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料理本/小学生向け はじめての料理

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

はじめに

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みなさん、こんにちは!これから「はじめての料理」にチャレンジしてみましょう。料理は、自分で作って食べるのがとっても楽しいんです。おいしいものを作れると、家族やお友達も喜んでくれますよ。

でも、料理をするときは安全が一番大切です。ここでは、楽しく安全に料理するための約束事も学んでいきます。さあ、エプロンをつけて、わくわくしながら始めましょう!

キッチンの道具を知ろう

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キッチンには、いろいろな道具があります。まずは、よく使う道具を見てみましょう。

  • まな板:食材を切るときに使います。
  • 包丁:食材を切る道具です。使うときは必ず大人と一緒に。
  • フライパン:炒めものや焼きものに使います。
  • 鍋:煮物やゆでものに使います。
  • 菜箸(さいばし):長い箸で、料理を混ぜたりするのに便利です。

これらの道具は、正しく使わないとケガをする可能性があります。使い方を良く覚えて、安全に気をつけましょう。

手洗いと衛生

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料理を始める前に、まず何をするでしょうか?そう、手を洗うことです!

手には目に見えない小さな細菌がたくさんいます。これらが食べ物につくと、おなかを壊す原因になることがあります。だから、料理の前にはしっかり手を洗いましょう。

手の洗い方:

  1. 水で手をぬらす
  2. 石鹸をつけて、手のひら、指の間、爪の間まで丁寧に洗う
  3. 泡を洗い流す
  4. きれいなタオルで手を拭く

また、調理台や使う道具も清潔にしておくことが大切です。汚れていたら、大人の人に相談して、きれいにしてから使いましょう。

簡単な調理技術を学ぼう

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料理には、いろいろな技術が必要です。でも、難しく考えなくても大丈夫。少しずつ覚えていけば、すぐに上手になりますよ。

まずは、野菜を洗ってみましょう。葉物の野菜は一枚一枚丁寧に水で洗います。きゅうりやトマトは、こすりながら水で洗います。

次に、野菜を切る方法を学びます。包丁を使わなくても、手でちぎったり、はさみを使ったりして切ることができます。レタスやほうれん草は手でちぎれますし、小ねぎはハサミで切ることができます。

包丁を使うときは、必ず大人の人と一緒に使いましょう。正しい持ち方と使い方を教えてもらってくださいね。

おうちのかたへ
子どもの料理体験は、単なる調理スキルの習得以上に大きな意味を持ちます。以下に、子どもが料理を学ぶことの意義と、ご家庭でのサポート方法をお伝えします。
  1. 生きる力を育む
    料理は、計画、実行、片付けまでの一連のプロセスを通じて、自立心や責任感を育みます。また、失敗を恐れずにチャレンジする勇気も養えます。
  2. 五感を使った学び
    材料を切る音、調理の香り、味わうなど、五感をフルに使う体験は、子どもの感性を豊かにします。
  3. 数学や科学の実践
    計量や温度管理、材料の変化など、料理は楽しみながら数学や科学を学ぶ絶好の機会です。
  4. コミュニケーション能力の向上
    家族で一緒に料理をすることで、協力する喜びや、人に喜んでもらう経験ができます。
  5. 食育の基礎
    栄養バランスや食材の選び方を学ぶことで、健康的な食生活の基礎が身につきます。
サポートのポイント:
  • 安全第一:危険な作業は必ず大人が行い、子どもの年齢に応じた作業を任せましょう。
  • 褒めて育てる:小さな成功でも大いに褒め、失敗も学びの機会として前向きに捉えましょう。
  • 創造性を尊重:レシピ通りでなくても、子どものアイデアを尊重し、チャレンジを応援しましょう。
  • 楽しさを重視:完璧を求めすぎず、料理を楽しむ気持ちを大切にしましょう。
  • 継続的な機会:定期的に料理の機会を設け、少しずつスキルアップできるよう支援しましょう。
子どもの料理体験は、家族の絆を深め、豊かな食生活の基礎を築く素晴らしい機会です。安全に配慮しながら、楽しく学べる環境づくりにご協力ください。

計量の基本

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料理をおいしく作るには、材料の量を正しく測ることが大切です。計量スプーンと計量カップを使って、上手に材料を測ってみましょう。

計量スプーンには、大さじと小さじがあります。

  • 大さじ1は約15ml
  • 小さじ1は約5ml

計量カップは、液体用と粉用があります。目盛りをよく見て、正しい量を測りましょう。

時には「ひとつかみ」や「少々」という表現も出てきます。これは正確な量ではありませんが、料理をたくさんすると感覚がわかってきますよ。

火を使わないレシピ

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さあ、いよいよ料理を作ってみましょう。まずは火を使わない簡単なレシピから始めます。

フルーツヨーグルト

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材料
ヨーグルト、好きな果物、はちみつ
作り方
  1. 果物を小さく切る(バナナなら輪切り、いちごなら4等分など)
  2. ボウルにヨーグルトを入れ、切った果物をのせる
  3. 最後にはちみつをかける

簡単でしょう?自分の好きな果物を使って、オリジナルのフルーツヨーグルトを作ってみてください。

電子レンジを使ったレシピ

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電子レンジを使うと、火を使わずに温かい料理が作れます。でも、電子レンジを使うときは必ず大人の人と一緒に使いましょう。

蒸しパン

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材料(4個分):
  • 小麦粉 100g
  • ベーキングパウダー 小さじ2
  • 牛乳 80ml
  • 砂糖 大さじ2
  • サラダ油 大さじ1
作り方
  1. ボウルに全ての材料を入れ、よく混ぜる
  2. 耐熱カップに生地を分けて入れる
  3. 電子レンジで約2分加熱する(500Wの場合)
  4. 竹串を刺して、生地がついてこなければできあがり

ふわふわの蒸しパンの完成です!

保護者と一緒に挑戦するレシピ

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少し難しいレシピにも挑戦してみましょう。必ず大人の人と一緒に作ってくださいね。

オムライス

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材料(2人分):
  • ごはん 茶碗2杯分
  • 卵 4個
  • 玉ねぎ 1/4個
  • ウインナー 2本
  • ケチャップ 大さじ4
  • サラダ油、塩、こしょう 少々
作り方
  1. 玉ねぎとウインナーを小さく切る
  2. フライパンで玉ねぎとウインナーを炒め、ごはんを加えてさらに炒める
  3. ケチャップを加えて味を整える
  4. 別のフライパンで卵を焼き、チキンライスを包む

難しそうに見えても、順番に作っていけば大丈夫。大人の人と協力して作りましょう。

盛り付けを楽しもう

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料理は見た目も大切です。おいしそうに見えると、より美味しく感じられるんです。

  • 色とりどりの野菜を使うと、きれいな盛り付けになります
  • 形を整えると、より美しく見えます
  • 小さな飾り(パセリやミニトマトなど)を添えると、華やかになります

キャラクター弁当も楽しいですよ。おにぎりやゆで卵を使って、好きなキャラクターの顔を作ってみましょう。

片付けの大切さ

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料理の後は、必ずきれいに片付けましょう。これも料理の大切な一部です。

  • 使った道具は洗剤でよく洗い、水でよくすすぎます
  • 乾いたふきんでしっかり水気を拭き取ります
  • 調理台も、こぼれたものがないようにきれいに拭きます

片付けをしっかりすると、次に料理をするときも気持ちよく始められますよ。

レシピの読み方

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料理本やインターネットのレシピを見ると、わからない言葉がたくさん出てくるかもしれません。ここでは、よく使われる料理用語をいくつか紹介します。

  • 「みじん切り」:とても小さく切ること
  • 「さっと炒める」:短い時間で軽く炒めること
  • 「ひと煮立ちさせる」:一度沸騰させること
  • 「水気を切る」:水分をよく取り除くこと

レシピを読むときは、順番をよく確認しましょう。材料の準備から始まり、調理の手順、最後の盛り付けまで、順を追って書かれています。はじめはゆっくり読んで、わからないところは大人の人に聞いてくださいね。

料理を通じて学ぼう

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料理は食べ物を作るだけでなく、いろいろなことを学べる素晴らしい機会です。

栄養について:
バランスの良い食事が大切です。主食(ごはんやパンなど)、主菜(肉や魚など)、副菜(野菜料理など)をそろえると、必要な栄養素がとれます。
食材の旬や産地:
季節によって美味しい食材が変わります。例えば、夏はトマト、冬は白菜が美味しい季節です。また、地域によって特産物も違います。料理を通じて、日本の四季や地理も学べますよ。
家族への感謝:
毎日の食事を作ってくれる人への感謝の気持ちを忘れずに。自分で料理をすることで、その大変さや大切さがわかるはずです。

チャレンジ企画

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さあ、ここまで学んだことを生かして、チャレンジしてみましょう!

家族のためにできること:

  • 朝食づくり:簡単なトーストとサラダを作ってみよう
  • お弁当の手伝い:おにぎりを作ったり、野菜を切ったりしてみよう

自分だけのオリジナルレシピ: 好きな食材を使って、世界に一つだけのレシピを考えてみよう。例えば、好きな具材を乗せたオリジナルピザや、いろいろな果物を混ぜたフルーツポンチなど。考えるだけでわくわくしますね。

おわりに

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みなさん、お疲れさま!ここまでたくさんのことを学びましたね。料理は最初は難しく感じるかもしれません。でも、回数を重ねるごとに上手になっていきます。

大切なのは、安全に気をつけながら、楽しむことです。失敗しても大丈夫。それも良い経験になります。

これからどんどん料理にチャレンジして、自分の得意料理を見つけてくださいね。きっと、料理を通じて素敵な思い出がたくさんできるはずです。

さあ、エプロンを着けて、楽しい料理の時間を始めましょう!


安全に関する重要な注意事項

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  1. 火や刃物を使う時の注意
    • 火を使う調理は必ず大人と一緒に行いましょう
    • 包丁を使う時は、正しい持ち方を大人に教えてもらい、慎重に扱いましょう
    • 熱い鍋やフライパンに触れる時は、必ず鍋つかみを使いましょう
  2. 衛生面での注意
    • 調理前、生の肉や魚を触った後は必ず手を洗いましょう
    • 使用した調理器具は洗剤でよく洗い、乾燥させましょう
    • 食材の賞味期限を確認し、古いものは使わないようにしましょう
  3. アレルギーへの注意
    • 自分や家族のアレルギーについて知っておきましょう
    • アレルギー食材を使う時は、大人に確認してもらいましょう
  4. 緊急時の対応
    • 火事や怪我の時の連絡方法を覚えておきましょう
    • 救急箱の場所を確認しておきましょう

保護者の方へ

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お子様の料理体験をサポートする際の注意点とアドバイスをいくつか挙げさせていただきます。

  1. 安全第一
    • お子様の年齢や経験に応じて、適切な作業をさせましょう
    • 危険な作業は必ず大人が行い、お子様には見学させるなどの配慮が必要です
  2. 褒めて伸ばす
    • 小さな成功でも大いに褒めましょう
    • 失敗しても叱らず、次回のアドバイスを優しく伝えましょう
  3. 創造性を育む
    • レシピ通りでなくても、お子様のアイデアを尊重しましょう
    • 新しい食材や調理法にチャレンジする機会を作りましょう
  4. 食育の機会に
    • 栄養バランスや食材の選び方など、料理を通じて食育を行いましょう
    • 地域の食文化や旬の食材について一緒に学びましょう
  5. 楽しい思い出作り
    • 料理を通じて家族の絆を深める機会にしましょう
    • お子様の成長記録として、料理の写真を撮るのも良いでしょう
  6. 徐々にステップアップ
    • 簡単な手伝いから始め、少しずつ難しい作業にチャレンジさせましょう
    • お子様の興味や能力に合わせて、適切な難易度の課題を与えましょう

料理は生きる力を育む素晴らしい活動です。お子様と一緒に、安全で楽しい料理体験を重ねていってください。