小学校国語/平家物語

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作者:不明

 平家(へいけ)という武士(ぶし)の日本を支配(しはい)した一族が、源氏(げんじ)という新たに勢力の強まった新興(しんこう)の武士に、ほろぼされる歴史という実際の出来事をもとにした、物語。 平安時代から鎌倉時代に時代が変わるときの、源氏(げんじ)と平氏((へいし)との戦争をもとにした物語。

 なお、平家がほろび、源氏(げんじ)の源頼朝(みなもとのよりとも)が政権をうばいとって、鎌倉時代が始まる。

※ 中学入試などで、平家物語の文章の時代が「源氏と平家の戦い」の時代であることなどを聞く問題(もんだい)が出るかもしれません。なぜなら、社会科の歴史の授業でも源氏と平氏を習いますので、小学校でも習う知識(ちしき)だからです。なので、小学生の国語の勉強では、国語だけでなく、社会科とかも、きちんと勉強してください。


本文[編集]

(書き出しの部分)

「平家物語」の「祇園精舎」の音読。
 
祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘(かね)の声、
諸行無常(しょぎょうむじょう)の響き(ひびき)あり。
沙羅双樹(しゃらそうじゅ)の花の色(はなのいろ)、
盛者必衰(じょうしゃ ひっすい)のことわりをあらはす。
おごれる人もひさしからず、
ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者もつひ(つい)にはほろびぬ
ひとへに(ひとえに)風の前のちりに同じ。
現代語訳(げんだいご やく)

(インドにある)祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の音には、「すべてのものは、(けっして、そのままでは、いられず)かわりゆく。」ということを知らせる響きがある(ように聞こえる)。 沙羅双樹の花の色には、どんなに勢い(いきおい)のさかんな者でも、いつかはほろびゆくという事をあらわしている(ように見える)。 おごりたかぶっている者も、その地位には、長くは、いられない。ただ、春の夜の夢のように、(短くて、)はかない。強い者も、最終的には、ほろんでしまう。

まるで、風に吹き飛ばされる塵(ちり)と同じようだ。

解説[編集]

  • 祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)・・・ インドにある寺で、釈迦(しゃか)の根拠地(こんきょち)。
「祇園精舎は、どこの国にあるか?」(答え:インド)は、中学入試~大学入試などに良く出るので覚えること。答えを知らないと解けないクイズ的な知識だが、しかし入試に出てくるので、読者は覚えざるを得ない。

平家物語の作者は不明だが、琵琶法師などによって語りつがれた。

作中で出てくる平清盛(たいらのきよもり)も、源義経(みなもとのよしつね)も、実在した人物。作中で書かれる「壇ノ浦の戦い」(だんのうらのたたかい)などの合戦(かっせん)も、実際の歴史上の出来事。