コンテンツにスキップ

中学校高等学校保健体育実技編/バレーボール

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
中学校の学習>中学校保健体育>中学校高等学校保健体育実技編>バレーボール
高等学校の学習>高等学校保健体育>中学校高等学校保健体育実技編>バレーボール
このページ「中学校高等学校保健体育実技編/バレーボール」は、まだ書きかけです。加筆・訂正など、協力いただける皆様の編集を心からお待ちしております。また、ご意見などがありましたら、お気軽にトークページへどうぞ。

※バレーボールはルール・コート名称・動き方・反則を特に押さえましょう。定期テストでもルール・コート名称・動き方・反則は非常に問われます。

歴史

[編集]

発祥とルールの成り立ち

[編集]

1895年、新しいスポーツがアメリカで生まれました。ウィリアム・ジョージ・モーガン[キリスト教青年会の体育指導者]が考えました。彼はどのような年齢でもどのような体力でも誰でも楽しめるようなスポーツを求めていました。そこで、彼はテニスに目を向けました。テニスはネットを挟んでテニスボールを打ち合うスポーツです。彼はその仕組みを取り入れて、ネットの上でボールを打ち合うスポーツを新しく作りました[バレーボールの原型]。

当初の原型はコートの広さも1チームの人数も決まっていませんでした。集合人数・目的に合わせて広さも人数も少しずつ変えながら行いました。その後、この球技の原型はヨーロッパへ伝わりました。当球技の試合前、ヨーロッパは6人まとまって1チームを作っていました(6人制)。この6人制が世界に広まって、6人制を基準に共通ルールも少しずつ作られました。

日本への導入と9人制の広がり

[編集]

明治時代末期、日本でも新しいスポーツとしてバレーボールが知られるようになりました。1908年、大森兵蔵[岡山県出身]は国際キリスト教青年会でバレーボールを学び日本へ戻りました。その後、このスポーツを日本に紹介しました。当時、日本人の女性はあまり運動に参加出来ませんでした。バレーボールが紹介されると、女性の運動として注目を集めました。最初、16人まとまって1チームを作って運動していました(16人制)。その後、日本国内でも工夫が進み、人数の決め方もその度に見直されました。16人から12人になり、さらに9人まで減らしました(12人制・9人制)。こうして、誰でも一緒に参加しやすいスポーツとして日本全国へ広がりました。

9人制なら各個人がボールに触れるようになり、守備範囲も広くなります。だから、各個人は広いコート内を動き回りながらボールを追いかけたり打ち返したりします。また、仲間同士で助け合いしやすく準備運動として生活へ気軽に取り入れやすいスポーツです。学校・地域行事でも行われやすく、社会人女性がこのスポーツへ長期参加するようになりました。こうして日本は9人制に落ち着いて、その後の「ママさんバレー」として親しまれました。

6人制への移行と国際大会での活躍

[編集]

6人制男子バレーボールの世界選手権大会が1949年に初めて開かれました。一方、6人制女子バレーボールの世界選手権大会が1952年に初めて開かれました。バレーボールは世界選手権大会から国際大会でも正式に行われるようになりました。この流れに合わせて、日本国内でも6人制バレーボールが広まりました。バレーボールは1964年の東京オリンピックからオリンピックの正式種目になりました。その試合がテレビで見れるようになり、バレーボールに興味を持つようになりました。

バレーボールの新しい広がり

[編集]

日本は2人まとまって1チームを作るような砂浜のバレーボールも知られています(ビーチバレーボール)。日本人選手も少しずつ海外大会へ挑むようになっています。1930年代、ビーチバレーボールは仲間同士で楽しむ遊びとしてアメリカ西海岸で生まれました。その後、共通ルールが決まると勝敗種目として見られるようになりました。1996年のアトランタオリンピックからビーチバレーボールは正式種目になりました。日本ビーチバレーボール連盟大会も用意されています。選手は国内大会へ何度も出て経験を重ねつつ、国際大会に出て上位へ入るように目指そうとしています。

世界大会と日本の位置づけ

[編集]

世界バレーボール連盟が開催日時・開催場所などを決めています。特に、オリンピック・世界選手権・ワールドカップを重要な大会としています。各国際大会はオリンピック・世界選手権・ワールドカップに選ばれるために行われています。1960年代から日本は国際大会へ積極的に参加してきました。その姿勢はバレーボール全体の発展にも役立っています。

日本は国際主要大会の開催国に何度も選ばれています。そのため、国内でも世界の代表選手を間近で見られます。もちろん、日本の代表選手も間近で見られます。

高身長選手・体格丈夫な選手が世界全体を見ると増えています。一方、日本の選手はどうしてもこのような選手に負けてしまいます。海外選手よりも高く飛び跳ねたり、コート内を素早く動いてボールを拾ったりするような練習を何度も繰り返してきました。その結果、海外強豪チームとも十分に戦えるようになりました。若い世代の大会にも同じように表れています。これまで、日本は何回か世界大会・オリンピックで優勝しています。そこへもう一度近づくように、現在も工夫しながら練習を続けています。

反則

[編集]

数多くの反則行為がバレーボールの試合で決められています。1つでも反則したら、相手に1点入ります。サービスはボールを正しい場所から打ちましょう。アンテナにボールを当てたり、アンテナの外側を通したりしないようにしましょう。また、ネットを超える前にボールが味方に触れないようにしましょう。さらにボールを打つ順番を間違えたり、サービスゾーンからはみ出してボールを打たないようにしましょう。次に動き方です。ボールを手で長く持ったように見える動きはしないようにしましょう。打ち方は体の色々な場所に続けて触れないようにしましょう。チーム全体でボールの接触回数(3回)を超えないようにしましょう。試合中にネットへ触れないようにしましょう。相手より先に相手コートのボールに手を出して触らないようにしましょう。選手の足がセンターラインを越えて、相手コートに入りすぎないようにしましょう。バックゾーンの選手にも特別な決まりがあります。バックゾーンの選手3名はフロントゾーンでネットより高いボールを強く打たないようにしましょう。また、バックゾーンの選手3名はブロックに参加出来ません。相手がこれから打つボールに触れないようにしましょう。ボールがアンテナの外側に出たら、ボールに触れないようにしましょう。さらに、第1球目の相手攻撃をそのままブロックしないようにしましょう。

サービスの動きと反則

[編集]

バレーボールサービスの反則は相手に1点入ります。サービスボールがアンテナに触れたり、アンテナの外側を通ったりするとサービスフォールトになります。サービスボールがネットに少し触れて相手コートに入ったら味方の得点になります(ネットイン)。また、味方の選手がサービスボールに触れてしまうと、反則になります。味方選手が味方サービスボールに触れるとボールの行き先も変わるからです。審判が「サービスボールを打っても構わない」と合図を出してから8秒以内にサービスボールを打たなければいけません。手でボールを軽く持ち上げて打たずに落としてしまっても、攻撃失敗となってやり直し出来ません。この場合、相手に1点入ります。選手がサービスボールを打つ順番も決められています。この順番を守らなかったら、ローテーションフォールトになり、相手に1点入ります。ボールを打てるような場所も決まっています。白い線(エンドライン)を踏んだり越えたりしたままボールを打つとフットフォールトになります。白い線(サービスライン・サイドラインの仮想延長線)踏み越えてもフットフォールトになります。ただし、ボールを打ったらどこに着地しても反則になりません。さらに、味方選手はサービスボールを打つ時に前後・左右の並び方を正しい形に揃っていなかったらポジショナルフォールトになります。試合開始前のサービスが指定条件に従って正しく行われるために決められています。

パスの動きと反則

[編集]

ネット付近の動きと反則

[編集]

バレーボールのネット付近でジャンプしたり、腕を上げてボールを打ったり、レシーブしようと腕を出したりすると、相手と自分の距離がかなり近くなります。相手と自分の距離がかなり近くなるとお互いに触れあったり、相手の動きを遮ったりしやすくなります。したがって、ネット付近の反則が細かく決められています。選手はネット付近でボールを打ったり、レシーブしようとして手・体を動かしたり、ブロックのために両手を上に伸ばしたりします。この時、選手の体がネット・アンテナに少しでも触れたらタッチネットになります。ネット・アンテナに触れると、相手の動きが崩れます。ブロック以外の目的で相手コート内のボールへネット越しに手を伸ばして触れたらオーバーネットになります。相手の攻撃・相手の動きが止まるからです。 さらに、ネット真下のセンターラインにも反則があります。足先・踵がセンターラインを完全に超えて、相手コートの床に触れたらペネトレーションフォールト(パッシングザセンターライン)になります。一方、選手の足先・踵がセンターライン上・味方のコート内に残っていたら、膝・脹脛・太腿が相手側に出ても反則にはなりません。ただし、相手の動きを止めてしまったらペネトレーションフォールトになります。

バックプレイヤーの反則

[編集]

ブロックの動きと反則

[編集]

選手の態度も注意

[編集]

バレーボールの試合は怪我をしないためにも、選手同士で揉めないためにも、周りに丁寧な態度をとりましょう。試合中に相応しくない行動をしたら、審判は試合を止めて反則を知らせます。相手・審判に悪口を言ったり、睨んで驚かしたりしたら、審判からさらに重い反則になって退場させられます。その選手が相手を押したり、怖がらせたりしたら、すぐに失格となり、もう試合に出られません。

資料出所

[編集]

※下記、2冊を読み比べて執筆しました。

  • 佐伯年詩雄ほか編著 年度版『中学体育実技』学研教育みらい
  • 高橋健夫ほか編著 年度版『ステップアップ高校スポーツ』大修館書店