中学校美術/美術2・3下

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遠近法[編集]

(英:Perspective パースペクティブ)

透視図法(線遠近法)[編集]

(英:Linear perspective リニア・パースペクティブ)

一点透視図法[編集]

『ミッデルハルニスの並木道』(1689年ごろ) 作者: マインデルト・ホッベマ(1638年~1709年、オランダ)


二点透視図法[編集]

三点透視図法[編集]


  • 用語の説明
・消失点(しょうしつてん)
地平線へと延びる線路。線路の先が消失点。

空気遠近法[編集]

遠くの物体を不明瞭に描くことで、遠近感を表現する空気遠近法(くうき えんきんほう、Aerial perspective エアリアル・パースペクティブ)がある。

空気遠近法の例。

画家[編集]

  • ダヴィンチ

モナリザの背景には、空気遠近法が用いられている。

  • デューラー

躍動感の表現[編集]

  • ドガ


  • 自然物の動き

一般に、美術では「波の表現は、すごく難しい」と言われる。中学生は、あまり無理して北斎を真似しないほうが良い。このような波の絵が描ける北斎は、すごく画力が高いのである。

彫刻・像[編集]

  • ミケランジェロ
『ダビデ像 』ミケランジェロ、1504年
アカデミア美術館 (フィレンツェ)(フィレンツェ)

ミケランジェロは、絵画も描いている。

『アダムの創造』ミケランジェロ、1508年 - 1512年<br /[システィーナ礼拝堂(バチカン市国)
  • 日本の作品
阿修羅像(あしゅらぞう)、興福寺(こうふくじ)、奈良時代、国宝
阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)、平等院・鳳凰堂(ほうおうどう)、京都府、定朝(11世紀)



  • 範囲外?: 仏像の色
※ 開隆堂『美術2・3』の73ページで紹介されている。

作品にもよるが、近年の理化学(りかがく)的な研究で、仏像の色は、制作の当時の時代は、けっこう仏像の服装鎧などが赤色や青色に塗られていたりと色鮮やかだったことが分かっている。

8世紀前半のバサラ大将像(新薬師寺)など。

※ 現代に残る多くの仏像の色がなんか茶色っぽいのは、単に長年の年月の経過により、色が退色しただけのようである。べつに、作家が茶色の像をつくろうとしたわけではなさそうである。

建築[編集]

日本の絵巻物[編集]

鳥獣人物戯画[編集]

(ちょうじゅう じんぶつ ぎが)

  • 第16紙後半 - 第18紙

Chouju 1st scroll-05.jpg


  • 第8紙 - 第10紙

Chouju 1st scroll-03.jpg


石山寺縁起絵巻[編集]

(いしやまでら えんぎえまき)

なぎなた を回す動きを線で表している。現代の漫画のような、線で動きを表す表現は、すでに鎌倉時代から存在している。

東洋美術と西洋美術[編集]

  • ゴッホと浮世絵

自画像[編集]

自画像(岸田劉生(きしだ りゅうせい))、1918年、
東京国立近代美術館に元の絵が所蔵されている。


色と作品[編集]

モノトーン[編集]

『秩父霊峰春暁』(ちちぶれいほう しゅんぎょう)、1928年
横山大観(よこやま たいかん)


ポスター[編集]

『ジスモンダ』(作品名)、1894年、
アルフォンス・ミュシャ(1860年~1939年)、チェコ

19世紀後半に印刷技術が発達したこともあり、色を効果的に使った作品があらわれた。

※ 中学校美術の検定教科書の開隆堂『美術2・3』平成23年3月9日検定版、平成26年2月5日発行、51ページ、ミュシャの『ジスモンテ』が紹介


※ 開隆堂の検定教科書には、
ポスター「東京オリンピック」亀倉雄策(1962年)や、
ポスター『ノルマンディ号』アドルフ・ムーロン・カッサンドルや、
田中一光(1981年)のポスターも掲載されているが、
しかし著作権が切れてないのでwikibooksでは未掲載。



工芸[編集]

伝統工芸[編集]

南部鉄器(なんぶてっき)、岩手県?
江戸切子(えどきりこ)、東京都


江戸時代の工芸[編集]

八橋蒔絵螺鈿硯箱(やつはし まきえ らでん すずりばこ)
尾形光琳(おがた こうりん)
東京国立博物館 (国宝)


※ 未分類[編集]

光と色彩の絵画[編集]

『ぶらんこ』(作品名)、1876年
オーギュスト・ルノワール(1841 ~ 1919年 フランス)
保管場所: オルセー美術館、フランス


モネは、同じ場所を、時間を変えて描いている。


資料集にある絵[編集]

レンブラント『夜警』
17世紀(1642年)の作品
この絵で描かれているのは、オランダの市民の自警団である。そもそも、この絵の制作をレンブラントに発注した注文者じたいが、オランダ市民の自警団集団である。


抽象芸術とポップアート[編集]

※ 開隆堂の『美術2・3』で紹介

印象派の画家セザンヌなどの成功と名声により、19世紀後半ごろから美術界では、実在しない景色や色合いなどを描く画風が模索されて、多くの画家がそういった感じの作品を作ってきた。

こうして抽象芸術と言われる分野が、盛り上がってきた。

モーリス・ルイス作『ヌン』では、具体的な形をかかずに、色彩だけを描いた。(※ wikipedeia に素材が見つからない!)

ピカソやダリなども、そういった風潮の作品をいくつも残している。(※ 著作権の理由でwikibooksでは掲載できない! 死後70年経過で著作権は消失)

ダリのある絵画作品では、実在しない形の生き物や、グニャグニャに曲がった時計などのある、実在しない風景を、圧倒的な画力で写実的に描いてみせた。(ダリ『記憶の固執』、1931年、)

また、マグリットは、空飛ぶ巨岩の上にある城の絵など、実在しない風景を、写実的に描いて描いた。(マグリット『ピレネーの城』、1959年)


なお、ダリやマグリットなどのように、現実には存在しない風景を写実的に描いてみせる手法のことをシュルレアリスム(超現実主義)という。

しかし、20世紀に入って半ばごろのいつしか、大衆からは、そういう抽象芸術の画風は難解として大衆からは敬遠されるようになってきた。

いっぽう、大衆にとって、より魅力的な題材や、魅力のわかりやすい色鮮やかな作品などが人気になり、そのような大衆人気を目指したような作品はポップアートと言われるようになってきた。

当時、アメリカ合衆国が隆盛だったこともあり、20世紀半ばのポップアートではアメリカ合衆国の作家の影響が強い。たとえば、20世紀アメリカの画家リキテンシュタインは、アメリカン・コミックスのキャラクターや画風を題材にした作品を残した。


いっぽう、ダリなどの手法とは別に、目の錯覚を利用する いわゆる「だまし絵」 の方法で、エッシャーという画家は、実在しない不思議な風景を描いた。(エッシャー『滝』、1961年)

マグリットも、そういう「だまし絵」のような不思議な作品を残している。(マグリット『白紙委任状』、1966年、)

こうして、だまし絵で見る人を不思議な気分にしたりして楽しませるような作品も、見受けられる。