学習方法/高校受験/国語

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基本的な勉強スタイル[編集]

高校受験の国語の基本的な勉強スタイルには、市販のドリルやワークブックや問題集などをきちんと練習し、参考書を読んでおいて、そして語句などの書き取り練習をすることが重要である。

けっして、小説などの読書ばっかりの勉強をしないように注意。高校入試の国語では、書き取り練習が重要である。

語句の書き取り練習では、何回か反復的に書いて、その語句などを覚えに行く。たとえるなら、英語の単語を覚えるときの書き取り練習などと似たような練習法である。

文法(現代文法、古語文法)なども出題範囲だが、文法よりも、まずは漢字などの覚えることが多い単元を優先して勉強していこう。覚えることが多いので、日ごろの勉強が大切である。

書き取り練習[編集]

漢字の書き取り練習[編集]

漢字の練習なども、きちんと行っておこう。漢字の練習は、けっして、いきなり1文字あたり100回とかの練習をしても非効率である。なので、まずは1文字あたり数回~10回ほどの練習にしておこう。一つの文字を100回も書く時間があるなら、同じ時間で10個の漢字を10回も書き取り練習できる。

漢字の練習では、単に読むだけではダメであり、かならず書き取り練習をする必要がある。入試で漢字の書き取りおよび読みが問われる。 基本的に、漢字は書ければ読める。たとえドリルなどで読みを出題された漢字でも、読みだけの練習でなく、せっかくだから書き取り練習をしとこう。

ことわざ,故事成語,熟語[編集]

ことわざ,故事成語,熟語なども書き取り練習をしておく。やはり、熟語なども読むだけではダメであり、書き取り練習をする必要がある。

なので、学校などで漢字などの書き取りのテストなどがあれば、当然、きちんと予習復習して練習しておく事が重要である。

文学史なども高校入試~大学入試などでは出るので、参考書などで作品名や作家名などを確認し、書き取り練習をしておこう。単に文学史の説明を読むだけではダメであり、書き取り練習をすること。

書き取り練習では重要語句を重点的に[編集]

書き取り練習が多そうだが、べつに教科書や参考書の文学作品の文章をまるごとを一字一句で写す必要などは無く、あくまでも参考書などで紹介された「漢字」や「故事成語」や「熟語」や「ことわざ」「語彙」「外来語」などとして紹介された語句や用語を中心に、書き取り練習すれば良い。たとえば社会科の勉強などで用語を覚えるときに、重要語句を中心に書き取り練習するだろうが、それと似たような勉強法であろう。

書き取り量が多そうに見えるかもしれないが、べつに数学とかとは違って、単語の書き取り練習に計算時間とかは掛からないから、毎日、コツコツと練習していけば、一通り、終わらせられるだろう。

教科書の範囲外からも出題[編集]

高校入試の出題は、教科書の範囲外からも出題される。公立高校の入試問題ですら、学校の教科書の範囲外からも出題されるので、参考書に載ってる知識なども練習しておく。多くの私立高校などでは、当然、教科書の範囲外からも出題される。

国語の問題集を使う場合、あんまり難問の多い難関校むけの問題集とかに深入りするよりも、まずは受験標準レベルの問題集をキチンとこなしたほうが良い。使うドリルやワークブックなどは、まずは教科書レベル~受験標準レベルのドリルやワークブックなどをキチンとこなしたほうが良い。難問の問題集に深入りするより、他の教科をバランスよく勉強するべきである。


※ 入試に出るのは文学・小説などの読解問題だけでなく、漢字熟語・ことわざ・故事成語・語彙文法(現代語、古語)なども入試に良く出るので、参考書や高校受験用のドリルやワークブックや問題集などで、きちんと反復練習しておくように。
※ 高校受験の古文・漢文では、中学校では習ってない作品からも出題されたりする場合もある。あるいは、作品自体は中学の教科書で紹介されていても、中学の教科書では紹介してない章の範囲から出題される場合もある。なので、たとえ教科書で習ってない範囲や習ってない作品から古文漢文が出題されても対処できるように中学用の参考書や問題集などで練習しておくこと。また、高校用の古文漢文の参考書などで、可能な範囲でも良いので、いくつかの古典作品の口語訳を調べておくと良いだろう。
※ 入試の古文・漢文は読解問題だけでなく、基本的な古典単語や、基本的な古典文法なども高校入試の範囲なので、中学生用のドリルや問題集などで練習しておくように。
※ 現代語の文法は、当然、高校入試の出題範囲である。
※ 高校入試の近代文学の読解問題でも同様に、中学では習ってない作品からも出題される。まずは中学用の参考書および問題集などで対策しよう。ただし、現代文対策にばかり時間を掛けすぎないように注意。むしろ漢字の対策とか古文とか文法とか、覚えれば確実に得点を取れる暗記的な単元を重視したほうが、高校入試では安全である。

さて、現代文対策では、もし時間に余裕があれば、高校生用の現代文の参考書などで、近代文学くらいは、あらかじめ高校の範囲の作品の内容などを掴んでおけば、文学史の勉強も兼ねるし、良いかもしれない。やみくもに近代小説を読むよりも、高校国語の『現代文』科目の参考書を読んだほうが安全であろう。

文法[編集]

文法(現代文・古文)や漢文の句法などは、ドリルやワークブックや問題集などがあると、効率的かもしれない。なので、買っておこう。

文法などは覚えることが少ないし(漢字と比べたら遥かに規則的である)、毎日、キチンと練習すれば、数日間などで、わりと短期間で、一通りの練習が終わる。

文法・句法などは、単に読んで理解するだけではダメであり、ドリルなどで手を動かして書き取り練習して、体でも覚えておく必要がある。

古典文法や漢文句法などを完全に覚え切るのは中学の段階では無理だろうが、それでも、中学生は古典文法の書き取り練習はキチンとしておこう。


私立の古文漢文[編集]

私立高校の入試を見ると、一般の高校では、高校入学後に習う古典作品の読解を高校入試で出題する高校もあります。たとえば、『土佐日記』(とさにっき)とか、高校で本格的に習いますが、いちぶの中学生向けの教材(資料集)などにも書いてあり、高校入試(特に私立高校)にも出される場合があります。

古文に限りませんが、まずは過去問をよく見て古文がどの程度出るのかをチェックしましょう。古文が全くでない高校もある一方で、高校入試ではめったに出ない漢文を出す可能性もあるからです。

そのため、私立高校の古文はかなり難易度の高いものがあります。それらに対処するには少しだけ高校内容に踏み込む必要があります。ベストなのは高校受験用の発展的なテキストや文法テキストについている古典文法の解説にとりかかることです。それをまずマスターしましょう。本格的な古文の学習は高校に入ってからとなりますので、暗記するべきことはそれほど多くはありません。重要なポイントは以下のとおりです。

  1. 仮名づかい(頻出)
  2. 「をかし」「あはれ」「いと」などの基本的な古文単語
  3. 係り結びなどの基本的な文法

まず、この三点を押さえておきましょう。

読解問題については、基本は現代文と同じです。「だれが」「だれに」「なにをしたのか」を整理すること、筆者が言いたいことはなにか、物語のオチはなにかといった点を読み取れるようにしましょう。現代文とはことなるリズムや調子に慣れるためにも古典に特化したテキストを買っておくべきです。

古文の有名作のストーリの知識を増やす[編集]

高校入試の古文の出題作品として、よく大学受験用の参考書にある、有名な古文作品の口語訳集があるのですが、そこらへんの口語訳集などでよく紹介される作品から出題される場合もあります。

公立高校入試の国語の古文が、そういう傾向があります。

そこそこ難関の私立高校ですら、そういう傾向があります。おそらく、高校教員側の問題作成や採点の都合でしょう。(※ 学説などが、学会での国語学者による研究が進んで変わる場合もあるためか、あまりマニアックすぎる古典作品は、国文学者を雇ってない高校の高校入試では、出題しづらい。)


なので余裕があれば、大学受験むけの参考書コーナーにある、有名古典の口語訳集を読んでおくと良いでしょう。大学入試でも、平均的な偏差値の私大対策でそこらへんの作品が出題されます。(ただし、難関大では、有名作品はほとんど出ない。) 三省堂(さんせいどう)とか日栄社(にちえいしゃ)が、そういう口語訳集の参考書を出しています。

ただし、この高校入試の出題傾向は、あくまで高校入試の場合ですので、大学入試とは違います。近年の大学入試の古文では、有名作品をさける傾向が多いです。(※ 1990年代のような過去には、大学センター試験やその昔の共通一次(きょうつう いちじ)試験などの国語では、古典の有名作をそこそこ出していた時代もあった。出版社が有名作の口語訳集を大学受験用としているのは、そのころの名残り(なごり)だろう。)

もしかしたら、大学受験参考書コーナーにある、三省堂や日栄社の口語訳集の参考書は、今では大学受験生よりも、難関高校を目指す高校受験生の中学生のほうが使いやすいかもしれません。

また、中学3年間までに、市販の参考書の口語訳集にあるような有名作の古文の口語訳をぜんぶ読み切るのは困難なので(不可能ではないが、他教科の勉強も必要なので、古典ばかりの深入りは良くない)、他の教科の勉強時間に悪影響のない程度で、口語訳集を読んでおきましょう。