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小学校国語/徒然草

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
兼好法師(けんこうほうし)

徒然草(つれづれぐさ)

兼好法師(けんこうほうし)(吉田兼好(よしだけんこう))
「徒然草」の音読
 
 つれづれなるままに、日ぐらし、
すずりに向か()て、
心にうつりゆく よしなごとを、
そこはかとなく 書きつくれば、
あやしう

[あやしゅう] こそ ものぐる()しけれ。

 

(することもなく、)退屈(たいくつ)であるのに(まか)せて、一日中、すずりに向かって、心の中に次々とうかんでは消えていく、たわいのないことを、とりとめもなく書きつけていると、みょうに気持ちがおかしくなりそうだ。