。

(なお、CGアニメでは1秒あたり30枚程度。)

このため手描きアニメでは作画の枚数がとても多くなるため、あまり細かい箇所まで描きこめない。このため、大まかに形を書く能力が描き手に必要である。

そのため、動画の本体の制作の前に、あらかじめ、どの程度の書き込みをするかを決めておく。


一般の中学・高校生の美術の授業での実習としてなら、1枚あたりの作画の時間は、せいぜい3分~5分ていどの数分でかけるような描きこみにしておこう。


  • 打ち合わせ
(おそらくプロの映像作家の)絵コンテの例。中学生のパラパラ漫画では、ここまで描きこまなくても良いだろう。

もし美術の授業で、(数秒程度の)アニメ作品を作る場合は、たとえ数秒程度の動画でも、アニメは作画枚数がとても多いので、作品を作る前に、絵コンテなどで全体の構想をまとめて、教員などに報告する必要があるだろう。


(絵描きに限らず、大人が会社などで仕事をする場合には、新しい仕事に取り掛かるよりも先に、まず、上司に、その仕事を提案し、上司から許可をもらうのが一般である。仕事には長い時間と資金が必要なので、作業にとりかかるよりも前に、まず許可を取る必要がある。)


中学生に必要な程度のアニメの絵コンテの書き方は、まず、なるべく動きが分かるように描く。たとえ読者が解説の文字を読まなくても、絵を見ただけで、どういう動きをさせたいのかが分かるように、なるべく描く必要がある。


  • カメラワーク

また、カメラワークを意識して描く。

たとえば実物の生き物の動きをビデオカメラで撮影する場合、対象の生き物が一定の動きでも、それを撮影するビデオカメラの位置や向きやビデオカメラの動きなどのカメラワークによって、映像モニター上に映し出される動画は、カメラワークごとに違った動画になる。


  • 結論

このように、アニメの制作は、ちょっとした動画の制作ですら、とても大変なので、中学校では制作しないほうが良い、せいぜい、鑑賞などに留めておいたほうが良いだろう。


人形アニメとストップモーション

アニメを作るとき、必ずしも、すべて絵で書く必要は無い。

空想のキャラクターを動かしたい場合でも、色つきの粘土(ねんど)などで(そういう商品がある)、架空のキャラクターのちいさい人形をつくり、その人形の間接などは動かせるようにして、舞台をミニチュアでつくり、舞台におかれた人形を写真で撮影して、すこしづつキャラクターを動かして写真に撮る・・・という方法を続けて言って、その写真を映像編集機器などで自動で切り替えて表示することで、あたかも人形が動いてるかのように表現する方法もある。

(※ 暗記は不要: )粘土でつくった人形などのキャラクターを写真撮影していってつくるアニメのことを「クレイアニメ」という。「クレイ」とは、粘土という意味の外来語です。

※ 光村書店の『美術1 美術への扉』で、「クレイアニメ」という用語がひっそりと紹介されている。

ただし、絵コンテは、この場合でも書く必要があるだろう。

なぜなら人形の動きをつける人、カメラで撮影する人、などのあいだで、物語と映像の共通認識をあらかじめ持っておく必要があるからだろう。

もし、舞台背景をミニチュアでつくるのが面倒くさいなら、そこだけ絵で書いてしまう、などの方法もある。目的に応じて、手段を選ぼう。


※ 開隆堂『中学2・3 美術』で「ストップモーション」という用語が紹介されている。


※ 学校教科書では「絵コンテ」をアニメを題材に説明するが、もともと「絵コンテ」とは、(実写をふくむ)映画や演劇の用語である。
実写映画の各種のセットとかは、作るのに多くの資金や時間が必要になったり、また、多くの人手が必要になる場合がある。なので、制作スタッフどうしの確認作業として、また、これから作家の作ろうとしている劇に問題点がないかを確認する意味など、いろいろな理由もあって、絵コンテが必要である。

古代美術


ラスコー洞窟(フランス語:Grotte de Lascaux)は、フランスです。

アルタミラ洞窟(スペイン語:Cueva de Altamira)は、スペインです。

  • フランスとスペインの場所

東南アジア・南アジアの東洋美術

陶芸品

美術館の意義と来館マナー

美術館の意義は、主に、美術品を保管することです(教科書にも、そう書かれている)。

(※ なお、教科書に書かれてない話題だが、じつは美術館は館内の空調(温度や湿度(しつど)など)などに、すごい気を使っている。)

また、美術館では、保管している作品のいくつかを公開していて、美術館を訪問した人に鑑賞できるようにしてます。

(※ 範囲外: ) ただし、料金として入館料があるのが普通。基本的に美術館は有料。


非公開の部屋
(※ 日本文教出版の教科書に書いてある。)

美術館で、世間一般の人が見れる部分は、じつは美術館の一部の部屋であり、おもに展示室です。

じつは美術館には、展示室のほかに、非公開の収蔵庫があり、収蔵庫では作品を保管しています。

収蔵室のほかにも、破損した美術品を修復するための部屋もあります。


インターネット

現代ではインターネット上で、多くの美術館はホームページを公開しており、開館時間や所在地や展示作品名や作品画像などの情報を、利用案内として情報公開しているのが普通です。(正確には「ホームページ」ではなくwebサイトというべきだが、光村図書の検定教科書で「ホームページ」と言っている。)


美術館でのマナー

美術館でのマナーとして、

メモを取るときはインクのものは使わない

ことがあります。

(※ 一般に、美術館でのメモ蒔は、エンピツでメモを取るのがマナーです。)
(※ インクは、もし筆記用具で作品を汚してしまったとき、直しにくくなる。もしくは、直せない。)
(※ シャープペンシルも、館員がインク式ボールペンと区別しづらい、シャープペンの先端の金属部分で作品を傷つける可能性がある、などの理由があるためか、シャープペンも禁止されてるのが普通。)


いっぽう、製造業の工場見学などでは、逆の場合もあり、メモ時にはインク式ボールペンでとるのがマナーの場合もあります。また、工場によっては消しゴムが禁止だったりします。(もし消しゴムを使った際、消しカスが精密機械の部品のなかに混入するのを防ぐため、などの理由がある。)
このように業界によって、メモの際に許可される筆記用具が違うので、見学などの際には、事前に確認しておきましょう。


美術館のその他の部屋

なお美術館には、展示室のほかに、簡易的な図書室のある美術館もあり、図書室では画集や美術系の雑誌などを読める場合があります。