コンテンツにスキップ

古典ギリシア語/第一類/基本文法/語頭母音の有気記号と無気記号

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

(1)ギリシャ語には h の音を表す文字はない。 しかし、h の音で始まる単語はある。 そこで、h の音で始まることを表すためには、語頭の母音に有気記号(῾)をつける。 有気記号は小文字の上または大文字の左肩に置く。 なお、語頭の υ, Υ には必ず有気記号がついて ὑ, Ὑ となり「ヒュ」という音になる。

(2)母音で始まる単語には無気記号(᾽)をつける。 無気記号の位置は有気記号と同じである。

(3)単語が二重母音で始まるときは、有気記号と無気記号は二番目の文字につける。

(4) ρは子音字だが、語頭では必ず有気記号がついて、ῥ となる。

(5)語頭の母音にアクセントがある場合には、有気記号または無気記号と鋭アクセント記号を並べて表記する。有気記号または無気記号→鋭アクセント記号の順番である。

(6)曲アクセント記号は、有気記号・無気記号の上に書く。

(7)大文字だけで単語を綴る場合には、アクセント記号、有気記号・無気記号をつける必要はない。