日本史/古代/奈良時代

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710年に平城京に都が移ってから、以後平安京に移るまでの約80年余りを奈良時代という。

平城京の繁栄[編集]

  1. 平城京遷都(710年)
文武(もんむ)天皇の死後、その母元明(げんめい)天皇が即位し、奈良に新都を造営した。710年(和銅3)年に藤原京から平城京に都が移り、以後平安京に移るまでの約80年余りを奈良時代という。
  1. 平城京
唐の都長安にならってつくられた。京内は条坊制(じょうぼうせい)に基づき、東西南北に規則正しく走る路で区画された。中央には、南北に走る朱雀大路(すざくおおじ)をつくり、東を左京、西を右京とし、北端の大内裏(だいだいり)には、天皇の居所(内裏)と諸官庁(朝堂院)があった。
左京に東市(あずまのいち)、右京に西市(にしのいち)が開かれ、市司(いちのつかさ)の監督のもとに正午から日没まで、地方の産物などが交換された。