料理本/ピロシキ
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ピロシキ(露: пирожки́;ウクライナ語: пиріжки, Pyrizhky)は、東欧料理の惣菜パンです。主にウクライナ、ベラルーシ、ロシアなどで好まれています。
概要
[編集]- 生地: イースト生地で、ボート型または三日月型が多い。
- 具材: 肉、ジャガイモ、きのこ、ゆで卵など様々。甘いものもあります。
- 調理法: 焼くか揚げる。
- 形: 手のひらサイズが多い。スープに添える場合は小さく作られる。
種類
[編集]- スラヴ系諸国: ウクライナ、ベラルーシ、ロシアでは、幅6~13cmほどのピロシキが一般的。具材は肉、魚、卵、チーズ、米、ジャガイモ、キャベツなど。
- 日本: 揚げたものが主流。具材は挽肉、ゆで卵、春雨、タマネギなど。カレーパンの原型とも言われる。
- イラン: 「ピーローシュキー」と呼ばれ、ジャムや肉、ジャガイモなどの具材が入る。
- ウズベキスタン: タマネギとマッシュポテトの具材が入った揚げたピロシキがある。
- アメリカ: ヴォルガ・ドイツ人移民によって持ち込まれ、「ランザ」や「ビエロク」などと呼ばれる。
- ギリシャ: 「ピロスキ」と呼ばれ、フェタチーズ、カッテージチーズ、ミンチ肉、マッシュポテトなどの具材が入る。
- セルビア: 「ピロシュカ」と呼ばれ、肉やコテージチーズなどの具材が入る。
- ラトビア: 「スペーカ・ラウシ」や「スペーカ・ピーラーギ」と呼ばれ、スモークバックとタマネギの具材が入った三日月型のパン。
- エストニアとフィンランド: 「ピルカド」や「サイアケセト」と呼ばれ、パイ生地で作られる。
- アルメニアとアゼルバイジャン: ジャム、マッシュポテト、挽肉などの具材が入る。
- 中央アジア: カザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、キルギスタンで一般的なファーストフード。
その他
[編集]- ピロシキは地域によって様々な名前や形、具材があります。
- 東ヨーロッパだけでなく、ヨーロッパ、アジア、アメリカなど世界各地に広まっています。