小学校社会 3学年

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あなたの家(いえ)や学校(がっこう)のまわりには、どんな場所(ばしょ)やたてものがありますか。どんな、お仕事(おしごと)をしている人がいますか。わたしたちのすんでいる町や学校のまわりのこと、そして市(し)のことについて、たんけんしたり、見学(けんがく)したり、またパンフレットや広告(こうこく)など、身近(みぢか)にあるものを使って(つかって)、勉強(べんきょう)をしていきます。

わたしたちのすんでいる町[編集]

あなたの住んでいる町のまわりには何がありますか。買物(かいもの)はどこでしますか。友だち(ともだち)とあそぶ公園(こうえん)は、どこにありますか。田んぼや畑(はたけ)は、近く(ちかく)にありますか。川(かわ)や林(はやし)は?。あなたのお気に入り(おきにいり)の場所は、ありますか。歩いていくことのできる場所で、思いうかべてみましょう。

計画の立て方[編集]

これから、町(まち)に、たんけんに行きます。でも、ただ歩いてきただけでは、おもしろいものは発見(はっけん)できないでしょう。どういうことを考えながら、何(なに)を見てくるのか、何を持っていったらいいのかをきちんと計画(けいかく)しましょう。

  • 計画の立て方
  1. 見学コースをきめる。行き当たりばったりで歩くと、時間がかかりすぎたり、帰るのがいやになるくらいつかれてしまったり、それどころか迷子(まいご)になってしまうこともあります。行きたいところがたくさんある場合は、いくつかコースを考えて、何度かにわけて行きましょう。
  2. 何にちゅうもくして(調べながら)見学するかを、きめる。何も考えないでいると、いろんなことを見のがしてしまいます。もちろん、たんけんしているときに気づいたことは、計画(けいかく)の中に入っていなくてもメモをしますし、ひつようなら、通りがかった人やお店の人などにインタビューもしましょう。そのときは、あたまをさげて、おねがいしましょう。また、あいてのひとがいそがしかったら、インタビューに、こたえてくれないばあいも、あります。ことわられたばあいは、そのときは、しつこくはたのまずに、あきらめて、インタビューは無し(なし)にしましょう。
  • 持ち物
  1. 白地図(はくちず)を用意する。白地図とは必要なことだけしか書かれていない地図(ちず)のことです。ここで用意するのは、川や道だけが書かれたものを用意(ようい)します。たんけんで発見したことを書きこむのに使います。
方位のたしかめ方
方位じしん
方位じしん の図
  1. 方位じしん(方位じしゃく)を用意する。地図といっしょに使いながら自分のいる場所をたしかめたり、地図に書きこんだり目的の場所をめざすときに方向をたしかめるのに使います。方位じしんは、赤い(あかい)色のついた はり のさす方向(ほうこう)が、北(きた)を さします。
方位の記号

ちなみに、地図は、ふつう、(きた)が上です。

東西南北(とうざい なんぼく)などの方向(ほうこう)のことを 方位(ほうい) といいます。

あなたの持っている方位じしゃくには、もしかしたら、「N」とか「S」とか「W」とか「E」とか、といった文字が、書かれているかもしれません。

ほういじしゃくは、「N」と書かれた方角(ほうがく)が、北を意味してます。

方位じしゃくの、赤い針(はり)と、Nと書かれた文字を、かさねます。

Nと、赤い針をかさねた時、Wが西(にし)の方角になります。、Eが(ひがし)の方角です。針の反対側(はんたいがわ)で、かくれるかもしれませんが,Sが(みなみ)の方角です。NとかWとかEとかSは、英語が由来です。

この、東と西と南と北とを合わせて 東西南北 (とうざい なんぼく)といいます。 また、方角が4つなので、東西南北のことを 四方位(よん ほうい)と、いいます。


英語では東西南北(とうざいなんぼく)の方角は、EAST「イースト」で東、  WEST「ウェスト」で西、 SOUTH「サウス」で南、NORTH「ノース」で北、です。方位磁石のNとかSとかEとかSとかは、頭文字(かしらもじ、・・・さいしょの文字)です。英語は、小学三年では、おぼえなくてもいいです。ここでしょうかいした英語は、方位磁石(ほういじしゃく)をつかうときの、さんこうにしてください。


地図(ちず)は、ふつう、(きた)が上でしたね。

北が上の地図の場合(ばあい)、このような地図では下が南になります。この地図では、右が東で、左が西です。



  1. ほかの持ち物をきめる。えんぴつと消しゴム、そしてメモを取る紙(メモちょう)はかならず持っていきましょう。気づいたことは、すぐに書いておかないとわすれてしまうことがよくあります。また、スケッチだけではなく写真で気になった場所をのこすのも一つの方法です。デジタルカメラか使いすてカメラもじゅんびできるといいですね。
  • やくそくごと
町をたんけんするためには、車(くるま)の走る道(みち)を、通る(とおる)ことがあります。また、お年寄り(おとしより)やベビーカー、車いすなどと出会うこともあります。見学に夢中になりすぎて前をよく見ていないとけがをしたりさせたりしてしまいます。交通ルール(こうつうルール)は、しっかり守りましょう。

見学(たんけん)から帰ってから[編集]

たんけんしてみてどのようなことに気づきましたか。メモやスケッチ、しゃしんをさんこうにしながら、白地図にまとめてみましょう。地図には気づいたことを絵やしゃしんだけではなくみじかい文でも書きこんでいきます。できあがったら、友だちと話し合いながらこんどは大きな絵地図にまとめるのもいいですね。

  • 地図記号(ちずきごう)

地図を書くとき、橋(はし)や工場(こうじょう)、郵便局(ゆうびんきょく)や銀行(ぎんこう)などを、何度(なんど)も絵でかくのはたいへんですね。文字だけで書くと、見にくくなったりもします。

それを簡単にするのが地図記号(ちずきごう)です。


地図記号[編集]

記号 意味(カッコ内に由来) 実物の例 記号 意味(カッコ内に由来) 実物の例
市役所 市役所(しやくしょ)、区役所(くやくしょ)
市役所 町役場・村役場 役場(やくば)・村役場(むらやくば)
町役場・村役場
裁判所 裁判所(さいばんしょ)
(裁判内容を知らせた、立てふだを図にした)
裁判所 消防署 消防署(しょうぼうしょ)
(火消しが用いた道具「さすまた」を図にした)
消防署
警察署 警察署(けいさつしょ)
(警棒「けいぼう」が、まじわっているようすを、○で図式化し交番と区別)
警察署 交番 交番(こうばん)
(警棒が、まじわっているようすを、図にした。)
交番
保健所 保健所(ほけんじょ)
(旧・日本陸軍の衛生隊の印を○で図式化した。)
郵便局 郵便局(ゆうびんきょく)
(逓信省(テイシンショウ)の「テ」を○で図式化)
郵便局
官公署 官公署(かんこうしょ)
(漢字「公」の異体字(いたいじ)を図にした。)
官公署 小学校・中学校 小学校(しょうがっこう)、中学校(ちゅうがっこう)
(漢字の「文」を図にした。学校で文字を、ならうから。)
小学校・中学校
高等学校 高等学校(こうとうがっこう)
(漢字の「文」を○で図式化し、他学校と区別)
高等学校 短期大学 短期大学(たんきだいがく)
(漢字の「文」を図式化、添字で区別)
画像募集中
専修学校 高等専門学校
(漢字の「文」を図式化、添字で区別)
専修学校 大学 大学(だいがく)
(漢字の「文」を図式化、添字で区別)
大学
博物館 博物館(はくぶつかん)
(東京国立博物館を図式化)
博物館 図書館 図書館(としょかん)
(開いた本)
図書館
神社 神社(じんじゃ)
(神社にある、鳥居(とりい)を図にした。)
神社 寺院 寺院(じいん)
(古いインドの文字の卍「まんじ」を、そのまま利用した。)
寺院
工場 工場(こうじょう)
(歯車を図にした。)
病院 病院(びょういん)
(旧・日本陸軍の衛生隊の印を図式化)
病院
自衛隊関係 自衛隊(じえいたい)
(旗(はた)を図式化)
自衛隊関係 油井・ガス井 油井(ゆせい)・ガス井(ガスせい)
発電所 発電所(はつでんしょ)
(発電機(はつでんき)を図にした。)
老人ホーム 老人(ろうじん)ホーム
(ホーム建物と老人が使う杖で、老人が建物内に居る様子を図式化)
老人ホーム
城跡 城跡(じょうせき)
(築城時の縄張(設計)の形を図式化)
城跡 煙突 煙突(えんとつ)
(煙突と立ち上る煙、煙突の影を図式化)
煙突
史跡・名勝・天然記念物 史跡(しせき)・名勝(めいしょう)・天然記念物(てんねんきねんぶつ)
史跡・名勝・天然記念物
記念碑 石碑(せきひ)・記念碑(きねんひ)
(石碑の形と影を図式化)
風車 風車(ふうしゃ)
(風力発電用風車を図式化)
風車
灯台 灯台(とうだい)
(灯台を上から見て光が周囲に照射されている様子を図式化)
灯台
広葉樹林 広葉樹(こうようじゅ)
(葉を広げて立つ広葉樹を図式化)
広葉樹林 針葉樹林 針葉樹(しんようじゅ)
(そびえ立つ針葉樹を図式化)
針葉樹林
竹林 竹林(ちくりん)
(生えている竹と影を図式化)
竹林
畑 畑(はたけ)
(栽培している植物の二葉を図式化)
水田 田(た)
(稲の刈取り跡を図式化)
水田
果樹園 果じゅ園(かじゅえん、果樹園)
(果樹の果実を図式化)
果樹園 茶畑 茶畑
(茶の実の断面図を図式化)
桑畑 くわ畑(くわばたけ、桑畑)
(くわの木を図式化)
桑畑
温泉 温泉(おんせん)
(お湯と湯気(ゆげ)を図にした。)
温泉
重要港 港(みなと)(重要港)
(船の碇を地方港と区別して図式化)
重要港 地方港 地方港(ちほうこう)
(船の碇を漁港と区別して図式化)
地方港
漁港; 漁港(ぎょこう)
(船の碇を図式化)
漁港
水準点 水準点(すいじゅんてん)
(水準点の標石を真上から見た形を図式化)
水準点 三角点 三角点(さんかくてん)
(三角測量を行うときの三角網の一部を図式化)
三角点
税務署 税務署(ぜいむしょ)
(そろばんの玉を図式化)

わたしたちの市[編集]

山や高いところにあるてんぼう台(てんぼうだい、・・・展望台)からや、こうくう写真(飛行機やヘリコプターから写した写真・・・航空写真)を、ながめてみましょう。インターネットにつながったパソコンに「googleアース」というソフトを入れてもらい(おうちの人にやってもらいましょう)、宇宙からさつえいされた写真(えいせい写真といいます。・・・衛星写真)をながめてみるのも、ひとつのほうほうです。土地のかたちや人が集まるところなど、わたしたちの市(し)には、どんなとくちょうがあるのか、気づいたことをまとめてみましょう。


わたしたちの市のパンフレットをつくろう[編集]

いろいろな仕事[編集]

農家の仕事[編集]

スーパーマーケットや、八百屋(やおや)さん、それに朝市(あさいち)などでは、野さい(やさい、野菜)や果物(くだもの)が、売って(うって)ありますね。野さいは植物(しょくぶつ)ですから、小さいたねから、そだてます。

お米や、やさいや、くだものを、売るために、これらの作物(さくもつ)を、たくさん育てる仕事(しごと)を農業(のうぎょう)といいます。農業で、ではたらく人たちを農家(のうか)といいます。

おこめをそだてる農家の土地を、(た)といいます。

やさいやくだものをそだてる農家の土地を、(はたけ)といいます。

田や畑など、作物をそだてている土地を、農地(のうち)といいます。

農家の人たちがどんな仕事(しごと)をしているか、考えていきましょう。


農家に見学に行く前に、何を調べてくるのか、何をたずねたり見たりしてくるのか、計画を立てましょう。
  • お店でいろいろなやさいの産地(作られたところ)を、さがしてみよう。
どこからやさいが運ばれてきているのかを調べて、日本地図にやさいやくだものの目じるしを書きこんでいきましょう。

農家の仕事を、説明します。

まず、畑(はたけ)での、農業の仕事を、せつめいします。

まず、農家には、農地(のうち)という、作物をそだてる土地が必要です。この土地は、土(つち)が、おもてに、でていなければなりません。

農家の人は、畑の土を、たがやします。

そして、作物の種(たね)を、畑に、まきます。

種をまいてから、作物が、できるまでは、雑草(ざっそう)をぬいたり、ときどき水(みず)をまいたり、肥料(ひりょう)をまいたりします。虫に、作物を食べられないようにするため、農薬(のうやく)や、虫よけの薬(くすり)をまくことも、あります。

作物が食べ物の場合、作物にまかれる農薬の量(りょう)や回数(かいすう)は、さいごに食べる人の、害(がい)にならないように、まく量や回数を、農家の人は、なるべく少なくします。

雑草とは、作物いがいの植物(しょくぶつ)のことです。雑草があると、栄養が、とられてしまうので、雑草をぬく必要(ひつよう)があるのです。


ビニールハウス
イチゴを栽培(さいばい)するビニールハウス
  • ビニールハウス

農家では、とうめいのビニールをつかった建物(たてもの)で、農地を、おおうことがあります。このような、農地をおおったビニールの建物(たてもの)を ビニールハウス と、いいます。

これは、農地を、あたたくするためです。 ほとんどの植物は、あたたかいほうが、そだちやすくなります。

また、植物が育つには、太陽の光が必要(ひつよう)なので、ビニールハウスは、とうめいでなければいけません。

透明(とうめい)なので、太陽(たいよう)の光が、つまり日光(にっこう)が、さしこみます。なので、農地は、あたたまります。

あたたまったまま、建物でおおわれいるので、空気が外に、にげにくいので、さむくなりにくいのです。


ビニールハウスを使うことで、冬でも、ハウスの中が、あたたかくなるので作物をそだてることが出来ます。 ビニールハウスをつかうと、ハウスがない表の土地だと春からにしか作れない作物でも、ハウスの中で、冬に作ることができます。 なので、ハウスを使っていない他の農家が春に作るよりも、早く、冬に作物をハウス内で作れます。


ビニールハウスをつかわないで、外でさいばいしている農家もあります。ビニールハウスをつかわず、建物の外でそだてる作物のそだてかたを ろじ栽培(ろじさいばい、露地栽培) といいます。


  • 促成栽培(そくせい さいばい)

ビニールハウスをつかって、冬に、春の作物をつくることを、促成栽培(そくせい さいばい)といいます。

農家によっては、ビニールハウスのほかの建物で、ガラス窓(ガラスまど)を使った、ガラス温室(ガラスおんしつ)で、促成栽培をしている場合も、あります。

とくに、高知県た宮崎県などの、あたたかい地方で、促成栽培は、おおいです。

  • おそづくり
群馬県の嬬恋村のキャベツ畑。

長野県の高原や、群馬県の高原、北海道では、その地方が、寒い(さむい)ことを利用して、ほかの地域よりも、出荷をおくらせる場合もあります。

このような、寒い土地の気候を利用して、夏物の野菜をの出荷を、秋にずらすことを、 おそづくり といいます。

群馬県では、高原で作った、おそづくりの野菜の、高原野菜(こうげんやさい)が有名です。

群馬県の嬬恋村(つまごいむら)はキャベツ畑(キャベツばたけ)などの高原野菜で有名です。


種をまいてから、何ヶ月(なんかげつ)か、作物をそだてると、作物が成長して、商品にしてもいいぐらいになるので、作物をとります。この作物を売るために、作物をとることを、しゅうかく(収穫)と、いいます。

収穫しただけでは、農家の人に、お金は手に入りません。

農家の人がお金を手に入れるには、いくつかの方法があります。

  • 自分で、お店をつくって、その自分の店で、食べたい人に売る。
  • 他のお店に、売る。その店で、食べたい人は、買い物をする。


などです。

農家のひとが、じぶんでお店をつくって売る店を直売所(ちょくばいじょ)といいます。


お店に売る場合は、市場(いちば)の商人(しょうにん)に売ったりします。

このほか、農家の人どうしが、お金をだしあって作った組合の農協(のうきょう)に作物をうって、その農協の人に、売る先のお店をさがすのをまかせる場合もあります。「農協」とは、農業協同組合(のうぎょう きょうどう くみあい)のことです。



  • 二毛作(にもうさく)

農家がそだてる作物は、一種類だけとは、かぎりません。

ひとつの作物を収穫したあとに、前の作物とは収穫時期(しゅうかくじき)のちがう、べつの作物を植える場合もあります。 このようにすることで、一年中、農地を利用でき、作物が一年中、作れるので、農家の収入(しゅうにゅう)が、ふえます。

おなじ農地で、一年間に、2種類の作物をそだてることを、二毛作(にもうさく)と、いいます。


畑について、せつめいを、しました。


稲作
田植え前の田(春。兵庫県の丹波、篠山市)
田植え後の水田(初夏)
水田(夏。石川県の能登、珠洲市)
稲穂(秋)
刈田と稲木に架けた稲の天日干し(秋)
刈田完了後の水田(秋)


(た)とは、(こめ)を実らせる、(いね)という作物を育てている農地です。

田のことを、「たんぼ」ということも、あります。

田では、田のまわりが、つちで、もりあがっています。これは、水を、ためられるように、するためです。米をみのらせる植物である、稲(いね)は、水をたくさん、根から、すうので、稲の根が、水につかるぐらいに、水をあげる必要(ひつよう)が、あるのです。なので、田のことを、水田(すいでん)という場合もあります。

また、田のちかくには、水を田に運ぶ(はこぶ)ための、水路(すいろ)が、ある場合があります。このような、農地に水をあげるための水路を、用水路(ようすいろ)と、言います。

米農家(こめのうか)での、稲をそだてるスケジュールは、ふつうは、つぎのような順番(じゅんばん)です。

  • 田おこし(たおこし) ・・・ 田を、たがやすことです。春のはじめごろに、おこないます。最近では、耕うん機(こううんき)という機械を使います。昔の人は、鍬(くわ)や鋤(すき)といった道具をつかって、手作業で田起こしをやっていますた。
  • しろかき(代掻き) ・・・ 田起こしした耕地に、水をいれること。
  • 苗づくり(なえづくり) ・・・ 種籾(たねもみ)を、そのまま水田に入れても、成長が、おそい。なので、べつの場所で、そだてる。
  • 田植え(たうえ) ・・・ 苗を、水田に、植えること。
  • 雑草取り(ざっそうとり)、など ・・・ 田には、稲のほかにも、雑草が、はえます。この雑草をぬきます。
  • 中干し(なかぼし) ・・・ いったん、田の水を、ぬきます。6月か7月ごろに、おこないます。土が乾燥(かんそう)すると、植物は、水をもとめるので、根が、のびます。その仕組みを利用して、根をじょうぶにします。
  • 成長(せいちょう)を、まつ。 ・・・ 8月ごろは、稲の成長を待ちます。日差しが強くあたたかいので、稲はグングンと成長します。
  • 収穫(しゅうかく) ・・・ 9月ごろに、収穫します。


  • 専業農家(せんぎょうのうか)と兼業農家(けんぎょうのうか)

農家のなかには、農家とは ほかの仕事も、している農家も、います。

農家だけでは、かせぎが少ないので、ほかの仕事もするばあいがあるのです。

このような、ほかの仕事もしている農家を兼業農家といいます。兼とは、「ふたつ や みっつ のことを、どうじにする」という意味(いみ)です。


また、新潟などの雪が多い場所の農家では、冬のあいだは、雪の少ない場所に移り住んで仕事をする場合があります。このような、ある季節のあいだ、別の場所にうつりすんで、そこで仕事をすることを 出かせぎ(でかせぎ) と、いいます。

農業の仕事だけで、お金をかせいでいる農家を 専業農家(せんぎょう のうか)といいます。


魚などをとったりする仕事[編集]

遠洋漁業(えんようぎょぎょう)を行う(おこなう)、日本のイカ釣り(イカつり)漁船(ぎょせん)
ニュージーランドのクック海峡(クックかいきょう)にて。

漁師さんなどのように、魚をとったりする仕事を 漁業(ぎょぎょう) と、いいます。


魚群探知機の表示画面

漁師さんは、船にのって、仕事をします。その船には、魚をとるための道具が、つまれています。釣り竿(つりざお)や網(あみ)というような魚をひきあげるための道具(どうぐ)が、あります。ほかにも、魚群探知機(ぎょぐんたんちき)といった、海中の魚をさがすための装置(そうち)もあります。 ひきあげた魚を冷やして(ひやして)、くさらないようにするための冷凍設備(れいとうせつび)もあります。

さかなのとり方には、いくつかのとり方が、あります。

  • あみで取る方法。
  • 釣り竿(つりざお)で、釣る方法


あみで取る場合は、あまりにも大きすぎる魚は、あみが、やぶけてしまうので、とれません。

あらかじめ、海のどこかにあみをしかけておくことを 定置網漁法(ていちあみ ぎょほう) といいます。

カツオは、 漁師(りょうし)がつり竿(つりざお)で釣る(つる)、 カツオの一本釣り(カツオのいっぽんづり) が有名です。あみでとる方法(ほうほう)とくらべて、一本釣りだと、魚の外見(がいけん)に傷(きず)がつきにくいので、カツオでは、一本釣りでつられることが多いのです。


魚を取るには、漁協(ぎょきょう)の許可が必要です。漁協とは、漁業協同組合(ぎょぎょう きょうどう くみあい)のことです。

漁協が、取れる量と、取ることの許される時期などを、決めています。

勝手には、魚は、取れません。


漁師が取る物は、魚だけとは、かぎりません。

仕事によっては、貝(かい)を取る仕事も、あります。ほかにも、海草(かいそう)を取る仕事もあります。

  • 養殖(ようしょく)
貝の、アワビの養殖(ようしょく)。

漁師は、海から取るだけでなく、あとで取るために魚や貝などを、そだてる仕事をしている場合もあります。このように、魚や貝を、あとで取るために、そだてることを、養殖(ようしょく)といいます。

カキとノリは、ほとんどが養殖です。カキの養殖は、広島県(ひろしまわん)の広島湾(ひろしまわん)や、宮城県(みやぎけん)の松島湾(まつしまわん)での養殖が有名です。ワカメも、養殖が多いです。

ハマチの養殖や、マダイの養殖なども、あります。ハマチやマダイをそだてるエサは、イワシのすり身(すりみ)などです。このように、魚を養殖するために、ほかの小さな魚がつかわれる場合があります。


ぎゃくに、養殖がむずかしい魚もいます。マグロです。マグロは養殖がむずかしいのです。マグロはうごきまわるので、 いけすにぶつかりやすく、きずついてしまい、養殖がむずかしいのです。 養殖がしやすい水産物は、ワカメなどのうごかない海草や、カキのような貝など、あまりうごかなくてもすむ生き物です。


養殖は海だけでなく、川や湖でも行われます。

うなぎの養殖が、静岡県の浜名湖(はまなこ)で有名(ゆうめい)です。

  • 栽培漁業(さいばいぎょぎょう)

「いけす」や、漁業センターなどで、卵(たまご)を稚魚(ちぎょ)になるまでそだてて、さらにある程度(ていど)の大きさになるまで育てて(そだてて)から、魚を海に放して、その魚をとる漁業です。魚の数をふやすために、このように、たまごをそだてる方法が、おこなわれています。自然の海では、ほとんどの卵(たまご)は、ほかの魚にたべられてしまい、卵から稚魚にかえることができないから、です。

サケの栽培漁業が有名です。マダイも、栽培漁業がされています。 他にも、ヒラメ・カレイなどの魚や、クルマエビやイセエビやケガニなどの甲殻類(こうかくるい)、サザエやアワビなどの貝類(かいるい)など、各地で、栽培漁業がされています。

  • 海洋牧場(かいようぼくじょう)

海洋牧場(かいようぼくじょう)とは、海岸ちかくの沿岸部(えんがんぶ)で、魚やワカメなどの海草をそだてることです。日本国内のいくつかの海岸で、すでに実用化されています。魚がそだちやすいように、岩場(いわば)のかわりをするコンクリートでつくった人工漁礁(じんこうぎょしょう)を水中にしずめたりもします。マダイの海洋牧場が多いです。

  • 沿岸漁業(えんがん ぎょぎょう)と、沖合漁業(おきあい ぎょぎょう)
  • 沿岸漁業(えんがん ぎょぎょう)
日帰り(ひがえり)で行けるくらいの、陸(りく)から ちかい海で、漁をすることを、沿岸漁業(えんがん ぎょぎょう)と言います。沿岸漁業のうち、海岸に近い場所で漁をすることを 近海漁業(きんかいぎょぎょう) といいます。小型(こがた)の漁船(ぎょせん)で、行く場合が多いです。
  • 沖合漁業(おきあい ぎょぎょう)
漁船(ぎょせん)で数日かけて行くような、陸から遠い海で、漁をすることを、沖合漁業(おきあい ぎょぎょう)と言います。

中型以上の漁船で行く場合が多いです。


  • 漁業での売り方
東京都の築地(つきじ)の、中央卸売(おろしうり)市場(いちば)での冷凍マグロのセリの様子

漁師が、取った魚は、魚市場(うおいちば)などに売られます。

魚市場に売った場合、魚市場では、まず、市場の管理者が、魚を、あずかります。

そして、魚市場で、さかなを買いたい商売人の人たちに、いくらで買ってくれるか、商売人に、値段をだしてもらいます。 その商売人たちの中から、もっとも高いお金で買うことを約束した人だけが、その魚を買えます。

このような売り方を、 せり と言います。

また、市場で、商売のために、物を買ってくる人を、仲買人(なかがいにん)と、いいます。仲買人は、仲卸業者(なかおろし ぎょうしゃ)です。

せりでは、おおくの仲買人たちに、買値(かいね)を言わせて、そのなかで、いちばん、高い買値を出した仲買人にだけ、市場の管理者は、魚を売ります。


仲買人たちは、その魚を、魚屋などのお店に売るために、魚市場で、その魚を買っています。 仲買人は、消費地のちかくの、べつの魚市場に、魚を売りに行きます。ほかの市場に売りに行った場合は、その魚は、もう一度、せりにかけられます。そこで、べつの仲買人に、魚が買われます。

魚屋さんなどの 小売り業(こうりぎょう) は、その仲買人たちから、魚を買うことになります。魚屋さんなどの小売り業の人たちは、卸売市場では、 買出人(かいだしにん) といいます。

漁港のちかくには、かまぼこ や ちくわ などを つくる 加工業者(かこうぎょうしゃ)も います。

漁港や魚市場の ちかくに 加工業者がいるので、はこぶ時間がすくなくてすむのです。

加工業者は魚を仲買人から仕入れたり、自分で漁師さんから買ったりしています。

  • 衛生監視員(えいせい かんしいん)

市場(いちば)で、はたらいている人たちには、売り買いをする人の他にも、はたらいている人たちがいます。食品になる魚の安全性を監視(かんし)している 食品衛生監視員(しょくひんえいせい かんしいん) です。くさった食品や、毒のある食品など、有害(ゆうがい)なものが食品にまざっていないかを、監視員が毎日(まいにち)、検査(けんさ)をしています。衛生監視員は、都道府県の衛生センター(えいせいセンター)の人たちです。 魚市場だけでなく、野菜市場(やさい いちば)や、ウシやブタなどの肉市場(にく いちば)でも、食品衛生監視員による、検査があります。

工場での仕事[編集]

工場とは、人間が手をうごかして、ものを、たくさん作る場所です。

ほとんどの場合、建物(たてもの)の中で、作る作業(さぎょう)をしてます。

工場で作るものは、その工場を経営(けいえい)してる会社(かいしゃ)の業界(ぎょうかい)ごとに、作るものが、ちがいます。

食品工場の例

たとえば、食品を加工して、加工食品をつくる会社もあります。

食品とは、ちがう物を作る会社も、あります。

たとえば、機械(きかい)をつくる会社も、あります。


工場で、働いている人の服そうを見ると、ほとんどの人は、まわりの人と、おなじ服を、着ています。

食品工場では、作業をしている人は、口にマスクをしていたり、頭に帽子をかぶっていたりします。 これは、食品に つば や 髪の毛(かみのけ) が、はいらないようにするためです。 また、手袋(てぶくろ)をしている場合もあります。

食品工場では、建物の外から、ごみや汚れが入らないように、きびしい管理(かんり)や、工夫(くふう)がされています。

また、手洗いなども、しっかりと、行われています。


工場では、物をたくさんつくるため、機械(きかい)がある場合が多いです。


工場で物をつくるには、まず元(もと)となる材料(ざいりょう)である 原料(げんりょう) が、必要(ひつよう)です。

たとえば食品加工(しょくひんかこう)の工場なら、元(もと)となる食材(しょくざい)が必要(ひつよう)です。

たとえばパン工場なら、小麦粉(こむぎこ)が、原料として、必要です。

たとえば、かまぼこ工場なら、元となる、魚や、魚のすりみが、ひつようです。

工場の会社が、原料を買うには、お金がかかります。

原料を作っている人だって、生活のためにお金が必要で、原料になる物を作っているのですから、タダでは売れません。


工場は、食品の工場だけでは、ないですね。

自動車の工場や、家電をつくる工場など、いろいろな工場があります。


大企業の経営する工場の近くには、その大企業のつくっている製品の部品をつくる、べつの会社の工場も、近くにあることが多いです。

このように、近くに部品の工場があることで、仕事がはかどります。

部品をつくってくれたりする会社を、協力会社(きょうりょくかいしゃ)と、いいます。

自動車は、部品が、たくさんあるので、一つの会社だけでは、つくれません。なので、自動車をつくっている自動車会社は、おおくの別の工場の会社に協力してもらって、部品をつくってもらいます。

自動車を1台、つくるのに、部品は20000個から30000個くらい、部品があると言われています。

お店の仕事[編集]

お店(おみせ)のしごとについては、小学校社会 2学年に、記述がありますので、そちらを、お読み(およみ)ください。

  • スーパーマーケットの仕事
  • 市場(いちば)の仕事

くらしをささえる仕事[編集]

  • 飲料水をつくる仕事
  • 電気をつくる仕事
  • ガスをつくる仕事
  • ごみを処理する仕事

飲料水をつくる仕事や、電気をつくる仕事など、くらしをささえるしごとについては、小学校社会 4学年に、記述がありますので、そちらを、お読み(およみ)ください。

地図の見かた[編集]

方角について、四方位をならいました。もっと、北と東のあいだの方角など、ななめの方角を知りたい場合に、八方位(はちほうい)をつかいます。

八方位
北西
(ほくせい)
北東
(ほくとう)
西 +
南西
(なんせい)
南東
(なんとう)


北と東のあいだは、北東(ほくとう)といいます。南と東の間は、南東(なんとう)といいます。

北と西とのあいだは、北西(ほくせい)といいます。南と西との間は、南西(なんせい)といいます。


  • 縮尺(しゅくしゃく)

実際(じっさい)の距離(きょり)を、そのまま地図に書くことは、実物(じつぶつ)は大きすぎるので、そのままの大きさで書くことは出きませんね。

なので、地図には、縮めて(ちぢめて)、書きます。

この、実際(じっさい)の距離(きょり)を、地図に、ちぢめた割合(わりあい)を、縮尺(しゅくしゃく)といいます。

縮尺は、分数で、あらわします。

5万分の1の縮尺の地図では、地図上での 1cm の距離は、実物では、 50000cm = 500m になります。

縮尺の数字は、5万分の1だけでなく、他の数字の場合もあります。

2万5千分の1の縮尺の地図では、地図上での 1cm の距離は、実物では、 25000cm = 250m になります。

10万分の1の縮尺の地図では、地図上での 1cm の距離は、実物では、 100000cm = 1000m = 1km になります。

縮尺の表し方は、「5万分の1」といった表し方のほかにも といった表し方や、 あるいは と、表す場合も、あります。

外国の地形図の一例
※ 日本の地図とは、ちがいます。国土地理院の発行してる地図ではありません。(日本の地形図がウィキペディア内に見つからないので、外国のもので代用して説明しています。)

日本の国土(こくど)の全体(ぜんたい)の地図や、県の地図など、正確で広い地図をつくるのは、とても、手間が、かかります。

正確な地図は、距離をはかるだけでなく、高さも、はからないと、いけません。

日本国では、 国土地理院(こくどちりいん)という役所が、正確な地図を発行しています。


  • 等高線(とうこうせん)

おなじ高さの地点を結んだ線を 等高線(とうこうせん)といいます。

山の高さ や 谷の深さなど、地図上での土地の高さは、等高線を つかって あらわします。


等高線の考え方
この図の場合、間かく(かんかく)のせまい右側は、急な斜面(しゃめん)です。

等高線の間かく(かんかく)が、せまいほど、実物のかたむきが、急です。

等高線の間かく(かんかく)が、広いほど、実物のかたむきが、ゆるやかです。


有名な お祭り[編集]

青森の ねぶたまつり
  • ねぶたまつり

青森県で行われる ねぶた祭(ねぶたまつり)は、とても有名です。 1980年には、国の定める 重要文化財(じゅうようぶんかざい) に指定されてます。 8月のはじめごろに、おこなわれます。 「ねぶた」という名前から、ねむけをはらう行事だと言われてます。また、8月のはじめという、祭りの日にちから、七夕まつり(たなばた まつり)が、関係(かんけい)あるだろうとも、かんがえられています。

  • ぎおんまつり
京都の ぎおんまつり

京都府の京都市の、ぎおんまつり(祇園 祭り)は、7月1日から、ほぼ一ヶ月のあいだ、みこし(神輿)、山ぼこ(やまぼこ)を持った人たちが、街を町中を、歩きます。

京都市にある八坂神社(やさか じんじゃ)の、お祭りです。

やまぼこ
  • さっぽろ ゆきまつり
雪の彫刻(ちょうこく)と、その前で楽器をえんそうしてるアメリカ人たち。

北海道(ほっかいどう)の札幌市(さっぽろし)では、毎年、冬の2月ごろに、さっぽろ雪まつりが開かれます。

北海道は雪が多いので、この季節は、農業が出来ません。ほかの仕事も、雪が多いと大変になります。雪まつりでは、それを逆手(さかて)にとって、観光(かんこう)スポットに、しているわけです。

雪が多いことを利用して、雪の彫刻(ちょうこく)をつくっています。いろんな雪の像(ぞう)を、見ることができます。

さっぽろ雪まつりの、ちょうこく。
  • 阿波(あわ)おどり
阿波おどり

徳島県では、毎年、夏に、阿波おどりが県内の各地で行われます。 たくさんの踊り手(おどりて)たちが、太鼓(たいこ)や三味線(しゃみせん)のリズムにのりながら、おどりながら、町中をねり歩きます。


「阿波」(あわ)とは、徳島のあたりの場所の、古い、よびかたです。 阿波踊りの起源は、よく分かっていませんが、江戸時代のさいしょにちかいころに、はじめられたと言われてます。

阿波踊りは、 盆おどり(ぼんおどり) です。

盆踊りの一例(東京都の多摩ニュータウンにて。
阿波おどりとは、べつの行事です。)

盆おどり とは、毎年、夏になると、死者の魂を供養するために、日本の各地で、太鼓や三味線などのリズムにのった 踊り(おどり)が、行われます。

都道府県の気候と暮らし[編集]

都道府県区分

日本には、 都道府県 (とどうふけん)と いって、国土(こくど)が、区分け(くわけ)されています。青森県(あおもりけん)や鹿児島県(かごしまけん)や沖縄県(おきなわけん)などの (けん)が43個で、東京都(とうきょうと)で (と)が1個で、北海道(ほっかいどう) で (どう)が1で、(ふ)が 京都府(きょうとふ) および 大阪府(おおさかふ) の2個で、つまり「1都1道2府43県」、足し算すると 43+1+1+2=47 あるので 47都道府県 (よんじゅうなな とどうふけん)と言います。

3年では、県名は、まだ、全部は、おぼえないでいいです。

日本の都道府県は8つの地方(ちほう)に、分けられます。


北海道(ほっかいどう)地方

1. 北海道

東北地方(とうほく ちほう)

2. 青森(あおもり)県(けん)
3. 岩手(いわて)県(けん)
4. 宮城(みやぎ)県
5. 秋田(あきた)県
6. 山形(やまがた)県
7. 福島(ふくしま)県

関東地方(かんとう ちほう)

8. 茨城(いばらき)県
9. 栃木(とちぎ)県
10. 群馬(ぐんま)県
11. 埼玉(さいたま)県
12. 千葉(ちば)県
13. 東京(とうきょう)都(と)
14. 神奈川(かながわ)県

中部地方(ちゅうぶ ちほう)

15. 新潟(にいがた)県
16. 富山(とやま)県
17. 石川(いしかわ)県
18. 福井(ふくい)県
19. 山梨(やまなし)県
20. 長野(ながの)県
21. 岐阜(ぎふ)県
22. 静岡(しずおか)県
23. 愛知(あいち)県

近畿地方(きんき ちほう)

24. 三重(みえ)県
25. 滋賀(しが)県
26. 京都(きょうと)府(ふ)
27. 大阪(おおさか)府(ふ)
28. 兵庫(ひょうご)県
29. 奈良(なら)県
30. 和歌山(わかやま)県

中国地方(ちゅうごく ちほう)

31. 鳥取(とっとり)県
32. 島根(しまね)県
33. 岡山(おかやま)県
34. 広島(ひろしま)県
35. 山口(やまぐち)県

四国地方(しこく ちほう)

36. 徳島(とくしま)県
37. 香川(かがわ)県
38. 愛媛(えひめ)県
39. 高知(こうち)県

九州(きゅうしゅう ちほう) と 沖縄(おきなわ)県

40. 福岡(ふくおか)県
41. 佐賀(さが)県
42. 長崎(ながさき)県
43. 熊本(くまもと)県
44. 大分(おおいた)県
45. 宮崎(みやざき)県
46. 鹿児島(かごしま)県(けん)
47. 沖縄(おきなわ)県(けん)

くわしくは、4年生や5年生で、ならいます。

3年生では、いろんな地域の気候(きこう)と、その地域での暮らしを勉強していきましょう。

沖縄[編集]

沖縄(おきなわ)は、一年中、あたたかいです。

いっぱんに、気候は、赤道(せきどう)に近い地域ほど、あたたかいのが、普通です。

なので、沖縄や鹿児島は、あたたかいのです。

沖縄は、雨が多いです。


沖縄は、あたたかく、雨が多いので、農業は、パイナップルやサトウキビづくりやマンゴーづくりが、さかんです。

野菜は、ゴーヤやインゲン、

沖縄の農業は、食べ物だけでは、ありません。

キクやランなどの、花をつくっていう農家もあります。沖縄は、あたたかいので、冬でも花がよく育つのです。

沖縄県の県庁(けんちょう)は、沖縄県内の那覇市(なは し)にあります。

県庁とは、県全体の役所を管理している役所です。


  • 台風

沖縄は、台風(たいふう)が多いです。

なので、伝統的な家は、屋根が低いです。

また、そのような伝統的な家は、石垣(いしがき)が多いです。

防風林(ぼうふうりん)も多いです。

石垣や防風林は、台風の風を防ぐためです。

  • 水不足

沖縄では、川が短いので、水不足になりやすいです。なので、地下ダムをつくって水をためたりします。家庭に貯水タンクをそなえるばあいもあります。


  • さんごしょう

沖縄のまわりの海には、 さんごしょう が 生息しています。 さんごしょうは、あたたかい海域でないと、生きられません。


  • 沖縄のれきし

沖縄は、もともと,江戸時代までは、琉球(りゅうきゅう)という、日本とは、べつの国々(くにぐに)でした。今の沖縄の島々のあたりで、もっとも大きな国が琉球という王国だったので、琉球王国が、沖縄県の前の名前のように、言うことがあります。

首里城

沖縄県の那覇市(なは し)にある守礼門(しゅれいもん)は、この琉球の王朝のころに琉球国の国王が住んでいた首里城(しゅりじょう)という城(しろ)の、正門です。首里城は 世界遺産(せかい いさん) に登録されています。

琉球は、江戸時代に、日本国の領土になりました。 そのあと、明治時代の廃藩置県(はいはんちけん)のときに、琉球が沖縄県になりました。

第二次大戦のあと、沖縄は、アメリカ合衆国に占領されました。

そのあと、日本に、沖縄が返還されました。

沖縄には、おおくのアメリカ軍の基地などの軍用地があります。アメリカの軍用地の70%くらいが、沖縄県に、あります。


なお、アメリカの軍事基地(ぐんじきち)は、沖縄以外の場所にもあります。たとえば青森県の三沢基地(みさわ きち)とか、東京都の横田基地(よこた きち)とか、神奈川県の横須賀基地(よこすか きち)とか、山口県の岩国基地(いわくに きち)です。

外国で言う軍隊に相当(そうとう)する、日本の役所はどこかというと、自衛隊(じえいたい)という役所が相当します。自衛隊の駐屯地(ちゅうとんち)は、日本の各地にあります。

日本国は、アメリカと、 同盟(どうめい) を むすんでいます。同盟とは、自分の国が、ほかの国の軍隊などから、攻め(せめ)こまれた時に、協力しあって、攻め込んできた相手をやっつける、という、国と国どうしの約束です。


日本各地の歴史(れきし)について、説明すると、とても、ながくなります。

小学三年生では、沖縄の地元の人以外は、ここまで知っていれば、じゅうぶんでしょう。

  • 日本の国土(こくど)

沖縄県と、北海道は、西暦2013年の時点では日本国の国土(こくど)です。 青森県や鹿児島県が、日本の国土であるのと同じように、北海道や沖縄県も、日本の国土です。

むかしは、沖縄と北海道は、日本の国土では、なかった時代が、ありました。

いまでいう九州地方の鹿児島県から、東北地方の青森県までが、日本の国土だった時代もありました。

江戸時代の頃に、沖縄や北海道が、日本の国土に、くわえられました。

もっと、むかしは、今でいう鹿児島から青森までが、いくつもの小国に分かれていた時代もあります。

鹿児島県[編集]

鹿児島県は、火山が多いです。たとえば、桜島の火山や、霧島などです。そのため、鹿児島の土は、火山灰を多く含んでいます。

火山灰を多く含んだ土地の台地を シラス台地(シラスだいち)といいます。

シラスは、水を通しやすいので、水がたまりにくいです。

なので、鹿児島の農業では、水が使いづらいのです。

なので、鹿児島では、稲が育てにくいのです。

鹿児島の農業では、このシラス台地でも、そだつ農作物でないと、よく育ちません。なので、作物に与える水が少なくても、よく育つ作物が、鹿児島の農業では、おおいです。

たとえばサツマイモです。

サツマイモは、水不足につよいのです。

また、サツマイモは、長持ちしやすいです。

茶の生産も、さかんです。

鹿児島も、沖縄のように、台風が通りやすいです。

台風は、沖縄ほど多くは無いですが、東京や北海道などとくらべると、鹿児島は台風に、あいやすいです。

鹿児島や宮崎県でも、防風林が多いです。


鹿児島の水の不足の理由は、シラス台地によるものなので、雨そのものの多さは、ふつうです。


  • 畜産業

鹿児島の産業では、肉をえるために、ニワトリを育てたり、ブタを育てたりする畜産業も、さかんです。


鹿児島県の県庁は、鹿児島市にあります。

宮崎県[編集]

宮崎平野(みやざい へいや)の農家では、暖かい気候を利用して、米の早づくりが多いです。

平野(へいや)とは、平らな場所で、とても広い場所です。


米だけでなく、野菜や果物も、早づくりが多いです。キュウリ・ピーマン・カボチャ・トマトなどの早づくりです。

早づくりは、促成栽培(そくせい さいばい)のことです。

なので、ビニールハウスが多いです。


香川県[編集]

南方にある讃岐山脈と、さらに南方にある四国山地に雲をさえぎられるので、雨が少ないです。

四国地方の上には中国地方があります。中国地方には東西に長く中国山地がのびているので、雲がさえぎられます。

このため、中国山地の南側は、雨が少ないです。


この中国地方の中国山地の南側と、四国地方の四国山地の北側のあいだにある海を、瀬戸内海(せと ないかい)と言います。

瀬戸内海の周辺の、広島県や岡山県、香川県や愛媛県などの地域を瀬戸内(せとうち)と、いいます。瀬戸内海に面する地域なので瀬戸内というわけです。

香川県では、雨が少ないので、ため池(ためいけ)が、つくられています。

瀬戸内[編集]

瀬戸内では「雨がすくない」と聞くと、つい水不足などを想像して「発展がおくれている?」と想像しがちですが、中国地方の広島などは、じっさいは、まわりよりも発展しています。

MinamiBisanSetoOhashi.jpg
手前が四国側。奥が中国側。


交通では、瀬戸大橋(せと おおはし)という、中国地方の岡山県と、四国地方の香川県をむすぶ、大きな橋があります。

南四国[編集]

高知県では、あたたかく、雨が多いです。

高知の農業では、野菜の早つくりが有名です。なすやピーマンやきゅうりなどが有名です。


鳥取県[編集]

鳥取は日本海に面しています。 海岸にひろがる鳥取砂丘が(とっとり さきゅう)有名です。

鳥取砂丘

特産品で、二十世紀なし(にじゅっせいき なし) が有名です。

二十世紀なし

山梨県[編集]

中部地方の山梨県(やまなしけん)にある甲府盆地(こうふぼんち)では、夏はとてもあつく、冬は寒いです。 この理由は、盆地は、まわりが山で囲まれているので、空気がたまったままとなり、気温が変わりづらいのです。

盆地は、最低気温と最高気温の差が大きいです。

甲府盆地の農業では、ぶどう や もも(桃) の栽培(さいばい)が、さかんです。 甲府盆地では、盆地なので、まわりが山なので、雨が少ないです。

なので、日当たりがよいのです。


また、果物の根は、空気を多く必要とする種類の植物が多いです。

甲府盆地には、扇状地(せんじょうち)が多いので、水はけが良いのです。

なので、ぶどうやももの栽培に適しているので、ぶどうやももの栽培が、さかんなのです。

関東地方[編集]

関東地方の南東部には、 関東平野(かんとうへいや)が広がっています。 また、火山灰が、つもって風化した 関東ローム(かんとうローム)という土地が広がってます。

静岡県の富士山(ふじさん)や、神奈川の箱根山(はこねやま)や、長野県の浅間山(あさまさん)や、群馬県の榛名山(はるなさん)などの火山灰がつもった物だと考えられています。

関東ロームの土は赤いので、赤土(あかつち)とも言われます。

新潟・石川・富山[編集]

日本海に面しており、冬は雪が多いです。

冬は、日本海から、しめりけをおびた空気がくるので、雪がふりやすいのです。

このような、ある季節にだけやってくる、とくちょうのある風を 季節風(きせつふう) と言います。


雲は、列島をよこぎる山々にさえぎられるので、太平洋側には、あまり雪は ふりません。

たとえば、新潟の内陸側には越後山脈(えちご さんみゃく)があるので、山脈のむこうの太平洋側の内陸には、あまり雪は ふりません。

日本海側に面する地域で、山々にさえぎられた雲は、そこで雪を降らすので、日本海側は冬は雪が多くなります。

新潟県と富山県と石川県のあたりを 北陸(ほくりく)といいます。

新潟は米作りがさかんです。水が豊富だからです。「コシヒカリ」は新潟の米の品種です。 新潟の 越後平野(えちご へいや) で、稲作が、さかんです。

冬のあいだは、農家は、雪で田畑が使えないので、べつの仕事をしていることがおおいです。

農家に限らず、ほかの仕事でも、冬のあいだは、雪で交通もマヒ(麻痺)するので、はかどりません。

出かせぎ(でかせぎ) と言って、一家の働き手が、冬のあいだは、他のあたたかい地方に働きに出る場合もあります。


雪国では、冬のあいだは、家につもった雪を、雪かきで下ろさないと、いけません。

そのため、おろしやすくするためや、雪の荷重が一点にかたよらないようにするため、屋根はななめについています。


また、家の柱は、雪の重みに,たえられるように、太くつくられます。

窓は、二重窓(にじゅうまど)です。


富山は、昔は薬の行商で有名でした。

古いよび方で、富山県のあたりを古くは越中と言い、新潟県のあたりを越後と言います。

越中富山の薬売りとして、言葉が伝えられています。

東北[編集]

  • 農業

青森県では、りんごの栽培が、さかんです。

りんごは、すずしい場所のほうが育ちやすいのです。

青森県では、漁業(ぎょぎょう)もさかんです。


東北では稲作もさかんです。山形県の庄内平野や、秋田県の秋田平野では、稲作がさかんです。 たとえば、米の品種の「あきたこまち」は、秋田県の品種です。 「ササニシキ」は、宮城県の米の品種です。

山形では「おうとう」(さくらんぼ)の栽培も、さかんです。


また、陸奥湾(むつわん)では ほたて の養殖(ようしょく)がさかんです。 太平洋側にある三陸海岸(さんりく かいがん)の 八戸港 (はちのへ こう)は、漁港(ぎょこう)として有名です。

青森県の八戸あたりから、宮城県の牡鹿半島(おじか はんとう)のあたりまでの海岸を、三陸海岸といいます。

三陸の沖合は、サンマやカツオやマグロの漁場として有名です。

  • 三陸沖

三陸沖にある、青森県の八戸(はちのへ)、岩手県の宮古(みやこ)、宮城の気仙沼(けせんぬま)や女川(おながわ)は、漁港として有名です。

三陸海岸を地図で見ると、海岸線が、ギザギザした形になっています。いくつもの、多くの、入り江(いりえ)が、あります。このようなギザギザした海岸を リアス式海岸(リアスしき かいがん) と言います。

三陸海岸の、ここの入り江は深く、また入り江は陸で波がさえぎられ波がしずかなので、港になっているのです。


リアス式海岸は、漁港に向いていますが、このような地形の場所は、地震のとき、大きな波にあいやすいのです。

このような地震のときに、大きな波がおしよせることを、 津波 (つなみ)と、いいます。

入り江が、おくのほうへと、せばまっていくので、波もせばまったぶん、高くなりやすいのです。

この三陸の地方は、昔からたびたび、津波におそわれてきました。


住んでいる人は、対策として、なるべく家を高いところにたてたり、防潮堤(ぼうちょうてい)をつくったり、避難場所(ひなんばしょ)に高い建物(たてもの)をつくったりしています。


北海道[編集]

土地の広さをいかした、農業がさかんです。

ジャガイモなどが有名です。

米は、もともと熱帯地方の作物ですが、品種改良で、北海道でも栽培できるように、なっています。 雪どけ水(ゆきどけみず)が大量にあるので、水田の水には、こまりません。

酪農(らくのう)がさかんです。

酪農とは牛などを飼って、乳を生産することです。 牛乳を生産したり、牛乳からバターやチーズなどの乳製品を生産しています。

アイヌ

北海道には、昔は アイヌ とよばれる先住民の人々が住んでいました。

北海道の道庁(どうちょう)は、札幌市(さっぽろし)にあります。


  • サイロ

乳牛はエサとして、牧草を食べます。

冬は牧草が枯れたり雪に埋もれてしまうので、そのままでは、冬のエサが無くなってしまいます。 なので酪農家は、夏のうちに、牧草を刈り取り、 サイロ という建物(たてもの)に、たくわえます。


北海道では、てんさい(甜菜)の栽培もさかんです。甜菜(てんさい)とは、根をしぼった煮汁から砂糖がとれる植物です。サトウダイコンとも呼ばれますが、じつはテンサイは大根では、ないです。寒いところでもよく育つので、北海道ではテンサイの栽培もさかんです。十勝平野を中心にテンサイは栽培されています。

漁業もさかんです。

北海道の近くの海での漁業は 北洋漁業 (ほくよう ぎょぎょう) と、いいます。 釧路(くしろ)や稚内(わっかない)などが、漁港(ぎょこう)として有名です。 近海のオホーツク海やベーリング海では、さけ・たら・ます・かになどが、とれます。


  • もっと、しらべたい人は

都道府県(とどうふけん)のことについて、もっと勉強したいときは、小学校社会 私たちの住む都道府県の特ちょうを読んでみてください。

農業の開拓[編集]

農業を始めるには、まず、その土地を、農地としてつかえるように、木を切りたおしたり、おいしげっている草をぬいたりしなければなりません。 人の手がくわわってない土地は、木がしげっていたりして、あるいは沼地だったりして、そのままでは農地になりません。 こういう、自然そのままの土地を原野(げんや)と言います。

このように、農地をつかえるように、切り開くことを 開こん(かいこん、開墾) と言います。

農地の開こんにかぎらず、自然のままの土地を、人間がつかいやすいように、整える(ととのえる)ことを、開拓(かいたく)といいます。

  • 干拓(かんたく)
干拓前の状態
水門の建設
排水(干潮のためa.の方向に排水される)
水門の閉鎖
干拓後
有明海(ありあけかい)沿岸の佐賀市(旧・川副町の付近)の空中写真
整理はされているが、上空から見ると干拓の痕跡が海へ向かって同心円状に残っているのが分かる。
航空写真(1974年,撮影)

浅い海や、浅い湖に、ていぼうをきずいて、その土地に水が入りこむのをとめて、土地をかわかし陸地をひろげることを 干拓(かんたく) といいます。干拓によって、つくられた土地を 干拓地(かんたくち)といいます。

有明海の海岸線の変遷

北九州にある有明海(ありあけかい)の海沿い(うみぞい)にも、江戸時代の古くからの干拓地があります。岡山県の児島湾(こじまわん)にも江戸時代からの干拓地があります。

秋田県の八郎潟(はちろうがた)にある大潟村(おおがたむら)は、1964年につくられた干拓地です。

工業地帯[編集]

四大工業地帯(よんだい こうぎょうちたい)といって、東京や神奈川の京浜工業地帯(けいひん こうぎょうちたい)、愛知県の周辺の中京工業地帯(ちゅうきょう こうぎょうちたい)、大阪や兵庫の阪神工業地帯(はんしん こうぎょうちたい)、九州の北(きた)のほうにある北九州工業地帯(きたきゅうしゅう こうぎょうちたい)の4つの工業地帯を言います。これらの地帯は、工業がさかんです。

これらの地帯は平野のため、工場の立地がしやすく、また海に面しているので工業用水が確保しやすいのです。

また、東京や、愛知県の名古屋や、大阪といった大都市が近く、消費地が近いことも、とくちょうです。

  • 京浜(けいひん)工業地帯

京浜の名前は、東京の「京」と、神奈川県にある横浜の「浜」が由来です。

  • 中京(ちゅうきょう)工業地帯

「中京」とは、東京と京都とのあいだ、という意味です。 中京工業地帯は、いまでは自動車産業がさかんです。とくに自動車会社のトヨタ自動車の工場が有名です。愛知県豊田市の「豊田市」の名前の由来は、自動車会社のトヨタ自動車です。豊田市は、昔は挙母市(ころもし)という名前でしたが、1959年に豊田市に改名しました。

豊田市にはトヨタの本社があるので、周辺にはトヨタの工場や、関連する取引先の工場が多く、あります。いわゆる企業城下町(きぎょう じょうかまち)です。

  • 北九州工業地帯
八幡製鉄所の東田第一高炉跡。「1901」は操業開始の1901年を表す
官営八幡製鉄所

北九州工業地帯には、明治時代の1901年に開業した 八幡製鉄所(やはたせいてつじょ) がありました。この製鉄所を中心とし、周辺の工業が発展しました。


これら4つの工業地帯が、地図上では、ほぼ一直線上(いっちょくせんじょう)に、ならぶので、 太平洋ベルト(たいへいようベルト) といいます。

工業地域[編集]

第二次大戦後の昭和頃から、これらの地域には工場や住民が多く集まりすぎて、用地が不足したり、交通が渋滞して輸送が不便になったりしたので、これらの工業地帯から、少し離れた周辺に工場がつくられるようになりました。

そのため、あらたな工業地域(こうぎょうちいき)ができました。

工業地「域」というふうに、工業地「帯」と区別することに注意してください。

たとえば京葉工業地域(けいよう こうぎょうちいき)などです。「京葉」とは、東京と千葉という意味です。

公害[編集]

産業を発展させる時は、環境に配慮しなければいけません。

かつて、世界の多くの先進国では、環境にはほとんど気をつけず、工業や農業の開発を、ひたすら続けていた時代がありました。

たとえば工場では、どんどん燃料を燃やして、けむりを出し続けたり、不要になった薬品は、たいした処理(しょり)をせず、ほとんど、そのままで川などに流してすてていた時代もありました。


産業の発展で、環境に気を使わなかったために、環境がよごれて、近くの住民が病気になることを 公害(こうがい)と、言います。

公害というと、いっぱんには、工業による環境への悪影響を言うことが多いです。

日本の公害では、たとえば 四日市ぜんそく(よっかいち ぜんそく) が有名です。

三重県の四日市市は石油化学工業で、1940年ごろから、さかえていました。多くの石油化学工場があつまった石油化学コンビナートといわれる工場のあつまりが、あります。

1950年ごろから、この周辺では、ぜんそくや気管支炎(きかんしえん)など、のどをいためる病気の人が、ふえてきました。また、この近くの海でとれた魚は油くさい、と言われたりもしました。

どうも、石油化学コンビナートから出る、けむりや排水(はいすい)が、環境に悪い影響をあたえているらしいと言うことが1960年ころから言われはじめ、社会問題になりました。

このうち、とくに ぜんそく の被害が有名なので、この四日市(よっかいち)でおきた公害を 四日市ぜんそく というのです。


四日市ぜんそくの、ぜんそくの原因は今では、けむりにふくまれる亜硫酸ガス(ありゅうさんガス)や窒素酸化物(ちっそ さんかぶつ)が、おもな原因だと分かっています。


おおむかし から げんだい まで[編集]

日本の歴史について、おおまかに、話します。

おおむかし[編集]

  • 氷河期(ひょうがき)

おおむかし、1万年くらい前までは、地球は、氷河期(ひょうがき)と言って、今よりも冷たかったのです。その結果、海水面は今よりも、ひくく、ユーラシア大陸と日本は地続きだったのです。

なので、大陸から、動物が、やってきました。

同じくらいの時期か、しばらくあとに、人間もやってきたと考えられています。それが日本人の祖先(そせん)です。


その証拠に、ユーラシア大陸で生息していた ナウマン象(ナウマンぞう) や オオツノ鹿(オオツノじか) などの 化石(かせき) が、日本列島でも発見されています。

  • 縄文時代(じょうもん じだい)
縄文土器(じょうもん どき)

地球の氷河時代から数千年たつと、氷河時代がおわり、地球はあたたかくなり、海水面はあがり、日本列島は海にまわりをかこまれた、島になりました。

このころ、日本列島に住んでいる人たちは、土器をつくるように、なりました。その土器に縄の模様がついているので、この土器は 縄文土器(じょうもん どき) と呼ばれます。

今から約1万6,500年前(紀元前145世紀、きげんぜん145せいき)から、今から約3,000年前(紀元前10世紀、きげんぜん10せいき)までの、あたりの時代を、縄文時代(じょうもん じだい)と言います。

小学三年では、まだ時代の年は、おぼえなくていいです。縄文時代という時代があったことをしってください。

「世紀」(せいき)とはなんでしょうか。100年ごとに区切って、年を数えるときに 世紀(せいき)ということばをつかいます。

たとえば、西暦2001年から西暦2100年までを21世紀(にじゅう いっせいき)といいます。 西暦1901年から西暦2000年までが20世紀です。

西暦1年から西暦100年までが1世紀です。 西暦1年より前の年が 紀元前(きげんぜん) です。

だから、縄文時代の紀元前145世紀とは、今から何年前かを数えると、今は西暦2000年代だから(西暦2013年に本書を執筆)、足し算で 14500+2000=16500 となって、だいたい約1万6,500年前になるわけです。

縄文時代の人の 家(いえ)の建物(たてもの)は、 たて穴式住居(たてあなしき じゅうきょ) といって、地面に穴をほりさげたあとに、柱を立てて、草ぶき(くさぶき)の屋根をかけただけの住居にすんでいました。住居(じゅうきょ)とは、家の建物のことです。

加曽利貝塚(かそり かいづか)、北貝層断面

縄文人の集落(しゅうらく)があったとおもわれる場所からは、貝がらが多い場所が、たくさんでてきます。

この貝がらが多くある場所を、貝塚(かいづか)と言います。

他にも、石器(せっき)といって、石をくだいて とがらせた物(もの)や、石をみがいて つくった物が、見つかっています。 おそらく石器は、動物の狩りをしたり、野菜や果物をとったりするときなどに、利用されたのだろうと考えられています。


動物の骨でつくった骨角器(こっかくき)という刃物(はもの)も、みつかっています。 骨角器でつくった釣り針(つりばり)なども、見つかっています。

貝塚や石器などの、古い時代の物が、見つかる場所を 遺跡(いせき)と言います。

土偶。亀ヶ岡遺跡で出土

縄文の遺跡(いせき)から、土偶(どぐう)という土を焼き固めた、女性のような形の人形が見つかる場合があります。 食料が増えることを祈ったり(いのったり)、女性の安産をいのったものだと考えられています。

  • 弥生時代(やよい じだい)
弥生式土器(やよいしき どき)。
紀元1世紀から3世紀に製作されたもの。東京都 大田区 の 久が原 で出土。(東京国立博物館所蔵)

紀元前の5世紀ごろ、ユーラシア大陸の中国や朝鮮半島あたりの人々から、米による稲作(いなさく)が、日本につたわりました。

また、このころ、土器は、縄文土器よりも うすくて かたい 弥生式土器(やよいしき どき)をつくるようになりました。「弥生」とは、発見された場所(ばしょ)が東京の弥生町で、明治時代に見つかったので、「弥生式」「土器」と、よばれています。

縄文土器と弥生土器のちがいは、弥生時代のころには、土器をつくる技術が進歩したので、土器の形が かわったのだろう、と考えられています。

このあとも、歴史はつづくのですが、長くなるので、多くを、はぶきます。

弥生時代のあとは奈良時代で、そのあとは飛鳥時代。つづけて、平安時代、鎌倉時代、室町時代、戦国時代、江戸時代とつづきます。


江戸のあとが明治時代で、明治からは、天皇の代がかわるごとに、時代の呼び名が変わります。

明治時代のあとは、大正時代。大正時代のあとが昭和です。昭和のあとが平成です。

西暦2013年の今(執筆時点)は、平成です。


歴史は、くわしくは、6年生で、ならいます。

これから,現代に近い時代を、話します。

太平洋戦争[編集]

1941年の真珠湾攻撃で炎上中のアメリカ海軍の戦艦ウェストバージニア

日本は1941年ころからアメリカと戦争して、1945年に日本は負けました。

この日本とアメリカとの戦争を 太平洋戦争(たいへいようせんそう)といいます。

そのあと、アメリカと仲直りし、アメリカのいうとおりに、国内の制度(せいど)や法律(ほうりつ)を、変えました。


戦争中に、多くの人たちが死にました。日本人もアメリカ人も多くの人が、戦争で死にました。

また、この時代の少し前の20世紀のはじめのころや、19世紀のころは、世界の多くの国や場所で戦争があった時代でした。多くの国が戦争をして、自分たちの領土を広げようとしていた時代でした。

太平洋戦争は、第二次世界大戦(だいにじ せかいたいせん)という、多くの国どうしの大きな戦争の一部です。

第二次世界大戦では、ドイツとイタリアと日本との枢軸国(すうじくこく)という陣営(じんえい)が、イギリスとフランスとロシアとアメリカと中国という連合国(れんごうこく)という陣営と戦争していました。

「第二次」というからには、第一次世界大戦もあるわけで、第一次大戦では、ドイツ・オーストリア・トルコなどの陣営と、イギリス・フランス・ロシアなどによる陣営とが戦争をしていました。 日本とアメリカは、第一次大戦ではイギリスの陣営に協力していました。


第二次世界大戦の時代には、国際法(こくさいほう)という国家どうしの約束で、戦争であっても、兵士以外の民間人は攻撃してはいけない というルールがあったのですが、その国際法のルールは世界大戦や太平洋戦争では守られず、民間人もふくめて、多くの人が、戦争で、まきぞえになり、死にました。

第二次世界大戦では、日本とアメリカとの戦争が最後までつづいたので、太平洋戦争の終戦が、第二次世界大戦の終戦にもなりました。

広島の原爆ドーム

太平洋戦争のとき、広島県と長崎県に、原子爆弾という、通常の火薬による爆弾とは仕組みのちがう、とても強力な爆弾が、アメリカによって落とされました。このため、多くの人が死にました。

広島にある 原爆ドーム(げんばくドーム) は、そのときの爆弾で壊れた建物です。もともとは「広島県産業奨励館」という、建物でした。

他にも、日本の各地で、戦争の記憶をのこす場所は、残っています。

沖縄の、ひめゆりの塔

たとえば沖縄県の「ひめゆりの塔」(ひめゆり の とう)です。

戦争中は、男の多くは、国の命令で兵士として、かりだされます。女も、人出が足りないので、国の命令で女も働き手として、はたらかされます。 学生も例外ではありません。

このうち、沖縄のいくつかの女学校(じょっがこう)で女生徒(じょせいと)らが、看護要員(かんごよういん)として、傷病兵(しょうびょうへい)の看護要員として、かりだされます。

学生を働き手として、戦場や戦場に近いところにかりだすことを、学徒動員(がくと どういん)といいます。

終戦間近の沖縄戦で、沖縄の女学校の学徒隊らも、アメリカ軍の攻撃の、まきぞえになります。

ひめゆりの塔は、そのような悲劇の記憶を風化させないように残すための慰霊碑(いれいひ)です。


戦争の当時の悲劇の影響を残す施設などは、他にも多くの施設があるのですが、多くあるので、つたえきることができません。

小学3年の社会科としては、ここまで知っていれば、とくに問題はないと思います。

戦後[編集]

太平洋戦争が終わって、それから、いろいろあって、今の時代になります。(2013年に執筆。)

戦後の歴史の説明は、長くなるので、はぶきます。

このページ「小学校社会 3学年」は、書きかけです。加筆・訂正など、協力いただける皆様の編集を心からお待ちしております。また、ご意見などがありましたら、お気軽にノートへどうぞ。