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古典文学/古典文法/動詞/ラ行変格活用

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

ラ行変格活用は変格活用のうちの一つである。

活用

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語形 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形

ラ行変格活用の動詞一覧

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動詞…侍り・居り・あり・いますがり(いまそかり) この四語のみ

複合動詞…さり・かかり・しかりなど

ラ行変格活用の特徴・注意

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特徴

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ラ行変格活用は、未然形にア段、連用形と終止形にイ段、連体形にウ段、已然形と命令形にエ段が属する。また、ラ行変格活用は、変格活用の中で終止形がイ段に属する活用である。複合動詞は、指示の副詞「さ・かく・しか」がラ変動詞「あり」につき、ラ変複合動詞となる。

注意

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ラ行変格活用の動詞「居り」があるが、「居る」というワ行上一段活用の動詞があり似ているため注意が必要である。