料理本/バクラヴァ
表示
< 料理本
バクラヴァ | |
---|---|
バクラヴァ | |
カテゴリ | デザート |
提供人数 | 12人 |
調理時間 | |
難易度 | |
カテゴリツリー |
バクラヴァ(baklava)は、中近東やカフカス、中央アジアで人気のある伝統的な甘いペイストリーです。この菓子はオスマン帝国で発明され、フィロ生地の間に刻んだナッツを挟んで焼き上げ、シロップをたっぷりとかけて仕上げます。地域によって様々なバリエーションがあり、特に使用するナッツやシロップの調合に違いが見られます。
材料
[編集]- フィロ生地 : 500g
- クルミ または ピスタチオ または ヘーゼルナッツ または アーモンド : 300g(みじん切り)
- 無塩バター : 200g(溶かし)
- 砂糖 : 200g
- 水 : 200ml
- 蜂蜜 : 100g
- レモン果汁 : 大さじ1
- ローズウォーター (お好みで): 小さじ1
調理器具
[編集]作り方
[編集]- ナッツの準備:
- みじん切りにしたクルミ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、アーモンドのうちお好みのナッツをボウルに入れ、軽く混ぜます。
- フィロ生地の準備:
- ケーキ型に溶かしバターを薄く塗り、フィロ生地を一枚ずつ敷いてはバターを塗る作業を繰り返します。10枚ほど敷き詰めたらナッツを均等に広げ、再びフィロ生地を重ねていきます。これを3層程度繰り返します。
- 焼き上げる:
- 180℃に予熱したオーブンで、40〜50分ほど黄金色になるまで焼きます。
- シロップの準備:
- 焼き上がりを待つ間に、鍋に砂糖と水を入れて中火で煮詰め、蜂蜜とレモン果汁を加え、好みでローズウォーターも加えます。シロップがややとろみを帯びるまで煮詰めたら火を止め、冷まします。
- シロップをかける:
- 焼き上がったバクラヴァをオーブンから取り出し、熱いうちに冷ましたシロップを均等にかけ、完全に冷めるまで放置します。
ポイント
[編集]バクラヴァを完璧に作るためのいくつかのポイントを紹介します。
フィロ生地の扱い方
[編集]フィロ生地は非常に薄いため、乾燥しないように手早く扱う必要があります。生地を重ねる際には、バターをしっかりと塗ることでサクサクとした食感が得られます。
シロップのかけ方
[編集]シロップは冷やしてから熱いバクラヴァにかけると、生地が程よく吸収し、外側がパリッとした仕上がりになります。シロップの量は好みに応じて調整できます。
ナッツの選び方
[編集]伝統的にはピスタチオが多用されますが、クルミやアーモンドなど、他のナッツでも美味しく仕上がります。ナッツを細かく刻みすぎないように注意しましょう。
バリエーション
[編集]バクラヴァには地域ごとに異なるバリエーションがあります。以下はそのいくつかです。
トルコ風バクラヴァ
[編集]- 特徴: ピスタチオをたっぷりと使用し、非常に甘いシロップで仕上げます。ローズウォーターを加えることで芳香が増します。
ギリシャ風バクラヴァ
[編集]- 特徴: より厚みのあるフィロ生地を使用し、蜂蜜をたっぷり使ったシロップが特徴です。クルミやアーモンドが一般的です。
アゼルバイジャン風パフラヴァ
[編集]- 特徴: 特定の祝祭日やイベントで作られることが多く、形が菱形になることが一般的です。シロップに加えて、時折ローズウォーターやサフランを使用します。
まとめ
[編集]バクラヴァは、豊かな甘さとサクサクの食感が楽しめる伝統的なデザートです。各地のバリエーションを試しながら、自分好みのバクラヴァを作り上げてみてください。