料理本/カジキ

カジキ
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海水魚

カジキ（梶木、鯖木、カジキマグロなど）は、スズキ目カジキ亜目に分類される魚で、主に外洋性の大型魚です。カジキと一口に言っても、いくつかの種類があります。

特徴

カジキの外観

カジキは流線型の体形を持ち、特に長く伸びた吻（口先）が特徴的です。体長は種類によって異なり、最大で4メートルを超えるものもあります。肉質は赤身で、脂の乗り具合や部位によって味わいが変わります。特に「トロ」と呼ばれる脂の乗った部位は珍重されます。

分類

カジキに含まれる主な種類は以下の通りです：

• クロカジキ（Xiphias gladius）
• シロカジキ（Tetrapturus audax）
• バショウカジキ（Istiompax indica）
• マカジキ（Makaira nigricans）
• メカジキ（Xiphias gladius）

季節

カジキは年中漁獲されますが、種類や漁場によって最盛期が異なります。例えば：

• クロカジキ：主に夏から秋にかけて
• シロカジキ：主に秋から冬にかけて

選び方と保存

新鮮なカジキを選ぶ際は、以下の点に注意します：

• 色が鮮やかで、つやがあること
• 身が締まっていて弾力があること
• 匂いが新鮮であること

カジキは鮮度が落ちやすいため、購入後はできるだけ早く調理するのが望ましいです。冷蔵保存する場合は1〜2日以内に使用しましょう。冷凍保存する場合は、真空パックにするか、ラップで密閉して冷凍すると良いでしょう。

使用方法

カジキは様々な調理法で楽しむことができます。

調理

• 刺身：新鮮なカジキを薄くスライスして食べます。
• 寿司：握り寿司や巻き寿司の具材として使用されます。
• 焼き物：グリルやフライパンで焼き、シンプルな調味料で味付けします。
• 煮物：煮付けやカレーなどで調理します。
• ステーキ：レアからミディアムレアで焼きます。

食べ方

• 刺身・寿司：醤油とわさびで食べるのが一般的です。
• 焼き物：レモンやポン酢で食べます。
• 煮物：出汁や醤油で煮込みます。
• ステーキ：オリーブオイルやガーリックバターで調理するのもおすすめです。

まとめ

カジキは高タンパク低脂肪で、ビタミンB群や鉄分、DHA、EPAなどの栄養素を含んでいます。特に脂の乗った部分は風味豊かで、食材として多様に利用されます。ただし、大型魚であるため水銀含有量が高い可能性があるので、妊婦や小さな子供は摂取量に注意が必要です。

カジキは世界中で人気のある食材であり、その種類や調理法によってさまざまな味わいを楽しむことができます。