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架空世界の作り方/国

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』

架空世界の作り方/国

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時代

架空世界の国は、自分のイメージする時代に大きく左右される。

例:

縄文時代→ 小さな集落や家が点々とある。人々は狩りによって生計を立てている。

中世→農奴制と封建制が確立されており、教会と領主の権限が強い。階級制度が根強く存在している。

近代(ヴィクトリア時代)→民主主義や絶対主義が生まれ、戦争も国民全体を巻き込む総力戦へと発展して行き始めている。

近代(世界大戦)→ ナショナリズム的思想が強い。戦争は徴兵や動員を行う総力戦がメイン。

現代(世界大戦直後)→ 空襲により焼けた家や、壕、新聞紙がそこら中にある。戦争の勝者が世界を分割している(冷戦状態)。

現代→コンピューターなどのIT産業が空前の発展を遂げている。一方で格差や環境問題などが改めて注視されるようになっている。

地理

国家が存在する場所もその国家の特色に影響を与える。海沿いの国家は貿易や海産が内陸国と比べて強くなるだろうし、鉱物の鉱脈が存在すればそれも産業の一分となるだろう。

特に重要なのが河川の存在である。古来から存在する都市は農業・通商がしやすいなどの利点があるため基本的に川沿いに建設される。また国境も大規模な河川によって決まることが多く、史実でも中国・北朝鮮の国境やアメリカ・メキシコの国境などが河川によって決まっている。地理で計画した河川に沿って国境や都市の位置を決めることによってリアリティはぐっと増すだろう。