料理本/ホヤ
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ホヤ | |
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ホヤの刺身 | |
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海産物 |
ホヤ(ホヤ、海鞘、老海鼠、保夜)は、尾索動物亜門ホヤ綱に属する海産動物の総称で、2000種以上が知られています。「海のパイナップル」とも呼ばれています。
特徴
[編集]ホヤは主に海中に生息し、筒状または球状の体形を持ち、表面に小さな突起やひだがあります。体色は種によって異なりますが、一般的に淡い色合いが多いです。ホヤは内臓が大きく、濃い色をしていることが特徴です。
分類
[編集]日本で食べられているホヤには主に2つの品種があり、それぞれ異なる産地と旬があります。
- マホヤ(真鞘、学名:Halocynthia roretzi)
- 産地: 東北地方、特に宮城県が主な産地です。宮城県は真ほやの全国シェアの約80%を占めています。
- 旬: 真ほやの旬は5月から8月で、特に7月上旬から8月のお盆までが最も美味しい時期とされています。この時期は、体内の老廃物が少なくなり、臭みが減って肉厚になります。
- アカボヤ(赤海鞘、学名:Halocynthia aurantium)
- 産地: 主に北海道で水揚げされます。
- 旬: 赤ホヤの旬は一般的に5月から8月です。特に夏が最も美味しい時期とされます。
下処理
[編集]- 水洗い
- 入水孔からホヤ水を出す
- 出水孔から排泄物を出す
- 殻を切る
- 身を取り出す
- 内容物を取り除く
- 身を洗う(真水または塩水で)
保存方法
[編集]- 冷蔵: 3%の塩水に浸し、密封して冷蔵庫で保存(目安として3日以内に食べる)。
- 冷凍: 同様に準備し、冷凍庫で保存(目安として30日以内に食べる)。解凍後に食べる。
料理法
[編集]- お刺身: 下処理したホヤを食べやすい大きさに切り、わさび醤油でいただく。
- ホヤの塩辛: ホヤを塩と煮切った酒で漬け込み、数日間冷蔵庫で保存する。
- 唐揚げ: ホヤを片栗粉でまぶし、170℃の油で揚げる。
- 酢料理: ホヤを薄くスライスしてお酢やみりんで和えたピクルスなど。
まとめ
[編集]ホヤは高タンパクで低カロリー、ビタミンやミネラルを含む栄養価の高い海産物です。特有の風味と食感があり、独特の味わいを楽しむことができます。新鮮なものを選び、適切に調理することで、その魅力を最大限に引き出すことができます。