料理本/マルメロ
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マルメロ(学名: Cydonia oblonga、別名: 榲桲・木瓜)は、バラ目バラ科マルメロ属に分類される落葉高木の1種です。マルメロ属はこのマルメロ1種で構成されています。中央アジア原産で、古代から栽培されている果物です。
特徴
[編集]マルメロの木は落葉高木で、高さは約3〜6メートルに成長します。葉は広卵形または心形で、灰緑色の表面に柔らかい毛が生えています。春には白色から淡ピンク色の花を咲かせ、秋に果実が成熟します。
果実は通常、直径6〜12センチメートルで、形は球形または扁球形です。未熟な果実は緑色で、熟すと黄色に変わります。果皮は硬く、表面には細かい毛があります。果肉は硬くて酸味があり、生食には適さないため、主に加工用として利用されます。
季節
[編集]マルメロの収穫期は秋で、果実が完全に黄色く熟した状態で収穫します。熟すと果実は柔らかくなり、香りが強くなります。
選び方と保存
[編集]マルメロを選ぶ際には、表面に傷がなく、均一に黄色い果実を選ぶと良いでしょう。果実は冷暗所で保存できますが、熟成が進むと保存が難しくなるため、なるべく早めに加工することをお勧めします。
使用方法
[編集]マルメロは生食には向かないため、ジャムやコンポート、ゼリーなどの加工食品として利用されます。また、焼き菓子や煮物に加えると風味を引き立てます。特にマルメロを使ったジャムは甘酸っぱい味わいが特徴です。
栄養成分
[編集]マルメロはビタミンCや食物繊維を豊富に含み、消化を助ける効果があります。また、抗酸化作用もあり、健康維持に役立ちます。
まとめ
[編集]マルメロは、その特有の酸味と香りで、加工用として非常に価値のある果物です。古代から栽培されてきたこの果物を、ぜひさまざまな方法でお試しください。