地政学/基礎論/地球の概観

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

地球が存在する太陽系においては恒星は太陽であり、惑星にはそれぞれ質量が異なる水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星がある。これらの惑星はしばしばその惑星の周囲を巡っている衛星を持っており、地球には月がある。月にも地球と同様に重力があるため、地球上の海象に影響する。

地球はその誕生から46億年が経過していると考えられている。12756キロメートルの直径、5.9742×10の24乗キログラムの回転楕円体である。その質量から中心部に物質を引き寄せる重力が働いており、地表に大気が存在し、かつ地球は自転しているために気象や海象が変動する。地球の全周は赤道で約40076キロメートル、子午線で約40009キロメートルであり、地表面の総面積はおよそ51010万平方キロメートルである。地球上の地表には陸地と海洋がある。

地球上には大気が充満しており、気圧や気温の周期性のある平均的な状態は気候であるが、これは気温、降水量、風などの気候要素から成り立ち、緯度、高度、地形などからの気候因子が影響する。概ね赤道直下では気温が高く、また赤道から南北極へ移動すればするほど平均気温は下がっていく。

生物の起源には諸説あるが、現在では陸海に多種多様な生物が進化を遂げて存在している。現在の生物を分類することは分類学的な議論が分かれるところだが、現在の主流ではモネラ界、原生生物界、植物界、菌界、動物界に分類されている。これら生物が様々な進化を遂げて海中も含めて地球上に広く生息して複雑な生態系が形勢されている。

その中でも動物界脊椎動物門の哺乳類であり、言語や道具を操る二足歩行のヒトが複雑な社会を形成して生存している。人間は環境適応性が低く、極限環境での生存性も高くないが、高度な知能を以って知識や技術を操作して生存性や生産性を高めることが出来る。さらに人間は言語を持っており、高度に組織化されている。これは政治機構や軍事組織、経済・社会システムを形成して活用している。ただしこのような人間社会の発展は地域によって大きくその様相が異なっており、どの人間社会もある程度特徴的である。

以上から結論できるように、地球上の自然環境はその地域によって大きく異なるため、それに対応して動植物や生態系、水資源や食料資源の分布、交通路状態などが不均等であり、そこに生活する人間社会も政治的、経済的、軍事的な特徴が異なってくる。