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中学校高等学校保健体育実技編/サッカー

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歴史

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発祥

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 古代文明が始まる前から、足でボールのような物体を蹴る遊びを世界中で広く行われていました。12世紀を迎えると、イギリス各地でマスフットボールが祭りとして行われていました。マスフットボールは、フットボールと違います。数百人の住民が2つのチームに分かれ、町や村を駆け回りました。マスフットボールは、そのような場所で一個のボールを奪い合いながら、先にゴールに向かう競技です。当初のマスフットボールは、簡単なルール(武器の禁止)だけでした。そのため、ボールを持っても、蹴っても、相手をつかんだり殴ったりしても構いませんでした。その結果、建物が壊され、死傷者も出したので、1314年以降、国王から頻繁に禁止命令が出されるようになりました。

 18世紀中頃になると、フットボールは学校の校庭で行われるようになりました。その後、フットボールは制限時間内に得点を取り合うスポーツに変わりました。しかし、この時のルールはそれぞれの学校で違っていました。1863年、イングランドでフットボール協会が生まれました。フットボール協会は、足を使ってボールを運ぶように統一ルールを決めました。この統一ルールで対外試合を行えるようになりました(サッカー)。サッカー(フットボール)は統一ルールで行われています。統一ルールがわかりやすく、競技も面白いので、サッカーはすぐに世界中へ広まりました。

資料出所

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※下記、2冊を読み比べて執筆しました。

  • 佐伯年詩雄ほか編著 年度版『中学体育実技』学研教育みらい
  • 高橋健夫ほか編著 年度版『ステップアップ高校スポーツ』大修館書店