小学校理科/3学年

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植物のつくり[編集]

植物の根

植物(しょくぶつ)は、()くき()からできています。根は土の中にあり、水やよう分を()りこみます。くきは、葉と葉の間にある、細長いぼうのようなもので、根と葉をつないでいます。葉は、太陽(たいよう)の光を取りこみます。


いろいろな植物[編集]

  • アサガオ


  • ホウセンカ
  • そのほかの植物


植物(しょくぶつ)(たね)まき[編集]

いろいろな植物の種

植物(しょくぶつ)によっては、()を出すために光にあてないといけないものや、(さむ)すぎると()が出ないものもあります。(そだ)てる植物を()めたら、(たね)をまく前に、それがどんな植物なのか、そしてどんなことに気をつけて育てないといけないのかを、図かんなどで調(しら)べておきましょう。

まず(ゆび)で土にあなをあけます。あけるあなの(ふか)さは、育てる植物によってちがいますので、調べておきましょう。次に、種をあなに入れ、土を少しかぶせます。かぶせた土を強くかためてしまうと()が出てきません。さいごに水をかけます。種まきはこれで()わりですが、()が出るまでの間、水やりなどをわすれないようにしましょう。しかし、水をやりすぎると種やせっかく出た()がくさってしまいます。水はほどほどにしましょう。

植物が育つようす[編集]

土にまいた植物(しょくぶつ)の種が()をだすには、水と空気がひつようです。ひとつでもかけていると、()はでません。水が多すぎると、たねに空気がとどかなくなるので、土に水をかけるときは、土がドロドロにはならずに、土が少しぬれるくらいにしてください。

植物は、なるべく光があたるところで、(そだ)ててください。まったく光があたらない場所では、植物は育ちません。 光をさえぎるものがなく、日光がよくあたる明るい場所(ばしょ)を、日なたといいます。一方、かげなどになっていて、(くら)い場所を、ひかげ(日かげ)といいます。

日かげでも、その場所の明るさが、朝や夕方くらいの外の明るさならば、植物は育ちます。

たねをまくと、()が出ます。()が大きくなり、()(ひら)きます。

植物の()がでたあとは、ほとんどの植物は、日かげよりも日なたにおいたほうが、よく育ちます。まったく光があたらない場所だと、植物がかれてしまいます。

植物の成長(せいちょう)には、()をだすときにひつようだった水・空気のほかに 日光 がひつようになります。

()がでたあとの植物は、()から植物が育つためにひつような水やえいようを()りこみます。

()がでたあとの植物に、水をあげるときは、土の部分(ぶぶん)に、土が「しめりけ」をおびるくらいの水を、じょうろなどをつかって、かけてください。

葉が4~5まいになったら、花だんやプランターなどにうえかえましょう。ビニルポットがちょうど入るぐらいのあなをほったあと、さかさまにして、ビニルポットをはずします。できるだけ根のまわりの土は()とさないようにしましょう。さいごにあなの中に入れて、土をそっとかけます。

植物は、これからも育っていきます。しばらくするとつぼみができます。つぼみがふくらむと花がさき、花がかれると()ができて、植物はかれます。これが植物の一生ですが、これで終わりではありません。かれた実には種ができています。また(つぎ)(いのち)へとつながっていくのです。

こん虫[編集]

こん虫は、体が むねはらの3つに分かれていて、むねにあしが6本ある虫のなかまです。はねも、むねについています。たとえば、チョウは4まいの、はねをもっています。草を食べるものもいれば、花のみつや木のしる(じゅえき)をすったり、ほかの虫を食べるしゅるいもいます。野原をすみかにするものもいれば、木や土の中(カブトムシのよう虫やアリなど)、水の中(ヤゴなど)にすんでいるものもいます。こん虫には、チョウやカブトムシなど、たまご → よう虫 → さなぎ → せい虫 のじゅんに(そだ)つものと、カマキリ・バッタ・セミ・トンボなどさなぎにはならずに たまご → よう虫 → さなぎ → せい虫 と育つものがいます。

カブトムシ・バッタ・トンボ・セミ・チョウなどのはねは、4まいあります。トンボのはねは、4まいです。セミのはねは4まいです。こん虫の、はねの数はしゅるいによって、ちがいます。はねがないものもあります。

じめんにいるアリも、こん虫です。アリには女王アリ(じょおうアリ)という、アリにははねがありますが、そのほかのはたらきアリには、はねがありません。

クモやダンゴムシなどはこん虫ではありません。クモは足が8本あり、体は「頭」と「むねとはらが合わさったもの」の2つに分かれています。ダンゴムシは足が14本あります。

こん虫の、かお。
トンボも、こん虫である。
カブトムシも、こん虫です。
ミツバチも、こん虫です。
テントウムシも、こん虫です。


コオロギ
コオロギ

コオロギもこん虫です。コオロギも脱皮(だっぴ)をします。コオロギはさなぎにはなりません。このように、からなずしも、すべてのこん虫が脱皮(だっぴ)をするとはかぎらないのです。コオロギは7回の脱皮(だっぴ)をします。さいごの7回目の脱皮(だっぴ)がおわると、成虫(せいちゅう)になります。

チョウのように、さなぎになる、こん虫のへんたいのしかたを、「かんぜんへんたい」といいました。 コオロギのように、さなぎにはならないで、せい虫になるへんたいのしかたを、ふかんぜんへんたいといいます。「ふ」がつくので、きをつけてください。


セミ
セミ

(だっぴ)ふかんぜんへんたいの昆虫は、コオロギのほかにもいます。トンボやバッタやセミも、さなぎにはならないので、ふかんぜんへんたいです。


カブトムシはさなぎになる「かんぜんへんたい」をするのに、セミはさなぎにならないで「ふかんぜんへんたい」なのですね。

チョウ
モンシロチョウ
キャベツの花

チョウの育ち方について学習しましょう。

キャベツの()に、黄色い小さな、1mmくらいのつぶがついていることがあります。これは、モンシロチョウがうみつけた「たまご」なのです。よう虫は、たまごからかえると、始めに、からを食べます。よう虫は、何度か皮をぬいで、どんどん大きくなります。糸を体にかけて、かわをぬぎ、さなぎになります。そして、せい虫になるのです。出てきたばかりのせい虫は、羽がのびるまで、じっとしています。

このようにチョウは、たまご→よう虫→さなぎ→せい虫のじゅんに育ちます。


たまごから、かえったばかりのモンシロチョウは、じぶんのたまごをたべます。そのあとの食事(しょくじ)のエサは、キャベツの葉をたべます。だから、チョウのたまごは、キャベツの葉に、うみつけられます。チョウは、エサをしばらくたべると、しずかにとまり、(かわ)をぬぎはじめます。こん虫が皮をぬぐことを、だっ()といいます。だっ皮をするたびに、こん虫は、大きくなっていきます。 モンシロチョウのよう虫は、このように、だっ皮をします。モンシロチョウは、まず4回、だっ皮をします。そのあと、さなぎになります。

モンシロチョウは、はねが4枚です。みぎとひだりに、2まいずつ、あわせて4まいのはねを、モンシロチョウは、もっています。

せい虫になったモンシロチョウのエサは、花のみつです。このように、こん虫は、よう虫と、せい虫とで、エサがかわる場合があります。

かげと太陽の光[編集]

※ちゅうい けっして太陽の光をちょくせつ見てはいけません。太陽をちょくせつ見ると、目をいためてしまいます。

かげのできかた[編集]

太陽の日光とかげについて。
(※図中の文字はフランス語です。)
電球(でんきゅう)の光と、かげ。
(※図中の文字はフランス語です。)
ボールのうしろの、かげ
太陽の1日の動き。

かがみで太陽(たいよう)の光(日光)をはねかえすと、日光は、まっすぐ進みます。日光の通り道に、日光をさえぎるものがあると、かげができます。日光が物に当たると、かげは、太陽の反対(はんたい)がわにできます。

太陽は、東の空から南の空を通って、西に(うご)きます。太陽が動くとともに、日光でできるかげも動きます。太陽の光は、まっすぐ進みます。

太陽の向きで、かげのできる()きがかわるので、かげの向きから、おおよその時こくがわかります。

このような仕組(しく)みをりようした時計(とけい)に、日時計があります。


日時計

太陽の光の温度[編集]

日なたは、明るくてあたたかく、日かげは、暗くつめたいです。そこで、日なたと日かげの(あたた)かさのちがいなどについて学習しましょう。まず、温度(おんど)計という、温度をはかる道具(どうぐ)使(つか)い方をおぼえましょう。

左の「℃」とかかれた温度計が日本で使われている温度計です。※右のものは外国で使われている温度計なので、左のほうを見てください。


温度計(おんどけい)は、えきだめと色のついたえきたいのたまっている部分にふれている土や水、空気などの温度をはかる道具です。温度計はこわれやすいため、あつかう時は、じゅうぶん気をつけましょう。

注意(ちゅうい)

  • 温度計で土をほったり、かたい物にぶつけたりしない。ふりまわさない。
  • つくえなどの上においたままにしない。
  • 使わない時や()(はこ)ぶ時は、ケースに入れる。

目もりの読み方[編集]

おんどをはかりはじめたら、えきが、うごかなくなるまで、まちます。えきの先が動かなくなってから、えきの先の目もりを読みましょう。0から何めもりのところに、えきの先があるかを読みます。えきの先と、目の高さを合わせましょう。温度計がななめになっている時は、温度計と直角になるようにして、えきの先の目もりを読みましょう。

温度を記ろくするときは、はかった温度の数のうしろに「(度(ど))」 というたんいをつけます。

ゴムのはたらき[編集]

ゴムには、のびるともとにもどろうとするせいしつがあります。ゴムの力の大きさが()わると、物の動き方の様子(ようす)は変わります。

風のはたらき[編集]

風の力をりようして、(もの)(うご)かすことができます。風の力の大きさが()わると、物の動き方の様子(ようす)は変わります。


明かりをつけよう[編集]


豆電球(まめでんきゅう)かん電池を、どう線やどう線つきソケットを使ってつないでみましょう。

※どう線
電気をとおせる金ぞくの線のことです。もっている人に電気が流れないように、ビニルなどでおおわれています。電池にどう線をつけるときは、ビニルのぶぶんをはがして、つかいます。
(注意(ちゅうい))どう線をコンセントにさしこんではいけません。感電(かんでん)してしまいます。
電池
かん電池の中のしくみ(ドイツ語)。Plus-Polと書かれているばしょがプラスきょくです。
ぜったいに電池の中をあけないでください。かんたんにはあけられないしくみになってますが、もし、中をあけると、あぶないです。この絵は、せつめいのために、見せています。

かん電池の、まん中がもり上がっているほうのはしを (プラス)きょく といいます。+きょくでないほうのきょくを (マイナス)きょくといいます。

回路

電池にどう線をつなぐと、どう線の わ ができますね。このどう線が、+きょくから、どう線をとおって、ひとまわりして、ーきょくまで電気が流れています。

このような電気がながれる、どう線の輪を 回路(かいろ)といいます。

さて、豆電球とかん電池をつないでみましょう。どのようにすれば明かりがつくでしょうか。

  • (注意(ちゅうい))図のようなつなぎ方を ショート回路(かいろ) といいます。かん電池やどう線があつくなってきけんなので、ぜったいにこのようなつなぎ方はしないでください。

ショート回路

  • 明かりがつく回路
  • 明かりがつかない つなぎ方。

回路が1つの わ になるようにつなぐと、明かりがつきます。

回路がつながっているときの、かん電池とどう線の中での、電気のながれを、電流(でんりゅう)といいます。 電気は、+きょくから出てきて、どう線を通って、ーきょくにもどります。

ソケットから出ている2本のどう線のうち1本を、かん電池の+きょくにつなぎます。もう1本のどう線を、かん電池のーきょくにつなぎます。どう線とかん電池は、セロハンテープでくっつけられます。

あかりがつかない場合は、

  • 回路がおかしい
  • ソケットの豆電球がゆるんでいる
  • 豆電球がこわれている(中の線<フィラメント>が切れている)
  • 電池切れ

などかもしれません。わからなければ、おとなの人にきいてください。

電気を通すものと通さないもの[編集]

身の回りには電気を通す(もの)とそうではない物があります。電気を通す物を金ぞくといいます。

金ぞくには、(てつ)(どう)アルミニウムなどがあります。

豆電球とどう線、かん電池を使ってどんな物が電気を通すか調べてみましょう。金ぞくであっても、間にペンキがぬってあったり紙をはさんだりと、あいだに電気をながせない(ほか)のものがあると、電気は通りません。

電気を通すもののれい:1円玉、10円玉、鉄くぎ、ねじ、アルミはく、はさみの切る部分(ぶぶん)、はり、ゼムクリップ、金ぞくせいのスプーン・フォーク、ほうちょうの()など ※あぶないので、包丁ではじっけんしないでください。

電気を通さないもののれい:竹ものさし、プラスチックものさし、かがみの表面(ひょうめん)、ぬの、だんボール、紙、ペットボトル、ペットボトルのふた、消しゴム、はさみの()つ部分、かん※表面(ひょうめん)のとりょうをはぐと通る。

おもちゃを作ろう[編集]

豆電球(まめでんきゅう)とかん電池をりようしたおもちゃを作ってみましょう。

スイッチ

回路をつないだり切ったりすると、豆電球をつけたり()したりすることができます。これをりようするとスイッチが作れます。

じしゃくのひみつ[編集]

じしゃく

()のまわりにあるいろいろなものにじしゃくを近づけ、どのようなものがくっついたか調(しら)べてみましょう。

(注意(ちゅうい))じしゃくをテレビ・パソコン・キャッシュカードなどに近づけると、こわれてしまうことがあるので、近づけないようにしましょう。

じしゃくは、(てつ)でできているものを引きつける力があります。たとえばクリップなど、です。また、アルミニウムなどの鉄いがいの金ぞくやプラスチックなど、鉄でできていない物は、じしゃくを引きつけません。また、鉄でできた空きかんなど、間にとりょうなどがぬってあってもじしゃくを引きつけられます。

さてつ

すなの中には、「砂鉄(さてつ)」とよばれる、じしゃくを引きつけるものがあります。なお、さ鉄を(あつ)めるには、ポリエチレンやビニルなどのふくろの中に、じしゃくを入れて、すなに近づけるとよいでしょう。

じしゃくのきょく[編集]

じしゃくには、「N(エヌ)きょく」と「S(エス)きょく」があります。じしゃくは、NきょくとSきょくがある はし のほうが、一番よくじしゃくを引きつける力があるのです。じしゃくを2つ用意(ようい)して、1つのじしゃくを、もう1つのじしゃくに近づけてみましょう。くっついたり、しりぞきあったりします。2つのじしゃくを近づけると、同じきょくどうしだと、しりぞけ合い、ちがうきょくどうしだと、引き合います

鉄とじしゃく[編集]

じしゃくにくっついた(てつ)は、じしゃくになります。じしゃくのNきょくまたはSきょくで、くぎやゼムクリップを、同じ方向(ほうこう)に、2~3回こすり、そして、それを、べつのくぎやゼムクリップにくっつけてみましょう。鉄は、じしゃくになります。

ほういじしゃく[編集]

方位じしゃく

ぼうのようにほそながい、ふつうのぼうじしゃくを、水にうかばせたはっぽうスチロールの上に、ぼうじしゃくをのせることで、じしゃくのNきょくは、北の方角を()します。

これをりようして、方角を知ることができます。

これをりようしたものが、方位(ほうい)じしゃくです。「方位じしん」ということもあります。

ほういじしゃくの使(つか)い方
  1. 調(しら)べたい方向(ほうこう)()きます。
  2. (はりが止まるのを()って)、はりの先の部分(ぶぶん)を「北」に合わせます。
  3. 止まった方角を読み()ります。


=== 光のはねかえり

光のせいしつ[編集]

光のはねかえり方[編集]

かがみ

光は、かがみではねかえります。

地めんの温度としめりぐあい[編集]

日なたと日かげでは、地めんの温度としめりぐあいに、大きなちがいがあります。日なたの地めんは、日光によって温められるため、温度が高くなります。日かげの地めんは、日光が当たらないため、温度はあまり高くなりません。

かがみでじっけんしよう[編集]

かがみではねかえした日光をかべなどに当てて、(あたた)かさを調べてみましょう。こんどは、人ときょうりょくして2まいや3まいのかがみを使(つか)って、日光を1か(しょ)にあつめてじっけんしてみましょう。かがみの数が多いほど、温かく、明るくなります。

注意(ちゅうい)

  • はねかえした日光を、自分や人の顔などに当てないようにしましょう。

虫めがねで日光を集めよう[編集]

虫めがね

虫めがねで日光を集めることができます。 虫めがねの、とうめいな部分(ぶぶん)レンズ と言います。 このレンズで、光をあつめることが出きます。

じっけんの、やりかた

黒い画用紙(または紙を黒くぬったもの)にそこに虫めがねをななめにしたり、近づけたり遠ざけたりしてあつめた光を当ててみましょう。

注意(ちゅうい)

  • 虫めがねをつかって太陽(たいよう)を見てはいけません。目が見えなくなることがあります。

音のせいしつ[編集]

(もの)から音が出たりつたわったりすると、物はふるえます。

ものの(おも)[編集]

はかり。

おもさをはかるときは、はかりなどの道具(どうぐ)使(つか)います。

はかりをつかうときは、(さら)の上に、はかりたい(もの)をのせます。

さらに、その重さのぶんだけ、はかりのはりがうごきます。はりが、()している目もりを読みます。

(おも)さのたんいには、g(グラム)kg(キログラム)などがあります。

1kgは1000gです。

形と重さ

ねんどをいろいろな形にかえたり、小さく分けたりして、その(おも)さをはかってみましょう。ものをいろいろな形にかえたり、小さく分けたりしても、重さは変わりません。

(大人の方へ)重さが変わった場合は、皮膚(指紋)などに油がついていた可能性があります。

いろいろなものの重さ[編集]

同じ大きさで同じ体せきの、木、プラスチック、アルミニウム、鉄などを使って、(おも)さをくらべてみましょう。

木・プラスチック・アルミニウム・(てつ)の重さは、同じ体積では、重いじゅんに 鉄、アルミニウム、プラスチック、木 となっています。