大阪弁/断定
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や
[編集]共通語の「だ」に相当。
- 名詞・形容動詞の後につく場合、名詞・形容動詞の後にそのまま「や」をつける。
- それは犬や。 HHH HLL
- それは犬だ。
- ほんまきれいや。 LLH HLLL
- 本当にきれいだ。
- 動詞・形容詞の後につく場合、「んや」を使う。
- その仕事は今するんや。 HH HHHH LH HHLL
- その仕事は今するんだ。
- 外はほんま寒いんや。 LHL LLH HLLLL
- 外は本当に寒いんだ。
ねん
[編集]- 名詞・形容動詞の後につく場合、「や」+「ねん」の形で使用する。
- あの白い建物は病院やねん。 HH HLL LHLLL HHHHLLL
- あの白い建物は病院なのだ。
- 言うんは簡単やねん。 HHLL LLLHLLL
- 言うのは簡単なんだ。
- 動詞・形容詞の後につく場合、そのまま「ねん」をつける。
- 明日行くねん。 HHH HHLL
- 明日行くんだ。
- こっちから行った方が早いねん。 LHHL HLLLL HLLLL
- こっちから行った方が早いんだ。
- 最後が「る」で終わる動詞(似るなど)の後につく場合、動詞の最後の「る」を「ん」に変化させてもよい。
- 子ぉは親に似んねん。 HHH LHL HHLL
- 子供は親に似るんだ。
で
[編集]共通語の「よ」に相当。
- 名詞・形容動詞の後につく場合、「や」+「で」の形で使用する。
- 尼は兵庫やで。 LHL HHLLL
- 尼崎は兵庫だよ。
- 動詞・形容詞の後につく場合、そのまま「で」をつけるか「んや」+「で」の形で使用する。
- それはちゃうで。 HHH HHL
- それは違うよ。
- こうするんやで。 HH HHLLL
- こうするんだよ。
- 「で」の前に「ねん」を置くことも可能であるが、「んや」+「ねん」+「で」は不可。
- それが大事やねんで。 HHH HLLLLLL
- それが大事なんだよ。
- この果物、めっちゃ甘いねんで。 HH LHLL LH HLLLLL
- この果物、とても甘いんだよ。
わ
[編集]軽い断定を表し、大阪弁においては老若男女問わず使用される。
- 名詞・形容動詞の後につく場合、「や」+「わ」の形で使用する。
- これがおすすめやわ。 HHH LLLHLL
- これがおすすめだよ。
- 動詞・形容詞の後につく場合、そのまま「わ」をつけるか「んや」+「わ」の形で使用する。
- 今日は休むわ。 LHL HHHL
- 今日は休むよ。
- これ、ほんまうまいわ。 HH LLH HLLL
- これ、本当においしいよ。
- そこがええんやわ。 LHL LHLLL
- そこがいいんだよ。