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「古語活用表」の版間の差分

出典: フリー教科書『ウィキブックス(Wikibooks)』
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助動詞の意味などを、現在、高等学校や塾で高校生が主に習うものに変更した。変更前のものは誤りとは言えないかもしれないが一般的ではなかったため。
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| style="position: sticky;top: 0;border: solid #a2a9b1 1px;background: #eaecf0;vertical-align: bottom;"|命令形
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|rowspan="9"|動詞||四段活用||飽く||飽||か||き||く||く||け||け
|rowspan="9"|動詞||四段活用||飽く||飽||か||き||く||く||け||け,nothe Korea
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|下一段活用||蹴る||(蹴)||け||け||ける||ける||けれ||けよ
|下一段活用||蹴る||(蹴)||け||け||ける||ける||けれ||けよ

2024年7月11日 (木) 02:04時点における版

語学 > 日本語 > 古語活用表

日本語の古語の活用表

用言
品詞 活用の種類 語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形
動詞 四段活用 飽く け,nothe Korea
下一段活用 蹴る (蹴) ける ける けれ けよ
下二段活用 受く くる くれ けよ
上一段活用 着る (着) きる きる きれ きよ
上二段活用 起く くる くれ きよ
カ行変格活用 (来) くる くれ
こよ
サ行変格活用 (為) する すれ せよ
ナ行変格活用 死ぬ ぬる ぬれ
ラ行変格活用 有り
形容詞 ク活用 多し
から

かり

かり

かる
けれ
かれ
 
かれ
シク活用 美し しく
しから
しく
しかり

 
しき
しかる
しけれ
 
 
しかれ
形容動詞 ナリ活用 静かなり 静か なら
 
なり
なり
 
なる
 
なれ
 
なれ
 
タリ活用 堂々たり 堂々 たら
 
たり
たり
 
たる
 
たれ
 
たれ
 
  • 上一段動詞はつぎのとおりである。着る、似る、煮る、干(ひ)る、乾(ひ)る、簸(ひ)る、嚏(ひ)る、見る、うしろみる、おもんみる、かへりみる、かんがみる、こころみる、回(み)る、射(い)る、鋳(い)る、癒(い)る、沃(い)る、居(ゐ)る、率(ゐ)る、率(ひき)ゐる、用(もち)ゐる。
  • 上一段は「きみにいいひ」(君にいい日)と覚える。
  • 下一段活用は 蹴(け)る の1語のみである(←蹴(く)ゑる)。
  • カ行変格活用は来(く)の1語のみである。
  • ヤ行上二段活用の動詞は、老(お)ゆ、悔(く)ゆ、報(むく)ゆ の3語のみである。
  • ア行下二段活用の動詞は、得(う)、心得(こころう)、所得(ところう) の3語のみである。
  • ワ行下二段活用の動詞は、植(う)う、飢(う)う、据(す)う の3語のみである。
  • ナ行変格活用は死ぬ、いぬ(往、去)のみである。
  • ラ行変格活用は、あり、居(を)り、侍(はべ)り、いますが(か)り、いまそが(か)り のみである。


助動詞
意味 接続 未然形 連用形 終止形 連体形 已然形 命令形 活用型
自発
可能
受身
四段・ナ変・ラ変動詞の未然形 るる 下二段型
らる 動詞「()」の未然形 られ 下二段型
尊敬 活用語の未然形 四段型
反復・継続 四段動詞の未然形 四段型
自発・可能・
尊敬・受身。
動作・作用・状態の自然展開的
無作為的成立。
四段・ナ変・ラ変動詞の未然形 るる るれ れよ 下二段型
らる 四段・ナ変・ラ変以外の動詞の未然形 られ られ らる らるる らるれ られよ 下二段型
使役
尊敬
四段・ナ変・ラ変動詞の未然形 する すれ せよ 下二段型
さす 四段・ナ変・ラ変以外の動詞の未然形 させ させ さす さする さすれ させよ 下二段型
しむ 活用語の未然形 しめ しめ しむ しむる しむれ しめよ 下二段型
打消 活用語の未然形  
ざら


ざり

 

ざる

ざれ
 
ざれ
特殊型
(無変化+四段+ラ変)
推量
意志
適当・勧誘
仮定・婉曲
活用語の未然形 四段型
むず 活用語の未然形 むず むずる むずれ サ変型
反実仮想
実現不可能な願望・残念
ためらいの気持ち
まし 活用語の未然形 ましか
ませ
まし まし ましか 特殊型
打消推量
打消意志
活用語の未然形 無変化形
願望 まほし 活用語の未然形 まほしく
まほしから
まほしく
まほしかり
まほし
 
まほしき
まほしかる
まほしけれ
 
シク活用型
過去 活用語の連用形
カ変・サ変には特殊な接続
こし、こしか、きし、きしか
せし、せしか、しき
(せ) しか 特殊型
未然形せには異説あり
過去
詠嘆
けり 活用語の連用形 けら けり ける けれ ラ変型
完了
強意
並列
活用語の連用形 つる つれ てよ 下二段型
活用語の連用形 ぬる ぬれ ナ変型
完了
存続
たり 活用語の連用形 たら たり たり たる たれ たれ ラ変型
四段の已然形
サ変の未然形
時枝文法では四段・サ変の命令形
ラ変型
過去推量
過去の原因推量
過去の伝聞・婉曲
けむ 活用語の連用形 けむ けむ けめ 四段型
願望 たし 活用語の連用形 たく
たから
たく
たかり
たし
 
たき
たかる
たけれ
 
ク活用型
推量
意志
可能
当然・義務
命令
適当・勧誘
べし 活用語の終止形
ただしラ変型は連体形
べく
べから
べく
べかり
べし
 
べき
べかる
べけれ
 
ク活用型
現在推量
原因推量
伝聞・婉曲
らむ 活用語の終止形
ただしラ変型は連体形
上代は上一段動詞の連用形
らむ らむ らめ 四段型
推定 らし 活用語の終止形
ただしラ変型は連体形
上代は上一段動詞の連用形
らし らし
らしき
らし 無変化形
推定
婉曲
めり 活用語の終止形
ただしラ変型は連体形
めり めり める めれ ラ変型
推定
伝聞
なり 活用語の終止形
ただしラ変型は連体形
なり なり なる なれ ラ変型
打消推量
打消意志
不可能
打消当然
禁止
不適当
まじ 活用語の終止形
ただしラ変型は連体形
まじく
まじから
まじく
まじかり
まじ
 
まじき
まじかる
まじけれ
 
シク活用型
断定
所在・存在
なり 活用語の連体形
体言
なら
 
なり
なり
 
なる
 
なれ
 
なれ
 
ナリ活用型
断定 たり 体言 たら
 
たり
たり
 
たる
 
たれ
 
たれ
 
タリ活用型
比況
例示
ごとし 活用語の連体形
体言
助詞「が」「の」
ごとく ごとく ごとし ごとき ク活用型
比況
例示
様子・状態
婉曲
やうなり 活用語の連体形
体言
助詞「が」「の」
やうなら
 
やうなり
やうに
やうなり
 
やうなる
 
やうなれ
 
ナリ活用型