学習方法/中学校理科

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検定教科書が必要です。[編集]

理科の場合、中学生用の市販の参考書は、検定教科書との併用を前提にして書かれています。

参考書だけでは、説明用の写真などが少なく、すこし予習しずらいです。

なので、中学生の方で、(教科書を紛失などして)もし中学の教科書が無ければ、先に教科書を買ってください。教科書の取次店(とりつぎてん)が、どこの地方にもあるので、保護者などに相談して、そういうお店を探して、教科書を注文して買っておいてください。

同様に、もし学校でもらった資料集を無くしてしまった場合も、教科書取次店で注文して買っておいてください。

資料集にある写真は、自分の中学校では使ってない検定教科書、つまり他社の検定教科書、他の中学校で使っている検定教科書で、同じような写真が紹介されていたりします。


中学の検定教科書や資料集などに紹介されている説明用の写真は、人生で、一度は目にしておく必要がある写真です(少なくとも2019年での検定教科書では)。

参考書だと、制作の費用の都合もあり、そういった説明用の写真が少ないのです。

入門的な参考書を買おう[編集]

検定教科書だと、写真が多めですし、写真のサイズも大きいので、文章による説明がやや不足しています。

また、実験結果など、大事なところが「たしかめてみよう。」とか「実験してみよう。」とか書いてあったりして、その部分は予習や自習では使い物にならない場合があります。

検定教科書は、あくまで授業のためのものであって、あまり独学用には作られていません。「脱・ゆとり教育」のこともあり、いちおう基本的な用語などは教科書にも書いてありますが、まだまだ情報不足です。

とりあえず、参考書は、中学生用の入門的なものを買ってください。

なお、参考書を買うさい、難関受験に特化したものは、初学者は、買う必要がありません。なぜなら、難関受験に特化したものは、写真や図表が不足しており、初学者には向いてません。


教科書ガイドと資料集では予習しづらい[編集]

中学理科と高校理科は、参考書が無いと、あまり独学できません。教科書ガイドでも独学は出来るでしょうが、特定の教科書との併用としてガイドが作られているので、まずは参考書を買ったほうが良いです。たとえ教科書ガイドを買っても、入試対策などのため、結局、参考書を買い足すことになります。もし金銭的に余裕があったり、または学校の定期テスト対策をしたいなら、教科書ガイドを買うのも良いでしょう。教科書ガイドにも、けっこう、細かい知識まで書いてあります。

資料集は、あまり日常の学習用には作られていません。資料集はあくまで、教科書だけでは説明用の写真などが足りない場合のときの参考用です。


参考書の選びかた[編集]

参考書は、たとえ標準レベルの参考書でも、中学校の教科書と比べると、やや説明が多いです。ただし、そのぶん写真なども小さいです。


その中学参考書の難関校対策用の本ですら、高校理科のふつうの教科書と比べれば、かなり説明が少ないです。その高校理科の教科書すら、大学受験用の有名な参考書と比べると、かなり説明が少ないのです。

だから、もし将来的には「大学に進学して理科を勉強したい」というような憧れ(あこがれ)が少しでもあるのなら、中学のときから理科の勉強では参考書も勉強しておいたほうが良いでしょう。なぜなら、そうしておかないと、高校に入ってから急に理科の学習量が大幅に増えて(大学受験対策のため)、かなり面倒なことになります。とくに高校からの理科では、計算も多くなるので、とても勉強に時間が取られます。

参考書は、まず標準レベルの難度・厚さの物を買う。[編集]

中学理科の理科の参考書は、各学年用ごとに分かれている場合があります。たとえば、学研や文英堂から、そういう学年別の参考書が、出ています。

まず、現在の自分の学年の参考書を買ってください。これは、おもに授業対策用です。学研の「ニューコース」参考書が、平易なので、授業の確認用としては手頃でしょう。

自信があるなら、文英堂の「くわしい理科」の自学年のを買ってもいいです。ただし、やや難しくて、学年の範囲外のことも書いてありますので、覚悟しておいてください。

それとは別に、さらに、全学年をまとめて1冊で説明している参考書を買ってください。上の学年の予習や、下の学年の復習をするとき、いちいち各学年ごとの参考書を探すのは大変なので、まとめて1冊で説明している参考書が必要です。たとえば、旺文社「中学総合的研究 理科」が、全学年の理科の四分野(物理・化学・地学・生物)を1冊で説明しています。


いきなり、難関高校対策の参考書を買っても、中学理科の最初の学習では非効率です。 たとえば文英堂「中学理科の発展的学習」は、買ってもいいですが、初心者は読みこむ必要がありません。

なぜなら、もし、いきなり分厚い難関校用の参考書を買うと、どこが頻出事項で、どこが補足的な知識かが、はっきりしません。また、どこが中学レベルの必須知識で、どこが高校レベルの先取り学習なのかも、難関用の参考書では、はっきりしづらいです。また、分厚い参考書を先に買ってしまうと、全体像をつかむのに時間が掛かってしまいます。


理科では、テスト頻出の知識や用語もあれば、優先順位の低い補足的な知識もあります。まずは、優先順位の高い、必須の知識を確実に習得することが、中学生には求められます。


このため、中学理科の参考書を買うときは、まずは、やや入門的な標準レベルの参考書を先に読んで、全体像を早めにつかむ必要があるのです。

その入門レベルの標準的な参考書ですら、中学校の理科の教科書と比べれば、かなり情報量は多いです。

文英堂「中学理科の発展的学習」をつかうなら、まず入門的な標準レベルの参考書を先に読みおわったあとで、文英堂「中学理科の発展的学習」を読むほうが良いでしょう。


問題練習よりも、参考書の読み込みに、やや時間をかけたほうが良いかも?[編集]

理科の学習には問題練習もありますが、それよりも参考書の読み込むに学習時間を多めに掛けたほうが良いかもしれません。市販の受験対策用の問題集よりも、まずは参考書を優先するべきです。入門的な参考書にも、簡単な計算問題などは載っていますし、章末問題なども載っています。

また、テストなどで問われやすい頻出事項も、参考書なら、その本のどこかに、まとめてあります。

ただし、教科書の付属問題集など、学校で配布されるような問題集に書いてあるような問題の例題や基礎問題などは、きちんとスラスラと解けるように練習してください。

理科では、知らない知識についての問題は、問題の解き様がありません。また、公式などを知らないと、解き様が無い問題もあります。そのため、まずは参考書で、知識を増やす必要があります。

もちろん、問題練習も必要です。ようはバランスの問題です。参考書と問題集の具体的な比率は出せませんが、やや参考書の時間を多めにしたほうが良いかもしれません。ただし入試直前などの日は別です。3年生の2学期後半ぐらからは問題演習を多めにしたほうが良いかもしれません。

もし中学理科の受験対策用の問題集を使うなら、まずは標準レベルの問題集から、問題練習をこなしてください。いきなり難関高対策の問題集を用いるのは、効率が、かなり悪いです。なぜなら、法則などを知らない問題は、どんなに考えようが解きようがないからです。中学理科にかぎらず、中高の理数系教科の問題集は、まずは基礎レベルの問題集から、確実に練習していってください。そして、問題演習では、数分ほど、しばらく考えてみて、分からなかったら、さっさと答えの解説を見てください。理論を知らない問題は、考えようが解きようがないからです。

なので、難関校対策の問題集から先に学習するのは、中高の理系科目では、かなり非効率です。

図鑑などは、あまり使えない[編集]

図鑑[編集]

昆虫図鑑とか植物図鑑とか、図鑑で問われるような特定の生物についての個別の知識は、中学以降の理科のテストでは、あまり問われません。 ゾウリムシとかミドリムシとか、代表的な微生物などについては、名前くらいは知っていく必要があります。

生物分野の場合、理科で問われる知識とは、たとえば細胞のしくみなど、生物の多くに共通して通じる知識です。

図鑑で学習するよりも、参考書のほうが便利です。そもそも中学生用の図鑑が少なく、子供向けの多くの図鑑は、小学生用です。仮に図鑑があったとしても、値段が高いですし、きっと本の厚さが分厚いので読むのに時間が掛かってしまい、学習時間が減ってしまいます。

事典[編集]

中学生用の事典は、範囲が、入試にあってません。

でも同じ出版社が、中学生向けの参考書も出してるので、理科の事典を買おうとするなら、参考書のほうを買おう。 または、文英堂「中学理科の発展的学習」を事典がわりに使う、という方法もあるでしょう。


事典の範囲が、入試にあってないとは、どういうことかというと、たとえば受験研究社の中学生用の理科の教科事典は、小学生~高校1年用に合わせています。

つまり、中学生の高校入試だけには、範囲が、あっていないのです。(※ 現物は、まだ未確認。知っている人がいれば、この記事の編集をお願いします。)

中学生になってから、いまさら小学校の内容を復習しても、非効率です。なので、なるべく中学生用の参考書で、勉強するのが安全でしょう。受験研究者も中学生向けの参考書を出してるので、もし受験研究社の本を買うなら、参考書を買うほうが、手ごろでしょう。


一般に、どこの出版社の教科事典でも、事典という特性のため範囲が広いので、入試対策には合わないのです。べつに受験研究社だけでなく、他社でも同じような傾向があります。

他社の例なら、学研の高校生用の教科事典の物理事典や化学事典などは、中学~高校3年用(高校の定期テストくらいまでかな?)に合わせています。科目ごとに分かれているので、理科4分野をそろえるだけでも、値段が数万円を越えますし、分厚くなります。もし5教科全科目をそろえると、値段も15万円を越えます。中古だと少し安いでしょうが(それでも並の参考書よりも高くなる)、中古だと最新情報には対応してないので不都合でしょう。

高校用の事典は、とても分厚すぎるし理科が分野ごとに分かれてしまってるので、中学生には、不便です。学研も、中学生向けの参考書を出していますから、参考書を信用して使いましょう。


資料集[編集]

中学理科の資料集は、あまり一般の書店では売っていません。学校などで既に副教材として配布されている場合もあり、わざわざ買い足す必要は少ないです。むしろ資料集の読み込みよりも、参考書の読み込みを優先してください。わざわざ学校配布の資料集とは別の資料集を新たに注文する手間があるなら、その時間で参考書を読んだほうが良いでしょう。もし入門レベルの参考書で物足りないなら、難関高校対策用の参考書など、さらに説明の細かい参考書にチャレンジしてください。

高校用の資料集は、一般書店での入手こそはしやすいですが(大学受験対策の参考書コ-ナーなどに高校理科の資料集も置いてある場合がある)、しかし科目ごとに生物・物理・化学の資料集が別冊で分かれてることもあり、中学生には使いづらいです。しかも、地学分野の資料集が、高校の資料集では、まず入手が困難だったり、そもそも出版社によっては高校地学の資料集が出されていません。なので、高校の資料集を中学生が用いることは非効率です。

せっかく高校用の資料集を買っても、高校教科書または高校参考書を読んでいることを前提に資料集が記述されており、中学生には使いづらいです。

中学理科は暗記科目[編集]

実験結果などは覚えざるを得ない。[編集]

理科とは、実験結果にもとづいて理論を構築された「実験科学」ですので、学生は実験結果については、代表的な実験例や法則については暗記せざるを得ません。法則を覚えるとき、なるべく実験結果や計算例などと関連付けて理解して覚えてください。教科書・参考書では、書かれた多くの法則については、その法則を確認する実験についても、説明しているはずです。物理などの法則の場合、その法則にもとづいた計算例などがあれば、ほぼ計算例のとおりに実験結果が出ることを、参考書などが紹介していると思いますので、計算とも関連付けて、法則を覚えてください。

理科で用いる公式も、実験結果を説明できることが確認された式です。なので、公式も、実験法則と同様に、覚える必要があります。この点が、数学の公式とは、理科の公式は違います。

理科の公式で、公式に真っ先に要求される事は、けっして「論理」では無く、その「公式」とやらが実験結果に合っているかどうか、なので す。

なので、中学の理科は暗記科目です。そもそも高校や大学でも理科は暗記科目です。理科では物理などでは計算式も習いますが、その式は暗記せざるを得ません。大学の理系学部でも、理科の公式は最終的には暗記するはめになります。

なので、中学理科で公式が出てきたら、最終的には暗記してください。解説とかは、あくまで補助です。ただし、やみくもに暗記しようと思っても覚えられませんので、解説は必ず読んで、理解できる範囲で理解を深める努力をしてください。

定理ではなく法則[編集]

数学では「定理」(ていり)という言葉がありますが、しかし、理科では「法則」です。定理は、理論に基づいた論理です。しかし、「法則」は、けっして定理ではありません。法則は、実験などによって確認された、自然現象などの絶対的なパターンのことです。

理科の主張では、どんなに斬新な思考法にもとづいていても、その主張が実験結果とあわない限り、その主張には、法則としての価値が無いのです。

なので、理科では「定理」と言わずに、「法則」という用語を用いるわけです。そして「法則」を証明する方法は、最終手には「実験」しかありません。計算だけでは法則を証明できません。

そして、中学の学習の段階では、実験結果や実験法則などは覚えざるを得ません。いっぽう、ある法則を最初に法則を発見した科学者は、けっして10代の少年時代に発見したわけではないでしょうし、何十年と研究したりして法則を発見したのでしょう。しかし、かといって、現代の中学生が、中学理科の学習に、けっして何十年もの歳月を掛けるわけには、いきません。

中学生は学習時間が限られてるので、実験結果・実験法則・公式などを優先して学び、覚える必要があります。 また、すべての実験について、再現実験を行うわけにも行きません。現実社会では、実験設備や機材も限られているし、費用も限られています。なので、学校の授業で実験を習っていない法則でも、覚えないといけません。

理科のほとんどは、用語や名前や実験結果などを暗記する科目です。物理では計算も多いですが、中学では物理現象の名前や実験結果を暗記する比重が多いです。

中学理科の説明は、実は少し不正確[編集]

また、中学理科の説明は、実は少し不正確です。とくに、生物などが、じつは少し不正確です。

「中学理科は、実は少し不正確」と言っても、小学理科と比べたら、かなり正確です。また、覚えなければならない知識も、小学理科と比べて、中学理科では、かなり多くなります。当面の間は、まずは中学生は、中学理科の参考書を数回ほど読み込んでください。

「少し不正確」とは、たとえば、遺伝と生殖細胞の関係では、中学では減数分裂(げんすう ぶんれつ)を習います。中学では、減数分裂の結果だけを重点的に習います。減数分裂の結果、精子や卵などの染色体の数は通常の半分となることなどを、中学理科で習います。

実は、高校の理科では、この減数分裂では、いきなり染色体が半分になるのではなく、実は分裂は2段階であって、最初の一段目の分裂では、じつは最終的な染色体数は変わりません。2段目の分裂で最終的に染色体が最初の半分の染色体数になることを習います。1段目の分裂の最中、じつは一時的に染色体数が倍増していて、一段目の分裂によって、染色体数が1倍にもどります。

ですが、中学理科では、このような減数分裂の細かい過程は説明しません。文部省などにとって、中学生には、まずは生殖細胞では染色体が半分であることとか、それと遺伝の法則との関係とか、そういった大まかな仕組みなどを理解してもらいたいのでしょう。


もし高校理科のように、いきなり正確に説明してしまうと、大まかな仕組みの説明が後回しになってしまいます。また、複雑すぎる説明では、中学生が理解しづらいし、時間も掛かってしまいます。なので、中学では、正確さを少し犠牲にして、法則などを優先的に説明するために、複雑な現象などは説明を省いていたりします。

さて、なので、理科の暗記勉強で、せっかく一字一句を暗記して覚えようとしても、そもそも教科書・参考書の大元の説明が少し不正確なので、あまり利点がありません。

中学生の時点で最低限の暗記しなければならないことは、中学理科の参考書を見れば書かれてあるでしょうから、その暗記事項を理解できるように、さらに暗記事項を重点的に覚えられるように勉強してください。


中学参考書が物足りなく感じたら[編集]

前節で述べたように、じつは中学理科は説明が不正確です。なので読み返しているうちに、そのうち物足りなくなって、中学レベルに不満を感じるかもしれません。

もし理科の学力に余裕があって、もっと深く暗記の記憶量を増やす勉強法をしたいなら、いっそのこと、高校の理科の参考書を入手しておいて、その高校理科の読み込みをしたほうが良いかもしれません。高校の参考書選びは、高校の全学年ぶんがまとまってる参考書で、標準的な参考書が良いでしょう。文英堂とか数研出版チャート式などの、標準的な参考書で十分でしょう。高校理科は、科目ごとに教科書・参考書が分かれてるので、書店で買う場合には、物理・化学・生物の3冊ごと、買ってしまうのが手間が省けるでしょう。

しかし、高校理科の学習には時間が掛かりますので、中学3年では、高校の予習よりも、高校入試の問題練習など中学範囲の問題集などに努力をしてください。

難関の高校入試対策用の参考書が、高校入試と高校予習の間をうめるので、その難関高校対策の参考書を入手しておくと、高校予習にも高校受験対策にも便利かもしれません。

  • 難 関校対策用の参考書は、意外と簡単。分厚いけど。

中学理科の場合、難関高校対策用の参考書でも、時間さえあれば、けっこうスラスラと読めます。というか、中高では、数学以外の科目は、時間さえ掛ければ、読んで大筋の内容を知るだけなら、たいていの参考書は読めます。ただし、本が分厚いので、時間は多めに掛かります。 なお、問題集まで含めると、難関校対策には時間が掛かるかもしれません。難関対策用の参考書でも、資料集などを読み込むような感覚で、読めます。はっきり言って、中学の難関高校入試レベルの理科の参考書なんて、時間さえあれば、読むだけなら難しくありません。

時間とかに余裕があれば、力試しに難関校対策用の参考書を読んでみるのも、もしかしたら楽しいかもしれません。

また、高校に入ってしまうと、理科の教科書や参考書が科目ごとに分かれてしまうので、理科を全体的に1冊の本で学ぶことが、しづらくなります。(物理・化学・生物・地学の4科目に別れて、教科書も別々になる。) でも、高校入試の難関校対策用の理科の参考書なら、理科を全体的に1冊(または2冊)で学ぶことが出来ます。

中学理科は、全体的にバランスよく理科を学びやすい、最後の機会です。


理科の世界は学歴社会[編集]

理科には、実務能力とか、ありません。たとえ実験装置を作るだけの技術力が無くても、実験装置を使える能力と、理科の研究者の肩書きがあれば、理科の研究職です。

実験装置を作るには、たとえば顕微鏡などの光学機器でも、レンズの機械加工の専門知識とか、それらの生産設備での電気装置の専門知識とか、あるいは職人技とか、いろんな知識や技能が必要ですが、そのような工業的な知識や技能は、世界の理科教育では、なんの価値も持っていません。日本の理科教育だけでなく、そもそも世界諸国の理科教育が、技術者の職人技とかを、まったく評価していません。むしろ日本は、工業高校などがある分、少しはマシなほうです。


工学などの産業経済と結びついている学問とは、理科は違います。工学の技術者への経歴評価ならば、工場などでの実務経験も経歴の評価対象かもしれませんが、理科は違います。

大学以降での評価でも、学校の成績の影響が強く、理科では評価されます。

理科の世界は学歴社会なのです。理科は学歴社会ですから、テストの成績で評価が決まる社会です。たとえ研究等を始めようにも、大学の学歴や成績が悪いと、研究職そのものに就職できません。理科の実験には、お金のかかる実験が多いですから、(お金が掛からない実験は、すでに行われてしまっており、新規に行う価値が無い。)お金のある研究機関に就職できないと、研究できない分野が多いです。


ノーベル物理学賞とかだって、実験装置や観測装置を作った技術者は、まったく賞を取っていません。賞を取るのは、その実験装置などを利用した学者です。


というわけで、大学などでの理科の学歴や成績が悪いと、理系の職業では、低く評価されるかもしれません。 理科の成績が良いほうが、なにかと就職に好都合でしょう。