コンテンツにスキップ

公認会計士試験/平成30年第I回短答式/監査論/問題13

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
←前の問題
次の問題→

問題[編集]

 監査基準における監査の目的及び一般基準に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5 点)

ア.全ての監査証拠の質は,監査証拠の基礎となる情報の適合性と信頼性により影響されることから,監査人は,監査手続を実施する場合には,これらを考慮しなければならない。

イ.監査人は,有価証券や有形固定資産の実査により,これらの資産の実在性に関する証明力のある監査証拠を入手できるが,必ずしも当該資産に係る権利と義務又は評価に関する監査証拠を入手できるわけではない。

ウ.監査人は,棚卸資産が財務諸表において重要であったとしても,棚卸資産の実在性に不正リスクを識別していない場合や企業の内部統制が過年度より継続して有効であると評価している場合には,棚卸資産の実地棚卸の立会を省略することができる。

エ.監査人は,確認差異が財務諸表における虚偽表示の兆候を示しているか否かを判断するために,当該事項を調査することが求められているが,重要性の基準値を下回る確認差異を調査する必要はない。

1.アイ
2.アウ
3.アエ
4.イウ
5.イエ
6.ウエ

正解[編集]

1

解説[編集]

ア.全ての監査証拠の質は,監査証拠の基礎となる情報の適合性と信頼性により影響されることから,監査人は,監査手続を実施する場合には,これらを考慮しなければならない。監査基準委員会報告書500第6項,A5項,A26項

イ.監査人は,有価証券や有形固定資産の実査により,これらの資産の実在性に関する証明力のある監査証拠を入手できるが,必ずしも当該資産に係る権利と義務又は評価に関する監査証拠を入手できるわけではない。監査基準委員会報告書500A16項

ウ.監査人は,棚卸資産が財務諸表において重要であったとしても,棚卸資産の実在性に不正リスクを識別していない場合や企業の内部統制が過年度より継続して有効であると評価しているである場合には,実務的に不可能でない限り,棚卸資産の実地棚卸の立会を省略することができる。できない。監査基準委員会報告書501第3項(1)

エ.監査人は,確認差異が財務諸表における虚偽表示の兆候を示しているか否かを判断するために,当該事項を調査することが求められているが,重要性の基準値を下回る確認差異を調査する必要はない。もある。監査基準委員会報告書505第13項A21項

参照法令基準等[編集]

←前の問題
次の問題→