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公認会計士試験/平成30年第II回短答式/監査論/問題16

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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問題

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 継続企業の前提に係る監査報告に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。(5点)

ア.監査人は,継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であっても重要な不確実性が認められる場合において,継続企業の前提に関する事項が財務諸表に適切に記載されていると判断したときには,無限定適正意見又は重要な不確実性が及ぼす影響に関する除外事項を付した限定付適正意見を表明する。

イ.監査人は,継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であっても重要な不確実性が認められる場合において,継続企業の前提に関する事項が財務諸表に適切に記載されていないと判断したときには,当該記載についての除外事項を付した限定付適正意見を表明するか,又は,理由を付して不適正意見を表明しなければならない。

ウ.監査人は,被監査企業が債務超過にあるなど,継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して経営者が評価及び対応策を示さないときには,意見を表明してはならない。

エ.監査人は,更生手続開始決定の取消し,更生計画の不認可など,継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切でない場合には,継続企業を前提とした財務諸表については理由を付して不適正意見を表明しなければならない。

  1. アイ
  2. アウ
  3. アエ
  4. イウ
  5. イエ
  6. ウエ

正解

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5

解説

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ア.監査人は,継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であっても重要な不確実性が認められる場合において,継続企業の前提に関する事項が財務諸表に適切に記載されていると判断したときには,無限定適正意見又は重要な不確実性が及ぼす影響に関する除外事項を付した限定付適正意見を表明する。監査基準第四報告基準六1,監査基準委員会報告書570第18項

イ.監査人は,継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切であっても重要な不確実性が認められる場合において,継続企業の前提に関する事項が財務諸表に適切に記載されていないと判断したときには,当該記載についての除外事項を付した限定付適正意見を表明するか,又は,理由を付して不適正意見を表明しなければならない。監査基準第四報告基準六2,監査基準委員会報告書570第19項

ウ.監査人は,被監査企業が債務超過にあるなど,継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況に関して経営者が評価及び対応策を示さないときには,意見を表明してはならない。重要な監査手続を実施できなかった場合に準じて意見の表明の適否を判断しなければならない。 監査基準第四報告基準六3,監査基準委員会報告書570A27項

エ.監査人は,更生手続開始決定の取消し,更生計画の不認可など,継続企業を前提として財務諸表を作成することが適切でない場合には,継続企業を前提とした財務諸表については理由を付して不適正意見を表明しなければならない。監査基準第四報告基準六4,監査基準委員会報告書570第20項A25項

参照基準

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