正則アラビア語/はじめに

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アラビア語とは?[編集]

アラビア語は、主に北アフリカで使われている言語で、約2億3500万人の人々に話されています。[1]

また、1973年には国連公用語にも追加されました。

正則アラビア語とは?[編集]

アラビア語は大きく分けて文語のフスハーと口語のアーンミーヤに分けられます。(正則アラビア語はフスハーのことです。)

アーンミーヤには方言があり、方言によって発音や文法が大きく変わることがあります。

フスハーは日常会話ではあまり使用されませんが、コンピューターの画面やニュース番組などに使用されることがありす。

アラビア語は難しい?[編集]

アラビア語はよく「世界一難しい言語」と言われますが、アラビア語の難しい要素は何なのでしょう。

母音が表記されない[編集]

アラビア語では母音が表記されないことが多いです。

子供や外国人向けの書籍には母音記号やその他の記号(シャクル)が書かれることはありますが、基本的には表記せず、文脈で判断されます。

例:كتب

この単語には「k」「t」「b」の文字が含まれていますが、母音は表記されていません。つまり、この単語は「kataba」(彼は書いた)と読むことができますが「kutub」(本の複数形)と読むこともできるということです。

不規則複数形[編集]

アラビア語の名詞などは複数形が不規則な単語が多いです。

例:كتاب(kitāb)→كتب(kutub) 本

كلب(kalb)→كلاب(kilāb) 犬

他にも動詞活用など難しい要素もありますが、他の言語と比べて簡単な要素もあります。

また、言語の習得難易度には個人差もあるので、「アラビア語は難しい」とは一概には言い切れません

脚注[編集]